『警視庁物語 顔のない女』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/01/07(sun)鑑賞)
警視庁物語―長谷川公之シナリオ・コレクション (長谷川公之映画シナリオコレクション)
- 作者: 長谷川公之
- 出版社/メーカー: アートダイジェスト
- 発売日: 1994/07
- メディア: 単行本
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本日の映画1本目『警視庁物語 顔のない女』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1959年公開。東映の刑事ドラマのシリーズ第9作目。バラバラ殺人事件に挑む警視庁捜査一課の面々のお話だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』観終わりました。土曜日の昼下がり、非常召集された警視庁捜査一課7係の刑事たちを待ち受けるのは、荒川の河川敷で発見された女性のバラバラ死体。遺された少ない物証を元に、刑事たちは被害者の身元と犯人を追うが……というお話。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』:久方ぶりにこのシリーズ観るので忘れかけてたけど、この映画の刑事たちは、手がける事件は基本「仕事」なんですよね。だから、被害者がどんな無惨な殺されようをしようと、そこに過度に感情移入することなく、淡々と証拠の裏取りをし、犯人を追う。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』:犯人の卑劣さに憤る若い刑事もいなければ、取調室で容疑者に怒鳴りつける強面の刑事もいない(代わりにニコニコと相手の弱味握って追い込みかけてたが(^^;;)。「この容疑者は白だな」と判断したら、深追いせずさっさと解放するし。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』:当時の実際の警察の捜査がこうだったかどうかは、いろいろな当時の記録を読む限りだいぶ怪しいのだけど(冤罪事件も多かったし)、作り手側が戦後社会の合理主義に基づく市民警察の理想をそこに込めていたのであろうことは、想像に難くない。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』:ただまぁ、やはりそれだとドラマとしての熱量が不足しがちで、結局、時代が下るにつれ、こういうスタイルの刑事ドラマが淘汰されてしまったのもやむを得ないか。被害者や加害者側の境遇の深掘りもしないので、「犯罪への怒り」すら希薄だもんね。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』:その後の感情移入過多な刑事ドラマばかりに接してきた世代からすると、刑事ドラマには別な可能性があったことを再確認できる非常に意義深い映画ではあったと思います。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
……まぁ、こんなのばっかでも、困りますけどね(^^;; #fr18_n
『警視庁物語 顔のない女』:あと、遺体が発見されたのが河川敷ということもあり、東京の河川の流れを巡る物語でもあり、最終的に河川沿いに停泊する小舟上に暮らす水上生活コミュニティに逃げ込んだ犯人を追う展開になります。こういうの、いつ頃まで残ってたんだろう。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『警視庁物語 顔のない女』:そんなわけで、ラピュタ阿佐ヶ谷で『警視庁物語』シリーズのモーニングショー上映が始まったので、未見のものはなるべく追いかけいきたい所存。でも、界隈の筋者からの認知が意外に高いせいか、日曜朝は迂闊に出遅れると席取れない。まぁ、頑張ります(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月7日
『バーフバリ 王の凱旋』@新宿ピカデリー(18/01/04(thu)鑑賞)
Netflix |バーフバリ 王の凱旋
https://www.netflix.com/title/80203996
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- 出版社/メーカー: Manorama Music
- 発売日: 2017/04/23
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- 発売日: 2015/06/27
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本日の映画『バーフバリ 王の凱旋』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。昨夜夏に公開されたインド英雄ファンタジーの後編。母親も取り戻して、いよいよ反撃というお話なんですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』観終わりました。これより先、英雄ファンタジーを語るものは、この『バーフバリ』を観てから語るべし。……そう言い切っても過言ではない、圧倒的なイマジネーション! つか、信じられない絵面が次から次へと襲いかかり、観客は圧し流されるのみなのじゃよ……。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:いや、もう、前回回想で終わりw、どうなることかと思ったら今回も回想から始まって、2時間半の尺の内、約1時間半が先代バーフバリ時代の回想という、もう本当に自由だな、インド映画!