『カイト KITE』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/4/14(tue)鑑賞)
A KITE?INTERNATIONALバージョン? ディレクターズカット完全版 [DVD]
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本日の映画『KITE』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。先日、池袋で観た『A KITE』の実写版。実写化での表現の変化も楽しみだけど、45分の原作をどう膨らませてきてるのかも楽しみ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』観終わりました。原作では勢いでぶっちぎって説明なしに開き直ってた部分を、ちゃんと筋が通るように丁寧に解き明かしてくれるんで親切なんだけど、それが映画としていいことなんだかどうなんだか、という映画(^^;; 色づかいとか、アートスタイルは結構、好きですけどね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:金融危機によって社会が荒廃した近未来、警官のアカイの指示で、両親の仇である人身売買組織関係者を暗殺して廻る少女サワ。アカイから与えられた武器と精神制御ドラッグを使うサワだったが、ドラッグの副作用で記憶障害の症状に襲われる。焦るサワはアカイの制止を無視し、復讐を急ぐ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:そんなサワの前に現れた少年オブリは、危地に陥ったサワを救い「両親の死の真相を知っている」と告げる。警察上層部もアカイの関与を疑い始め、捜査の手が伸びる中、遂にサワは人身売買組織に潜入し、ボスを暗殺せんとするのだが……というお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:まず原作、というか梅津泰臣のオリジナル作品全般に言えることなんだけど、設定を盛り気味で、かつあまり整合性とかない(爆 で、TVシリーズだと尺がなまじあるもんだから、それを説明しようとするんだけど、元々整合性がないので、余計に話がとっちらかるという、そういう傾向がw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:ただそれが、45分とか1時間くらいの尺だと、その辺の説明やってる時間もないので、ガンガン先へ進むわけです。そうすると一見矛盾する設定や描写は放置されるんだけど、その辺は観客が勝手に考察して脳内補完するので、思いの外、奥深い世界観に見えてしまう、とw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:で、本作は原作のそういった矛盾点や疑問点のいくつか「サワの両親が殺された理由」や「悪徳警官のアカイが、サワにやらせていた暗殺の対象が、汚職検事や麻薬業者などの悪党だった理由」「サワとオブリの関係」などについて、すっきりとした説明がなされています。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:ストーリーも途中からオブリ視点に移行する原作に対して、サワ視点の復讐行として統一されているので、そこもシンプルになってます。……つか、改めて振り返ると、原作は結構行き当たりばったりな構成(に見える)だな(^^;; この辺は、時間をかけて稿を重ねた結果かしら。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:ただ、まぁ、その分、原作の荒々しさ、というか、矛盾だらけだからこその先の読めなさが喪われて、ちょっとそこは残念かな。善と悪の狭間でつかみ所なく揺れるアカイの描写とか、ゴスロリっぽいメイクのサワとか、実写版の方が好きなところも多いけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:原作で語りきれなかったテーマを、きちんと拾って深掘りしてたり、原作に対する深いリスペクトに満ちた映画であることは、間違いないです。でも、もうちょっと、ぞんざいに扱った方が、もっと原作が活きたような気もするなぁ。原作を大切に扱うって、難しいね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『KITE』:個人的には、これを嚆矢として、ハリウッドに美少女アクションがジャンルとして確立してくれないかな、とか妄想してますけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年4月14日
『貞子vs伽椰子』@池袋新文芸坐(17/4/15(sat)鑑賞)
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Netflix | 貞子vs伽椰子
https://www.netflix.com/title/80141799
本日の映画『貞子vs伽椰子』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。昨年公開で邦画ホラーの2大スター夢の共演映画(^^)。いや、どっちのシリーズも観たことないんですが、結構評判良かったのに見損なった作品でしたので。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』鑑賞後の監督トークショーも終わって撤収中。フェイクドキュメンタリー系映画の名手としてカルトな支持を集めてきた白石晃士監督が、KADOKAWAの金看板とJホラー2大スターを背負っての初メジャー作品。でも結構エンタメ色強くて楽しかったです(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:事件発生から状況悪化までホラーのお約束をちゃんと踏みつつ(でも結構テンポ早め)、中盤安藤正信と子役少女の霊能力者コンビ登場で一気にヒーローもの的なエンタメ色が強まり、しかしきっちりホラーで落とす……というお話(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:正直に告白すると、自分はJホラー系作品はあまり乗れない口で、モンスターが出るまでの「出るぞ出るぞ。