『ザ・プレデター』@TOHOシネマズ新宿(18/09/14(fri)鑑賞)
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本日の映画『ザ・プレデター』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。米本国で意外と長く愛されている『プレデター』シリーズの最新作。自分は第1作目しか観てない……あれ? 記憶の中のシュワちゃんが玄田哲章の声で喋ってる? 多分、劇場で観てないなぁ(^^;; #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』観終わりました。シリーズは諸々あるんですが、初代『プレデター』(1987)、『プレデター2』(1990)の続編扱いで、シリーズ再開のリブート第1作目(にするつもり(^^))。作中で「我々は87年と97年にヤツと接触した」と言ってるのは、『プレデター2』が97年のLAが舞台だから。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:監督は『アイアンマン3』のショーン・ブラック……と言うより、第1作目の『プレデター』で最初に殺された兵士役(^^;; その後、脚本家・監督として大成したので、今回の大役に繋がったわけですが、こんな運命的なこともあるんですな。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:それを差し引いても、エンタメ指向のキャリアばっちりのなので、その辺は安心して任せられる監督さんです。実際、諸勢力(人間側だけでなくプレデター側も対立している)入り乱れての攻防戦なので、もっと混乱してもおかしくなかったんですが、そこは見やすく出来てます。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:主人公チームの善性(さくさく敵は殺すけど(^^;;)と、人間の組織側、プレデター側の残虐性、非情さのメリハリがしっかりしているから、そこで変に思い悩む必要がない。悪い奴じゃないエピソードとか、クズ野郎エピソードのちょっとした入れ方が実に上手いんだな。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:レイティングはR15なので、バイオレンス描写は人体破損を含むなど結構ハードめなんだけど、全体のトーンは軽く、ライトにさらっと流しちゃう。「子供の前で殺しはするな!」と命じた主人公が、率先して敵殺しちゃって、息子にツッコミ入れられるとか(爆 #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:「不謹慎」をうまく使ってるというか。『デッドプール』にも通じるけど、あっちは「不謹慎」の方が目的だからw そんなわけで、敵も味方も命が軽く、さくさくと死んでいくんだけど、あんまり辛気くさくならない。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:それでも、ラストで短くでも、死んだ仲間たちの「お葬式」をしようと主人公が息子に告げるシーンがあるとか、命は軽く、不謹慎ではあっても、「タガ」は外れてないんだよね。『プレデター』はB級アクション映画であって、別にノワールではないので、これでいいのです。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:その辺の薄皮一枚の皮膜の意味の判ってる感とか、やっぱりこの監督で正解だったわ(^^) あと長年のタイトルへのツッコミ(「プレデター(捕食者)って、別に殺した獲物食うわけじゃないからハンター(狩猟者)でいいんじゃないの?」の問い)を公式でやってくれたので、大満足(爆 #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:続編狙いがあからさま過ぎて様式美のエンディングとかも、最高じゃん(^^) 判ってる観客と判ってる監督・脚本家の間だけで成立してるんじゃないかという疑惑もなくはないけど(^^;;、まぁ、スタアが出てるわけじゃないし、どうせ判ってる観客しか観にこないでしょ(暴言)。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
『ザ・プレデター』:そんなわけで、歴史ある『プレデター』シリーズの最新作・リブート第1作の重責を立派に受けてたった立派な「B級アクション映画」でした。……と、私は感じたんですけどね。皆さんはどうでした?(^^) #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月14日
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『閃光少女 Our Shining Days』@新宿シネマカリテ(18/09/12(wed)鑑賞)
本日の映画『閃光少女』@新宿シネマカリテに劇場入りしました。中国本土で民族音楽を学ぶボンクラ女子高生たちの青春映画で、作中でアニメパートがあったり、中島美嘉が楽曲提供してたり、日本のサブカル文化に憧れてる部分もあるみたいな話もありますが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』観終わりました。映画の中で登場人物が口にする「言語」は中国語だけど、作中で若い世代を包む文化や、この映画自身の構造やキャラ設定、演出スタイル、そして目指すべき価値観など、びっくりするくらい日本人と同じ「言葉」の映画。ここまで同じ地平にあるのね、東アジアは。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:音楽学校の伝統音楽課に通う少女ジンは、西洋音楽課のピアニストにしてイケメンのワン先輩に憧れ、遂に告白! 30秒後に振られ(爆、あまつさえ子供の頃から続けてきた伝統音楽をバカにされる。このワン先輩を見返さんと、バンドを組もうと一念発起。だが、周囲に賛同者はいない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:だが学生寮に引きこもってる変人女4人組ならば、あるいは…と聞いて訪ねてみると、4人は伝統楽器を超絶技法で奏でる演奏者たちであり…重度の2次元オタクの腐女子集団だった!(爆 というお話。…いや、2次元とか2.5次元とか、ナチュラルに日本人と同じオタク用語使ってる(汗 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:主人公の感情表現で、コミック風のイラストになってみたり、アニメになってみたりも、邦画の少女マンガ原作のいわゆるスウィーツ映画でよく見る手法だし、自然な芝居よりキャラ立て優先のコミカルな芝居とか、サブカルを扱う手つきも、今の邦画青春映画と差分はほとんどない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:特にオタク・カルチャーを扱う手つきが、色物でも媚びでもなく、今ここに在り、登場人物たちを形作るものとして必然的に一緒のフレーム内で扱わねばならないものとして描くのは、邦画でもここ数年でようやく獲得できた境地だ。