『ザ・メイヤー 特別市民』@シネマート新宿(18/02/19(mon)鑑賞)
チェ・ミンシク、クァク・ドウォン、シム・ウンギョンら共演!映画『ザ・メイヤー 特別市民』予告編
本日の映画『ザ・メイヤー 特別市民』@シネマート新宿に劇場入りしました。ソウル市長選を巡る現職新人の攻防戦のお話。勿論、韓国映画ですので、相当エグい展開が期待できるわけですが(^^;; 日本だって、都知事選とか大阪府知事選ネタに映画撮ればいいのにね。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月19日
『ザ・メイヤー 特別市民』観終わりました。大方の予想どおり、候補者から選対スタッフからメディア関係者から、全員クズばっかな!(爆 結局、そういう魑魅魍魎の世界に覚悟の上で飛び込んだ若者が、市長選を終えて、さすがドン引きして身を引くまでのお話というか……うーん。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月19日
『ダンケルク(1964)』@角川シネマ有楽町(18/02/18(sun)鑑賞)
Dunkirk trailer 1964 Week end à Zuydcoote
本日の映画2本目『ダンケルク(1964)』@角川シネマ有楽町に劇場入りしました。1964年公開。フランス映画版を4Kリマスターしたもの。事前情報ほとんどなしで来ましたが、さてメロドラマ系かガチの戦争映画か。この時期の仏映画だとどっちの可能性もあるしなー。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』観終わりました。ジャン・ポール・ベルモント主演、アンリ・ベルヌイユ監督の仏伊合作の映画。邦題通りダンケルクの撤退戦のお話なんですが、原題は「Week-end À Zuydcoote(ジュイコットの週末)」といい、ジュイコットはダンケルク近郊の海岸のことだそうです。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』:邦題は判るとして、原題の方が撤退戦の代名詞として有名な彼の地ではなく、あえてちょっと外した近郊の海岸の方を選んだのは、実際に映画を観れば、何となく腑に落ちる。ノーランの『ダンケルク』同様、苛烈な撤退戦を描きながら、ややオフ気味のトーンの映画です。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』:原隊からはぐれた仏軍兵士ジュリアン(ジャン・ポール・ベルモント)は同じ部隊の3人の兵士たちとダンケルク近郊のジュイコットの海岸にたどり着き、浜辺の砂丘に打ち捨てられた救急車を拠点に、撤退する英軍の船に乗船できないかと、付近を徘徊する……。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』:それだけ、と言えば、それだけの話。兵隊が遠い海岸線の向こうまで列をなしてたり、戦闘車輌があちこちに打ち捨てられてたり、屍体を積んだトラックが道を走ってたり、独軍の戦闘機が銃爆撃する中、主人公がふらふらとうろつきながら「兵隊の日常」を過ごす話です。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』:いや、それも本当に「日常」かと言われると、それも当然違って、兵隊が原隊からはぐれたら、もうそれは「異常な事態」であり、「非日常」ですよ。ましてや、負け戦の涯(はて)に数十万人規模の史上最大の撤退戦の最中の「日常」って何だ、て話ですよ。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』:それだけ状況が異常なんだけど、腹が減ったら飯を作って喰う。仲間が怪我をしたら、付き合って病院まで運ぶ。そこに知り合い医者がいたら、晩飯に誘う。しごく人間として当たり前の営みを続ける。……人間ならば当然? だが、戦時下、戦場の真っ只中でそれをやるか? #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 18, 2018
『ダンケルク(1964)』:ある種の平衡感覚なのだろうけど、独軍が迫り、状況が凄惨さの一途を辿る中、その「平衡感覚」と現実の違和感はどんどん大きくなる。それでも粛々と事務的に撤退戦を進める英仏連合軍司令部の対応能力は讃えられるべきだろうが、いち観客の目線からは「気持ち悪い」。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 19, 2018
『ダンケルク(1964)』:その「気持ち悪さ」は具体的には画面構成で、手前で兵隊同士が気楽な冗談を語ってる背後、海岸線の遠くまで兵隊が独軍の砲爆撃で右往左往している。何気ない日常描写の背後で、ぞっとするような戦争状況が映り込む。1964年にCGなぞあるはずもなく、合成にも見えない。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 19, 2018