(爆 前回のヒロインは完全に脇に廻り、完全にヒロインはお母ちゃんというw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:逆に考えると、父子一体で「バーフバリ」という英雄概念の冒険譚を語っているとも言える(役者一緒だし)。父子それぞれが、必ずしも独立した人格として捉えられていないんですが、そこはファンタジーだし英雄伝説なので、思考の位相を現代社会に合わせることもない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:ファンタジーを楽しむ際のお楽しみのひとつは、現代社会とは異なる価値観、思考形態を基盤に繰り広げられるドラマであることも確か。「妻子よりも母親が大事」とか「クライマックスのバトルが、母親が頭に火鉢乗っけて願かけするのを巡る攻防」とかねw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:ちょいちょい現代人にはよく判らない論理の飛躍がぶっ込まれてくるのだけど(^^;;、ファンタジーはそこがいいのであって、それを鬼の首取ったかのようにあげつらって騒ぐ輩は、お兄さん感心しないなー。日本の時代劇の武士道だって、現代人からすると大概だしね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:そして何と言っても、壮大にして華麗、そして奇想天外なビジュアル・イメージ! ほら、盾持った兵隊が何人かまとまって、投石機のノリで城内に放り込まれるシーンがYouTubeに上がってんじゃん。あのシーンひとつ取っても、「あれで終わりじゃない」からね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:あの後、あの調子で少人数の梯団をポイポイ次から次へと城内に放り込んでw、内側から門を開けるとこまでちゃんとやるし。あと戴冠式で整列した大軍勢(象騎兵部隊もいる)が次々と儀礼を行ない王の馬車を送り出すシーンとか、ありそうで見たことない場面が目白押し。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:我々日本人だって、アニメとかゲームで壮大なビジュアルをいくつも描いてきましたよ。しかし、レイアウトのセンスなのか、パンっと打ち出されたビジュアルのスケール感が違うんですよ。…いや、隙あらばそういう絵作りがされてるので、作中時間の問題かもしらんがw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:そして最後の決戦は筋肉と筋肉が激突する肉弾戦! 実写版『鋼の錬金術師』に足りなかったのは、これだよ! 『ハガレン』はインドで実写化すべきだったんだよ!<そうか?(^^;; それはともかく、最終的な物語の説得力を筋肉で担保してるつもりなのかもしれない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:クリエイター目線で観た時、「これを日本でやるならどうする?」「小説で描写するなら、どう表現する?」というのは、観ながらずっと考えてましたよ。これを観てしまった以上、今後の英雄ファンタジーはこれが嚆矢となる。少なくとも、自分にとってはそうです。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『バーフバリ 王の凱旋』:いいから騙されたと思って、観に行きなされ。創作に携わる人は、是非観ることをお勧めします。劇場で観て、衝撃を受けてください。今なら前編観てなくても、冒頭に親切なあらすじもついてますしねw 自分がインド映画好きというのを差し引いても、おすすめです。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月4日
『極楽島物語』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/01/02(tue)鑑賞)
本日の映画2本目『極楽島物語』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1957年公開。太平洋戦争中に、部隊からはぐれた日本兵が、島の部落にたどり着いて、夢のような歓待を受けるという総天然色ミュージカル。戦争終わってそんなに歳月経ってない気もするが……(^^;; #fr18_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) January 2, 2018
『極楽島物語』観終わりました。魚雷でボカチン喰らって沈んだ輸送船から逃げのびた9人の日本兵がたどり着いたのは、美しい花が咲き乱れ、美味しい食べ物にあふれ、美しい娘たちが歌と踊りで迎える夢の島でした……という、日本人の南洋幻想を煮詰めたようなお話。#fr18_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) January 2, 2018
『極楽島物語』:輸送船の船倉にすし詰めになった兵隊さんたちの日常描写が妙に生々しかったり、戦後20年も経ってないこの時期に公開された映画と考えると、この映画を撮った人々や観客がどんな思いだったかに想いを馳せると、ちょっと切なくなる。作中の島は、「涅槃」の象徴だよね。#fr18_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) January 2, 2018
『極楽島物語』:南の海で、一発の銃弾も撃つことなく海の藻屑と化した兵隊さんたち。観客の戦友や、家族が、もしかするとこんな南の島に流れ着いて、今も幸せに暮らしてるんじゃないか……て、幻想譚は、昔は結構あったんですよ。そんなことを考えると、考えてしまう映画でした。#fr18_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) January 2, 2018