怖いぞ怖いぞ」というところまでは全然有りなんだけど、モンスターが出てくると醒めちゃう。ネタが割れちゃうとダメなのか、人の造形保ってるのがあかんのか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:この映画でもそこは一緒で、その意味でホラー映画としての評価は自分にはできる立場にないのだけど、キャラ立ちがくっきりしてるので作品世界にとても入りやすいのと、どんどん事態がエスカレートしてゆくテンポが、純粋にエンタメとして楽しい。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:後はもう、ヒロインが山本美月と玉城ティナという、このクラスの美人になると大きなスクリーン上で、怯えたり、悲鳴を上げたりするだけで画面が持つ(爆 特に玉城ティナの少女マンガから抜け出してきたような容貌は、スクリーン映えするわ〜(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:その分、というわけでもないのだけど、やっぱり予算が足りてないなーと感じたのが、クライマックスの貞子vs伽椰子のバトルで、この辺はやはり喰い足りない。ここはもうちょっと派手にして欲しかったな。不足気味の予算の枠内では、よくやってるとは思うけど。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:もう一点だけ、評価点として付け加えておくと、音響設計の良さで3割くらいは出来が底上げされてましたw これは是非劇場で観るべきです。ビデオで観る人は、音響環境に配慮しないと、この映画の面白さの真価を捉えきれないかもしれない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
『貞子vs伽椰子』:Jホラー映画に対しては決して出来た観客ではない自分でも、充分に楽しめる強度の作品でした。同時にこの企画、この座組みなら、もっと予算をつけてあげないと、ポテンシャル発揮しきれないという限界も見て取れて、邦画は結局そこにつまづくのか、と(-o-;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月15日
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『バーフバリ 伝説誕生』@新宿ピカデリー(17/4/13(thu)鑑賞)
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Netflix | バーフバリ 王の凱旋
https://www.netflix.com/title/80203996
本日の映画『バーフバリ 伝説誕生』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。インド映画のスケールの大きな神話ファンタジー。いきなり絶叫上映回だという話なんですが、さて。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』観終わりました。戦場で凶刃に斃れた先王の遺児が、長じてそれと知らずに虜囚の実母を救い、父を弑した現王に復讐を誓う…ところで前編終了(爆 後編に続く!というお話(^^;; 日本だとヤマトタケルとかスサノオみたいな、怪力無双な貴種流転伝説ですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:とは言え、何せインドなので、スケールがでかい(^^;; 赤子の主人公が乳母に抱かれて辿り着くのは、大陸の涯(はて)にある大瀑布の彼方。主人公は、幼い頃からこの巨大な滝の壁面を登ることによって、怪力無双の体力と運動神経を身につけるというw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:そんな感じで、個々の要素はある種、万国共通の物語類型なのだけど、いちいちスケールがでかくて、スロットルが全開で、まったくすっかり圧倒的(^^)。画面を消失点の彼方まで埋め尽くす兵馬の群れ!人間が米粒ほどに見える巨大建造物群で構成された王都!#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:CGでのびのびと華やかにスケールの大きな絵作りに活かしてる。この辺のCGの近い方が、ハリウッドや中国とはまた違っているのも面白い。中国とかだと、あまり精度や質感のリアルさに頓着してない感じがあるんだよね。こういうのも、お国柄が出るのか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:後はもう、出てくる女性陣が、すべて女傑! 冒頭、幼い王子を抱いて逃げる乳母は追手の兵士を斬り捨て、王子を水面上に掲げたまま水中に没して大往生。ヒロインも女戦士で主人公をぶっ殺そうとする<勝手にヒロインの肌にイレズミ入れる主人公も悪いがw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:それと勿論、主人公の実母も女傑! 25年もの長きに渡って鎖に繋がれた身で、連日の拷問でボロボロになりながら、枯枝を集めている。「何に使うのか?」と問えば、「この枯枝に火をつけ、仇の現王を焼き殺すためよ」と。ダメだ、全然枯れてねぇ(爆 #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:そんな女傑たちが惚れる男、それが男の中の男、主人公バーフバリ。その姿を目にした奴隷たちが思わずその名を口にすれば、民のうねりと化して、国を揺るがし、悪しき現王一味は青ざめる。それがバーフバリ。怪力無双で熱き正義の男の中の男、バーフバリ! #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:それで実母を救出して、主人公にゆかりの諸族の軍勢と合流した所から、後半1時間ほど先王の死と主人公の出生を巡る万余の軍勢の激突する一大合戦スペクタクルへと突入し……そのまま前編終わってしまったorz 何つーか、構成も自由だなー。