『ダンケルク(1964)』:これ全部実写かよ、と気づくと、この画面のひとつひとつを撮ろうとして作り手の執念や意志の巨大さに戦慄する。モブとは言え、人員を揃え、衣装を手配し、演技を指導し、セットを設えて、カメラを廻す。勿論、それを支える資金の手当があり、事務処理が発生する。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 19, 2018
『ダンケルク(1964)』:さながら本当の戦争に匹敵するマンパワーを投じて、たわいない冗談を交わす兵隊たちを描く。おそらく、時期的に実際にダンケルクの現場に居合わせた経験のある作り手や観客にとって、再現すべき、フィルムに遺すべき「戦争の手触り」がこれだったということなのか。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 19, 2018
『ダンケルク(1964)』:戦争という異常状況の中で、平衡感覚を維持し、日常として過ごそうとする兵士。それでも戦場で起きる様々な出来事と出会う内に、その平衡感覚が狂ってゆく。その感覚の失調こそが「戦争」なのだ、というちょっと不思議な戦争映画でした。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) February 19, 2018
『不能犯』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(18/02/17(sat)鑑賞)
Netflix | 不能犯
https://www.netflix.com/title/81155998
映画「不能犯」 オリジナル・サウンドトラック 音楽:富貴晴美
- アーティスト: 富貴晴美
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- 発売日: 2018/01/31
- メディア: CD
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引き続き、本日の映画2本目『不能犯』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。青年誌連載の他者を誘導して標的の人物を殺させるコミックの映画化作品。監督は『貞子vs伽倻子』の白石晃士なので、ホラー寄りでけれん度高めの描写が期待できるかな。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月17日
『不能犯』観終わりました。一種の催眠術で標的の人物をショック死したり自殺させたりする、ご近所の死神みたいな男の話。お金貰ってる様子もないし、人が破滅する様を見届けるのが趣味なのか。まぁ、生まれも本名も謎のままで、所構わず不意に出没するので、物語上の一種の精霊ですよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月17日
『不能犯』:原作読んでないので断言はできないのだけど、基本的に男に関わって破滅する被害者や依頼人の短いエピソードの積み重ねで進むのだけど、元々一話完結ものなのかな。主人公の正体も謎のままなので、全体を通すグランド・ストーリーが弱く、ちょっと映画として喰い足りない感もある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月17日
『不能犯』:一応、クライマックスに大ネタのヒロインと因縁のある爆弾犯の話がくるのだけど、元不良少年が連続爆弾テロに走るというのはちょっと唐突だよね。個別エピソードの不気味な雰囲気とか、不条理な因果応報話は悪くないので、30分くらいのTVドラマなら悪くないかもしれない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月17日
『不能犯』:逆にこの基本設定を活かしつつ、映画向きにグランド・ストーリーを強化するなら、どうするかな。個別エピソードをもっと細かく砕いて、関係者がどんどん死んでく過程で、巨大な敵とか社会矛盾の構造が見えてくるような話にするとか。まぁ、それで失われるものもあるんだろうけど。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月17日
『不能犯』:まぁ、『笑うセールスマン』的な単話型作品を、原作の切れの良さを活かしながらどう長編映画にするか、というのは古くて新しい命題なので、これを機に考えてみるというのも面白いかもね。長編映画を長編たらしめてるグランド・ストーリーの機能についての考察にも繋がるし。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月17日
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『殺人者の記憶法:新しい記憶』@シネマート新宿(18/02/16(fri)鑑賞)
アルツハイマーの元連続殺人鬼vs新たな殺人鬼/映画『殺人者の記憶法』予告編