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』@ユナイテッドシネマ豊洲(17/12/30(sat)鑑賞)
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せっかく冬コミ2日目一般参加で臨海地区まで出てきたし…というわけで、今年最後の映画『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』@ユナイテッドシネマ豊洲に劇場入りしました。台湾で超進化した人形劇が脚本に虚淵玄を得て送るスーパー武侠ファンタジー。劇場の大スクリーンでどこまで魅せるや。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』観終わりました。TVシリーズ幕間の短編2編に新シリーズのネタ振りのファン向け作品なんだけど、それでもがっつりドラマとバトルで魅せて、お腹いっぱいにしてお客を返す、虚淵玄と台湾人形劇恐るべしな逸品。これは観れる人は観といた方がいいですよ(^^) #fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:前半は、正邪定やかならざる盗賊・凜雪鴉が、本編で自分をつけ狙う凄腕の暗殺剣士・殺無生から「いかに恨み買うに至ったか」を描くお話。わずかな尺で完膚なきまでに漢(おとこ)の魂を砕いて、闇の底まで叩き落とす、というノワールの教科書みたいな話で(爆 #fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:後半は本編後、主人公・殤不患が立ち寄った酒場で、自分の名を騙る偽物から、いろいろ脚色された自分の冒険譚を聞くお話。前半が重い話の反動か、コミカルなギャグ編と思いきや…ハードなバトルと意外に重い人情話で落とすという、これも脚本の巧さが光る。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:特に前半パートは小説の原作があるそうですが、ああ確かに、ラストで急転直下に地獄送りされて、忿怒の業火で腹わた煮えくりかえる感じは、小説でこそ読んで味わいたくなる(^^;; 「虚淵玄、最近まるくなったよねー」とかいう人にこそオススメw #fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:正直、本編は喰わせ者のキャラがあまりに多すぎて(^^;;、虚淵玄お得意のどんでん返しも飽和気味で、ちょっと大味に感じて乗り切れなかったんだけど、今回は状況を限定した短編二本立てなので、切れ味の鋭さを堪能できた、というのもあるのかな。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:あとは台湾人形劇の絵面としての見応えですよ。高速の剣技の応酬もしっかり描き、髪の毛や服が常に風に揺れる。画面の情報量が多くてリッチなんです。おまけに人形劇なのに、70年代の残虐時代劇並みに、血煙が舞い、人体が斬り散らされる(^^;; #fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:TV版ではここまでの残虐描写やってたかなぁ。何にしても、これをTV版でやっても、小さな画面では情報過多になって、効果にも限界があったように思います。これは劇場の大スクリーンなればこそ堪能できる魅力でしょうね。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:最後はやっぱり脚本、というか台詞廻し(ダイアログ)の節廻しの妙で、古い大衆演劇みたいな節廻しの持つ音楽的な楽しさは、当然ながら現代劇ではやりづらいので、それを実に楽しげにやってのける舞台として、この武侠ファンタジー世界はうってつけではある。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:直近で観た人形劇『KUBO クボ 二本の弦の秘密』はストップモーションで、こちらは操演。表情芝居なんかは限定的にならざる得ないけど、それを創意工夫で補って、独自の美学にまで昇華させた本作も、本年を締めくくるに相応しい実に魅力的な作品でした。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』:そんなわけで面白かったのはいいのだけど、公式サイトのスタッフ欄に台湾サイドのスタッフ名が「霹靂國際多媒體股份有限公司」で一括りにされて、個人名が載ってないってのは、ちょっとどうなのとか思うんですが。結局、誰が監督なの? #fr17_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) December 30, 2017
【冬コミC93】『GUNS'N L@DIES』(『シンデレラガールズ』二次創作小説)[12/31(日)東ぬ09a「物語工房」]
今回、明日の冬コミでは新刊のご用意はないんですが、告知用のポスターをご用意しました。
イラスト:豚猫様
そんなわけで、夏コミ(C92)でリリースした『アイドルマスター シンデレラガールズ』二次創作で、渋谷凛を主役としたガンアクション小説『GUNS 'N L@DIES』を引っ提げて参戦します。
【サークル】
日曜日 東7館 ぬ09 「物語工房」
なお場所は、東7館のこの辺。
アイマス島、渋谷凛列のど真ん中(東ぬ09a「物語工房」)ですね(^^;;
当日は夏コミ時に作成した豚猫様に描いていただいた表紙裏表紙のイラストを、ポストカード・サイズのカードとして無料配布します!