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:インドの神話体系とか歴史には詳しくないので、このお話がどんな元ネタを、どこまでベースにしているのかはよく判らないのだけど、ペルシャとか中国などの実在の地名も出てくるので、日本書紀みたいな歴史と神話が入り混じった世界観なのかな。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:基本構造が貴種流転と復讐譚という、非常に強い物語類型なので、多少構成がいびつ(あくまで日本人から見て、だが)でも、ストレスなく楽しめる娯楽大作です。間違いなく日本人には撮れない映画ではあるので、非常に刺激的で楽しめました。後編も楽しみ♪ #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『バーフバリ 伝説誕生』:あ、ちなみに、絶叫上映は明日14日だそうで、今日は普通の上映スタイルでした。現場からは以上です(^^)#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月13日
『午後8時の訪問者』@新宿武蔵野館(17/4/12(wed)鑑賞)
本日の映画『午後8時の訪問者』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。ベルギー辺りのミステリーだそうですが、さて。#fr17_n pic.twitter.com/uQYEINEx6K
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月12日
『午後8時の訪問者』観終わりました。診療時間外に訪ねてきた黒人の少女を、無下に追い返した女医。翌日訪ねてきた刑事のよって、あの後、彼女が遺体で発見されたことを知らされる。その事にショックを受けた女医は、日々の診療の合間に、死んだ少女の名前を探し始めるが…というお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月12日
『午後8時の訪問者』:基本的にカメラは女医に張り付いていて、BGMもなしに診療所で診察したり、問診に行ったりする姿を淡々と描く。その合間合間に、患者にスマホの写真を見せて「この娘知らない?」と訊ねるのを繰り返す。手触りはドキュメンタリーっぽいですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月12日
『午後8時の訪問者』:この雰囲気は、去年観た『ティエリー・トグルドーの憂鬱』辺りに近いかな。事件そのものは判ってみればありふれた話で、どちらかと言えば、主人公が診療を通じて、市井の人々の病を看て、話を訊く。それを通じて、診療所医師としての覚悟を固めてゆくお話ですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月12日
『午後8時の訪問者』:こういうお話なら、BGMやら、カットの切返しやらでいくらでも感情移入させて、上げてゆくことができるだろうに、むしろそこは引いてゆく。だからまぁ、その意味で「ミステリー映画」ではなく、働く女性が罪悪感を糧に職業意識を固めてゆく映画というか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月12日
『午後8時の訪問者』:あと小ネタとしては、患者の脈を計りながら少女の写真を見せて「脈拍数が上がった。何か知ってるのね?」というのは、上手いというかズルイというか(^^;; 患者に痛み止め治療しながら尋問とか、これは内科医探偵ものの可能性を切り拓いたのではないかw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月12日
それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~ [DVD]
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『乱(4Kレストア版)』@YEBIS GARDEN CINEMA(17/4/11(tue)鑑賞)
本日の映画『乱(4Kレストア版)』@YEBIS GARDEN CINEMAに劇場入りしました。1985年公開、ご存知の黒澤明監督作品。昔ビデオで一度観たくらいかな。劇場で観るには、これが初めてなので、楽しみ(^^) #fr17_n pic.twitter.com/KSbYdxhlWP
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』観終わりました。シェイクスピアの『リヤ王』をベースにしているだけあって、全体に舞台演劇を思わせる。あと基本的に老王がハッピーリタイアメントに失敗して、すべてを喪って親族全滅エンドに突き進む話なので、アッパーに上げる話ではない……(^^;; #fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:そうは言っても、やはりワンショットごとの構図の美しさは揺るぎなく、また兵馬の数で圧してくる合戦シーンは圧巻の一語に尽きます。CGもない、人件費も高い80年代半ばの日本で、こんなもの撮るなんて、頭おかしいんじゃねぇの、とか思ったけど(爆 #fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:天下の黒澤明と言えど晩年の映画なんで、熱量を伴う脂身的な要素より、美しくも荒涼としたルックスと世界観なので、まぁ、若い頃にいきなりこれを観せられて「どうだ、これが黒澤明だ。凄いだろう」とか言われても、そりゃピンとこないわなー(-o-;; #fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:ああ、ただ難解ではないんだよね。ワダエミの原色を多用した衣装とか、遠目でもキャラの動きが判るし、だいたいこれがリアリティ・ドラマではなく、寓話であることが一目で判る。軍の動きも、地形と数と戦術の関係が理解できるように描かれてる。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:結局、寓話なんだし、戦国武者の合戦描写を趣味的に楽しむのが主題じゃないんだから、そこに力入れなくてもとも思うんだけど(^^;、手は抜かない。それも「ここで何が起きているのか」は判りやすく伝えなければならなく、という強い意志を画面から感じる。