そんなわけで、本日の映画『殺人者の記憶法:新しい記憶』@シネマート新宿に劇場入りしました。先日観た『殺人者の記憶法』を別視点で再編集した別バージョンで、落ちも違うとか違わないとか(^^;; まぁ、主人公の認知を疑う話なんだから、他者視点だと全然違う話になっちゃうかも。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法:新しい記憶』観終わりました。だいたい9割強の尺はオリジナルと一緒なのだけど、残る1割でちらちらとネタ振りした挙句、最後の最後で大ドンデン返し! ぎゃー、そこまでひっくり返すか。しかも一応、筋が通ってる。てことは、オリジナルのアレもソレも、主人公の妄想?(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法:新しい記憶』:そんなわけで、オリジナルに対する大ドンデン返しのためだけの映画なので、そんなに語ることもないのだけど、ネタからしてオリジナル時点で慎重に仕込まれてたものとしか思えないものも多く、最初から再編集版込みの企画だったと考えると、相当に意地が悪いw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法:新しい記憶』:主人公の認知や記憶の曖昧さがテーマの作品なので、今回の再編集が「正解」なのかも判らない。なので、正伝を観て面白かったと感じたなら、「別の可能性」として楽しめるかと。いやぁ、胸くそ悪くなる落ちだけど、韓国映画はそこがいいんじゃない(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』@シネマート新宿(18/01/30(tue)鑑賞)
アルツハイマーの元連続殺人鬼vs新たな殺人鬼/映画『殺人者の記憶法』予告編
本日の映画『殺人者の記憶法』@シネマート新宿に劇場入りしました。認知症の元殺人鬼vs現役殺人鬼の攻防戦のお話だそうで。……韓国映画は、本当に、ちょっとどうかしているくらい、殺人鬼ものが好きだなぁ。ガンガン、新しい殺人鬼の境地を開拓してゆく(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月30日
『殺人者の記憶法』観終わりました。お父さんは心配症で、認知症で元殺人鬼。娘の彼氏は現役殺人鬼。お父さんは娘のことが心配で、もー大変! …いや、そんな岡田あーみん的なホームコメディではなくてですね(-o-;; 深刻さを突き抜けて、笑っていいやら、笑えないやら、この辺の絶妙さがまた。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年1月30日
『殺人者の記憶法』:17年前の事故をきっかけとした認知症を患いながら、娘と穏やかに暮らす獣医師のキム。だが、キムはその事故の日まで、多くの人々をその手に殺めてきた元殺人鬼でもあった。自分の記憶や認知が失われることで、いつか娘をその手にかける日が来ることを彼は恐れていた。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:そんなある日、運転中に接触事故を起こした相手の車の運転手の青年と相対したキムは、その青年の正体が自分と同じ殺人鬼だと見抜く。近隣で発生している連続猟奇殺人事件の犯人と直感したキムは、警察に通報するが、認知症の老人の言うことと相手にされない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:その動きは、所轄署の警察官でもある青年の知るところとなり、キムへの接近を試み、キムの娘と恋仲となる。何としても娘の身を守りたいキムは、再び殺人鬼として復帰して青年の命を狙うが、認知症の進むキムには、殺意の維持すら困難になりつつあった……というお話。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:「認知症の殺人鬼」なんて、非常にトリッキーな設定のように見えるけど、認知症自体は誰にでも起き得ることだし、認知症の進行によって、自分を形づくる初期衝動が顕(あらわ)になって制御できなくなる恐怖は、非常に文学的でもあり、切実でもある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:他にも「娘が連れてきた彼氏への不審感」とか、「世代交代抗争」とか、突飛な設定のように見えて、観客が物語に入り込む窓口がいくつも設けられてて、さらにその背後には「贖いようもない原罪を負うて、現在(いま)をどう生きるべきか」という普遍的なテーマが存在する。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:それ自体は、キリスト教の影響の強い韓国映画では、割とよく扱うテーマだけど、それだけに強度の高いテーマでもある。その意味で、非常にうまいとこ衝いた設定ですねぇ。認知症あるあるネタで笑わせたり、ユーモアで弛緩させつつ、観客を地獄の底まで連れてゆく。