お近くにお立ち寄りの際は、是非、足をお運びください。
では、当日サークルで皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
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【『GUNS 'N L@DIES』あらすじ】
「殺し屋」と書いて「アイドル」と呼ぶ世界で、少女たちの戦いがはじまる……
海外から帰国した〈組織(プロダクション)〉の元ナンバー1殺し屋(アイドル)渋谷凛とプロデューサーのふたりを襲う、現ナンバー1塩見周子と配下の特殊部隊!
失踪した島村卯月の行方を巡り、両者は最大火力で激突する!
トップ殺し屋(アイドル)対トップ殺し屋(アイドル)の死闘の涯に、生き残る最強の殺し屋(アイドル)はどちらか?
『THE IDOLM@STER シンデレラガールズ』二次創作小説でコンバット・アクション!
銃撃戦あり、近接格闘戦(CQB)あり、カーチェイスあり、パワードスーツ戦ありの盛りだくさんのアクション小説です。
ちなみに先行公開のお試し版は、こちらから。
■義忠(物語工房)『GUNS 'N L@DIES』(先行公開版)
下記ショップサイトにて、PDF形式で発売中。
お値段は通常価格1,000円ですが、来年1/8(月)まで頒価700円で販売中です。
またデータ販売ですので、一度ダウンロードしても、判型の追加などがあれば、何度でも無料で再ダウンロード可能です。
『皆殺しのスキャット』@ラピュタ阿佐ヶ谷(17/12/24(sun)鑑賞)
そんなわけで、列に並んでやっと入れた『皆殺しのスキャット』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1970年公開。既に屋台骨の傾いていた大映がヤケクソ……起死回生を賭けて撮った松方弘樹主演のバイオレンス・アクション。何だか暗視スコープで狙撃のシーンとかもあるそうですが、さて。#fr17_n pic.twitter.com/WOfR8KnSXx
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』観終わって、上映後にヒロイン役の南美川洋子さんのトークに参加。大映末期のソフトポルノ路線の作品群で清純派ポジションで活躍してた方だけあって、当時からのファンと思しき先輩方の熱量が熱いな!(^^;; アイドルの引退から数十年後の集会って、こんな感じなのか…。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:で、本題の映画の話。主演に松方弘樹、仇役に成田三樹夫で劇盤に菊池俊輔という座組なので、東映と勘違いしそうになるけど、大映の映画です。まぁ、松方弘樹は松竹出身だし、成田三樹夫は元々、大映出身なんだから、別にありえない座組じゃないんだけどさ(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:お話は、カメラマンになると渡米留学したヤクザの次男坊(松方弘樹)が、何があったか(ガンオタクの血が騒いだ、みたいなこと言ってたが)平然と殺人もできる大藪春彦のキャラみたいな「殺しのメカニック」になって帰ってきて(汗 #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:それが帰国早々、目の前で親父を暗殺されたものだから、組の後継で穏健派の兄貴の苦慮をよそに勝手に動きだし、そこへ正体不明の謎のスナイパー(峰岸徹)まで暗躍して、仁義だの人情だの、伝統だのを重んじる兄貴が振り回されるという……<そう間違ってはいない(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:お話の構造的に注目すべきなのは、兄貴の大事にしてる任侠カルチャーが、裏切りだの暗殺だのが当たり前に起きる周辺状況にまったく機能不全で、結局、弟の大藪春彦的軍事的合理性で全部、皆殺しにして終わるという、バイオレンス映画のモードの切り替えを象徴する点。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:その辺りはアクションの芝居にも如実に現れていて、ラスボスの屋敷で騙されてきたと知った兄貴が短ドス抜いての大立廻りは任侠映画っつーか時代劇的だし、暗視スコープ付きのライフルと煙幕弾装備で屋敷に潜入する行動はいちいち合理的だ。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:勿論、大藪春彦原作の映画化は50年代からやってることで、あの合理的で暴力への欲望を肯定する大藪春彦的世界観に当時の観客も慣れ親しんで久しかったはずだけど、それを任侠的様式美暴力と掛け合わせることで、何かの化学変化を期待したのか。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:いや、まぁ、本作でそれが成功していたかというと、そこは怪しくて、ふたつの暴力原理が拮抗するには、兄貴が愚直に描かれすぎて、いっそ間抜けに見えてしまう。松方弘樹の存在感が強すぎるとも言えるが、高倉健でも連れてこないと、そこは難しかったかもなぁ。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:もしかすると、『BLACK LAGOON』日本編でやりたかったことって、この辺の軍事合理性暴力と任侠的様式美暴力のせめぎ合いだったりするのかな。