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:晩年で演出の集中力も減ってきてたろうに、そういう所は手を抜かなかったのか、この巨匠は。いや、演出補佐に本多猪四郎の名前もあるので、一概に黒澤明だけの仕事かは判らないけれど。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:あとは時代劇というより、能や狂言を思わせる役者の所作の美しさでしょうか。これは専門家が考証についたからって、演出家が教養として自身の血肉にして、時間を掛けて役者に指導しないと成立しないですよ。今の邦画でこれが出来る演出家がいるのかしら。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:考えてみれば、70年生まれの自分が黒澤明の「最新作」として触れたのは、この映画や『影武者』だったわけで、こうした枯れた晩年の作品が第一印象だと、クロサワの凄みを見誤ると思うので、若い人がここから入ることはお勧めしません。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
『乱(4Kレストア版)』:まぁ、普通に『七人の侍』辺りから入ってみるのが、順当でしょう。しかし、老いて枯れてなお、この美しさと判りやすさも巨匠の真実。レストアされて公開当時の発色を取り戻したこの4K版は、観ておいて損はないと思います。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 11, 2017
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『ゴースト・イン・ザ・シェル』@TOHOシネマズ新宿(17/4/9(sun)鑑賞)
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本日の映画2本目『ゴースト・イン・ザ・シェル』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。あえて世間の感想は目に入れないようにしてきましたが、どんなもんでしょうかね。乞うご期待?(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年4月9日
『ゴースト・イン・ザ・シェル』観終わりました。よく出来てたけど、エンタメ枠というより英米の映画人が低予算でも作りたがるダウナー系ディストピアSFになってました(^^; 押井版『攻殻機動隊』って、向こうでこう消費されたのかと、今になって判ったというか。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年4月9日
『ゴースト・イン・ザ・シェル』:押井版やTV版でほぼやり尽くしたはずの、『攻殻』のビジュアルを、新しくオーバーライドしてくれた面がちょこちょこ見られたのは評価点。「自分探しする少佐」なんて原作からするとギャグだけど、ウェットな少佐は『ARISE』でもやってましたし。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年4月9日
『ゴースト・イン・ザ・シェル』:後、今回、バトー(ピルウ・アスベック)が序盤は義眼じゃなく、途中からお馴染みの義眼姿に切り替わるんだけど、それで役者が目の芝居を奪われることの大きさがよく判ったり。逆に言えば、バトーというキャラが何を奪われたキャラだったのかを知れる。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年4月9日
『ゴースト・イン・ザ・シェル』:まぁ、原作コミックスに初めて触れた時の、テクノロジーが社会や思想の在り様まで変えてゆく「知の最前線」に触れる興奮というのは、さすがにあまり感じられないので、そこを期待するとちょっと。今そこを掘るならAI方面とかビッグデータ関連かな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年4月9日
『ゴースト・イン・ザ・シェル』:ただ『攻殻』をハリウッドで解釈するとこうなる、というのを観れたのは面白かったです。同じように韓国とか中国とかインドとか、いろんな映画圏で映像化させても面白いんじゃないですか。それこそ原作が持っているダイバーシティってそういうことだし。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2017年4月9日
『クリミナル・プラン 完全なる強奪計画』@シネマート新宿(17/4/5(wed)鑑賞)
本日の映画『クリミナル・プラン 完全なる強奪計画』@シネマート新宿に劇場入りしました。今日もスペイン映画特集その3。タイトルから察するに強奪(ケイパー)もの? さてさて、今日はどんな映画なんざんしょう(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月5日
『クリミナル・プラン 完全なる強奪計画』観終わりました。難攻不落の投資銀行を襲う計画を立てるギャング団に潜入した捜査官。別件で突入してきた特殊部隊に主犯格は一掃され、計画は宙に浮いて終わったかに見えたが……というお話。中盤から一気に先が見えなくなる展開がお見事。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月5日
『クリミナル・プラン 完全なる強奪計画』:これも大して予算かかってなさそうだけど、ジャジーな劇盤も相まって、60年代辺りの日活とか東映のクライム・アクションの匂いがするよね。そういうのが死ぬほど撮りたい時期なのかしら、今のスペイン映画は(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月5日
『クリミナル・プラン 完全なる強奪計画』:あと、そんなにたくさんスペイン映画を観ているわけではないのに、地下トンネルねたの出現頻度が妙に高いんですが、スペイン人ってそんなにトンネル好きなんでしょうか?(^^;; 何か、文化とか宗教的な意味付けが……あるかなぁw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年4月5日