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:文学的には、認知症によって自分を構成するさまざまな要素が削ぎ落とされていった結果、最後に残るのが殺人鬼としての本能か、父親としての本能か、という葛藤へ収れんさせる。どちらが「私」の本質なのか。これも文学として、非常に根元的なテーマですよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:その上で、認知症ものとして、信用できない語り手(主観者)の認識問題とか、忘れないために日記を敵に改ざんされる(!)とか、既存の認知症ものでは外道過ぎて踏み込まなかった領域にガンガン踏み込んでくる(^^;; それあるから、邦画タイトルの切なさが響くんですが。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:韓国映画、とりわけミステリーものは、世俗性の間口の広さと文学性の深度のバランスの精度が、一段と高い次元に踏み込んでいて、東野圭吾なんか韓国で映像化された映画の方が、原作の持つ本来のポテンシャルを発揮できてるんじゃないか、と思う時がある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『殺人者の記憶法』:この辺は、韓国社会の方が生きづらいからこそ、より切実で研ぎ澄まされた物語を必要としている、ということなのかもしれない。そう考えると、手放しで羨ましがるのも躊躇われるけど(^^;;、まぁ、ともあれ、韓国映画界が量産するこの良質の物語群を堪能しましょう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月16日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』@ヒューマントラストシネマ渋谷(18/02/15(thu)鑑賞)
「 バイキング 誇り高き戦士たち」日本版予告 (2018年)
本日の映画『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。ロシア建国に繋がるヴァイキング秘史。……ロシアとヴァイキングが何か関係あるの? ロシア史はまともに勉強してこなかったんで、謎だらけだな(^^;; #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』観終わりました。ロシア……というか、その大元となったキエフ公国は、どうも本当に陸にあがったヴァイキングが作った国だそうで、その建国から100年後の10世紀末、お家騒動を勝ち抜いた三男坊のお話。これが広島ヤクザか鎌倉武士かというDQN集団で(爆 #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:ほっとくと勝手に殺し合うとか、変な土着の神様崇め出すとか、嫁はちょいちょい寝所でぶっ殺しにくるとか(目の前で両親殺したりするからだが)、主人公はちょっとだけ廻りより意識が近代寄りなので「もうヤダ、こんな人生!」とか思いかけてる。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:そんな物騒で血腥い権力闘争の涯(はて)に、キリスト教に出逢って魂の救済を得た公王は、国を挙げてキリスト教に帰依することにしました。めでたしめでたし。……いいのか、それで?(^^;; #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:いや、本編中でも、キリスト教への帰依が、ローマ帝国の秩序(パックス・ロマーナ)に組み込まれることと同義であることは示唆されていて、最後の最後で、もっとも親しい側近がそれを理由に主人公へと剣を抜くことになる。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:この作品でのローマ帝国の立ち位置が面白くて、抗争を繰り返してる主人公たち地元部族も「ローマ人が来た」と聞くと、慌てて矛を収める。何か上位存在扱いで、「どこそこを攻めよ」と命じられたり、たまに反乱起こして潰されたりする。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:現地に常時駐留して、治安を平定する戦力はローマ人にもないのだけど、交易による富や諸部族への影響力を駆使して、地元の連中は誰も頭が上がらない。当然、キリスト教のもその文脈に沿った支配の道具なわけで、それでもこれでハッピーエンドなのか。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:興味深いことに、この物語のクライマックスで、主人公がキリスト教神父にこれまでの人生で犯してきた悪行を懺悔して救済されるシーンが結構丁寧に描かれていて、それがこの時代の人々にとって、どれほど衝撃的な体験であったのかが示される。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:キリスト教によって、憎悪や感情に衝き動かされて殺し合いを繰り返す土着の世界から脱し、国際社会と接続する理性の世界へ至る喜びというか……。