あっちにも成田三樹夫出てるし(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:時期的には、日活アクションも様式化して力を失い、剥き身の暴力性を描いたマカロニ・ウエスタンが勃興し、各社各国で新しいアクション、新しいバイオレンスが模索されていた時代。そして邦画は『仁義なき戦い』で実録ヤクザ路線一色で塗り潰されるまで、あと3年…。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『皆殺しのスキャット』:そういうアクション映画史の文脈を踏まえつつ観ると、より一層楽しめる映画でした。とりあえず、邦画で暗視スコープ映像が出たのこれが最初なんじゃないかな。赤外線投射式のアクティブ型でね。映像は緑がかってない、モノクロな感じでしたが。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年12月24日
『怪盗ルビイ』@神保町シアター(17/12/23(sat)鑑賞)
1988年CM 三菱電機 三菱エアコン霧ケ峰 怪盗ルビイ編 小泉今日子
- アーティスト: サントラ,小泉今日子,リック・ネルソン,ジョニー・ティロットソン,真田広之
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1991/09/21
- メディア: CD
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怪盗ルビイ・マーチンスン (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 作者: ヘンリイ・スレッサー,村上啓夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1978/01
- メディア: 文庫
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本日の映画2本目『怪盗ルビイ』@神保町シアターに劇場入りしました。1988年公開。小泉今日子主演の怪盗コメディ。公開時期11月なんで、ちょうど受験勉強でそれどころじゃなかった時期か(^^;; 結局、そのまま観損ねて今に至るので未見。まぁ、この時期は邦画とかバカにしてたしなぁ。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』観終わりました。泥棒志願のヒロインと冴えない青年の泥棒研究と実践の日々。と言っても、「ご近所の商店主のお爺さんががめつそうだから売上金の入ったバッグをすり替えよう」とか、そういう話。それもだいたい失敗してるし(^^;; 邦画では珍しく、お洒落で可愛い映画ですね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』:今回、「バブル期映画特集」の一作としての上映だったわけですが、この映画の「お洒落で可愛い」センスって、「生活実感のなさ」と裏腹で、別に生活のための犯罪でも、親兄弟の復讐でもない。あえて言えば、ヒロインのストレス発散と、暇つぶしの趣味っつーか(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』:まぁ、それだけ動機が薄いから、主人公たちも軽犯罪どまりとも言えるんだけど、それで映画1本のお話が成立するのは、邦画の実写だとこの時期だけのような気がする。マンガとかアニメとかなら、そう珍しくないけどね。どうしても、役者の存在感が「生活」を意識しちゃう。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』:あのバブル期の「軽さ」は、どんな物語からも切実さを奪い、薄っぺらくしてしまうことが多くて、今観ると辛い作品が多いのだけど、この映画は奇跡的にそれがプラスに働いて、「お洒落で可愛い」感覚に落とし込めてる。まあ、概ね小泉今日子の魅力に依ってる気はするけど。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』:この映画の小泉今日子のヒロインは、主人公の青年(真田広之)をうまく言いくるめて犯罪のアシスタントにスカウトするものの、彼氏はちゃんと別にいるし、それを隠そうともしないし(爆 基本酷いし、めちゃくちゃな女だけど、それでも可愛くて魅力的なヒロインとして成立してる。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』:ある種、アニメキャラみたいに「生活感がない」から成り立ってるキャラで、これ一歩間違えると松本清張みたいな情欲まみれの殺人ミステリーになりかねないからね(^^;; 翻訳ミュージカルみたいな軽妙洒脱なセリフ廻しだけじゃなく、やっぱり小泉今日子ありきの映画だよね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017
『怪盗ルビイ』:ただ、仮に当時の小泉今日子が現代にいたとしても、この映画のリメイクが現代で可能かというと……うーん、どうなんだろう。ちょっと感じ変わっちゃうか。みんな生活大変だもんね。でも、学園ものなら、何とか……どうでしょうかね(^^) #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) December 23, 2017