いや、そんな良いものかなぁ、とか21世紀の我々は思うわけなのだけど(^^;; #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:ロシア人の国民性が誕生した瞬間を描くお話……かどうかは、話半分と見ておいた方がいいかな。所詮は後世に描く史劇にすぎないわけだし。それよりも「国生みの物語」をこう描く、現代のロシア人の意識の方が重要で、さて何を考えているのやら……。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』:これまで、宗教が持つ統治装置としてのマクロな側面と、個人の魂の救済という究極のミクロな側面が最終的に繋がるラストワンマイルが、宗教観の薄い日本人にはいまいちピンときてなかったのだけど、この映画でそこに納得できました。そんな映画かな。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月15日
『マンハント』@地元のシネコン(18/02/14(wed)鑑賞)
Netflix | マンハント
https://www.netflix.com/title/80209866
本日の映画『マンハント』@地元のシネコンに劇場入りしました。1976年公開の高倉健&原田芳雄W主演のサスペンス映画『君よ憤怒の河を渡れ』……ではなくて、西村寿行の原作から、ジョン・ウーが再映画化だそうで。今回はチャン・ハンユー&福山雅治主演。オール日本ロケで、さあどなるか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』観終わりました。すっごく判りやすかった。…いや、久々のジョン・ウー監督作品観終わって第一声がそれかい、というのは我ながらあるのだけど、演出が中学生が観ても、すべてのシーンで何が行われているのかすぐに理解できる水準で表現されているのだからしょうがない。うーん。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:ジョン・ウーって、こんな演出する人だったかなぁ…と思い、『フェイス/オフ』とか『ハード・ターゲット』を脳内で再生し、こんな人だったかもなぁ、と思い直す(^^;; まぁ、元の映画も大概エクストリームだったし、大陸の新しい観客層に合わせての演出スタイルなんだろうけど。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:登場人物が考えてることは、だいたい本人が全部台詞で喋ってくれるとか、いちいち演出がベタとか、過去エピソードは丁寧に回想映像で振り返えるとか、そういうのね。えー、今時それやるのー、てのもあったけど、最近映画観始めたくらいの客にはこのくらいの方が判りやすいか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:とはいえ、アクションの切れはさすがのウー師父。現実の日本社会の治安状況など一切気にせず、じゃんじゃんバリバリぶっ放す。いいぞ、それを待ってたんや!(^^)/ ウー師父お得意の、3人以上で銃を突きつけ合う攻防戦とか、敵とカウンターで撃ち合って斃すとか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:アクション・チームがいい仕事してるってことでもあるんだろうけど、この辺はあたしら世代は、ジョン・ウー学校で骨の髄までこういうスタイルを「カッコいいとはこのことだ」と刷り込まれてるので、もう今の時代的に正しいのか間違ってるのかよく判らん!(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:基本プロットの判りやすさも含めて、リスペクトと愛にあふれた非常に優しさに満ちた映画だと思うのだけど、それはアクション映画として正しい在り様なのかどうかは、何とも言いかねる。研ぎ澄まされた刺身包丁みたいな韓国のアクション映画を観た翌日なんかは、特にね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:まぁ、ねー。「中学生が観て、カッコ良さに痺れる映画」も必要ですよ。みんな、そこから入ってくるんだから。そういう意味合いでは、福山雅治はちゃんと務めを果たしてカッコ良かったし、それを福山雅治にさせてこなかった邦画の反省も踏まえて、否定しきれない映画でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
『マンハント』:そういや、元の邦画版もレビュー上げてました。これも、ご参考までに。#fr18_n >>『君よ憤怒の河を渉れ』@池袋新文芸坐(15/11/25(wed)鑑賞) - 積読日記 https://t.co/unBrWuxSiC
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月14日
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