それがもうキャッチアップされている。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:……というか、邦画でそれが出来ている監督やクリエイターたちと、この映画を撮った中国のクリエイターたちは、ほぼ同じコンテンツを摂取し、同じ時代の空気を吸って育ってきているのだ。これは、中国だけでなく、韓国・台湾もそうだろう。作品の空気感が似通うのも当然だ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:ちなみに作中で主人公たちがオタク系のイベント(コスプレとか、グッズ販売とか、ライブとかの複合イベント)で演奏するのだが、女の子のアイドル・グループが出て、はっぴ着た親衛隊がオタ芸コールしてる……(汗 そういうトコも一緒なんだ。お、おう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:お話の縦軸は、音楽学校内で下に見られている伝統音楽課でも、感性尖りすぎて更に居場所がなくてどん詰まりに引きこもってた腐女子4人組と組み、バラバラに対立していた校内を、音楽の力でひとつにしてゆく物語で、辺境から中枢へと逆襲して価値観をひっくり返す話である。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:と同時に、音楽学校内にあっては重度のオタク趣味で孤立し、オタクたちからは古臭い伝統音楽をやっていることで相手にされない。だけど彼女たちはどっちも大好きだから、双方を融合した新しい音楽にたどり着こうと、日々、悪戦苦闘する。分裂した自我を、統合・再構築する話だ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:その過程で、語られる各キャラクターの心情は、日本人から見ても理解できるものだし、異物感はあまり感じない。まぁ、政治性が絡めばそうも言ってられないのかもしれないが、サブカルから政治性をきれいに脱臭するのは日本人の得意技で、そこもうまく踏襲できている。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:そうなるともう、完全に日本人と地続きの感性の世界観で、隣町の映画館を覗いたくらいの気安さだ。これを脅威と見るか、同じ地平に立つ仲間が増えたと言祝ぐべきかは観た人それぞれに任せるが、単純素直にこの映画の面白さに身を委ねるべきだろう、無責任なオタクとしては。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:映画本編の話に戻せば、西洋音楽課と伝統音楽課で勝負することになって、何をやるかと思ったら、東西の琴対琴、弦楽器対弦楽器、笛対笛で合奏で演奏対決とか、ちょいちょい発想も面白い(^^)。単純な東西対決じゃなく、融合して新しい価値観を生もうとする姿勢も頼もしい。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月12日
『閃光少女』:こうした少女マンガ的なメソッドやセンスの作品は、韓国とか台湾でも既にちらほら出てきてるし、中国でもとなると、東アジア共通の表現インフラに育ってきていると捉えていい。このインフラに乗せて作品を作れば、作者が伝えたい感情やメッセージは、国境を軽やかに越えて届く。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月13日
『閃光少女』:お堅い映画評論家だのシネフィルだの、あるいは国内のオタクでも男性オタク層はほとんど認識してないだろうけど、これはかなり凄いことが始まってる事を意味していて、『君の名は。』の国際的な大ヒットもこの少女マンガ文化のインフラあってと捉えるのが自然だろう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月13日
『閃光少女』:あとはこの国際共通インフラと化したフォーマットの上で、逆にそれぞれの地元性や個性をどう魅力的に描けるか。今のところ、作品内で描かれる風景は、不思議と非常に似通ってる。共通の土台を得てこそ花開く多様性の世界にたどり着けるかが、今後の課題ではあるのだろう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月13日
『閃光少女』:とまぁ、そこまで大げさな事を考えなくても、素直に青春映画として楽しい映画でした。何より、日本でも、中国でも、若い観客が同じ映画を観て、きっと同じ笑顔で劇場を後にしていると考えるのも楽しいじゃないですか。そういう可能性を感じさせる映画でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月13日
『1987、ある闘いの真実』@シネマート新宿(18/09/11(tue)鑑賞)
本日の映画『1987、ある闘いの真実』@シネマート新宿に劇場入りしました。1987年、民主化運動の激動に揺れる韓国で、運動の転換点となった大学生拷問死を巡る群像劇だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』観終わりました。『タクシー運転手』で描かれた光州事件の7年後、『サニー 永遠の仲間たち』の過去編のちょうど真裏のお話。ソウル大生の拷問死をきっかけに、民主化運動が大きなうねりとなって拡大してゆく流れを描く群像劇。主役級の役者がぞろぞろ出てます(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:話の縦筋として、大学生拷問死を巡る断片的な情報や証拠が、さまざまな階層で憤りを覚えた人々の手を経て公開されるストーリーがあるのだけど、そのプロセスを語ることが、民主化運動にどういう人々が参加していたのを俯瞰的に描くことに繋がっている。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:オリンピックを翌年に控えて、無理を重ねていたことの反動もあるのだろうけど、公務員社会の各層のどこかしらに、反骨的な人々が存在している。思想的というより、頭ごなしに抑え込まれていること自体に、カチンと来てる連中で、それがこんなにいたらそりゃあなぁ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:本来なら思想的に確信犯として活動している層と、強権へのリアクションとして反応している層とは慎重に分離して対処すべきだし、平時の公安機関にはそれができる冷静さがあるのだけど、強権化すると、途端にそこを見究める分解能を失ってしまう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:自分で仕事増やしてるんだよね。加えて、事故が起きた時にとっさに身内庇って情報の隠蔽とか、捏造とか、公文書の改竄とか始めると、今度は「事実」そのものが毒となって機能しはじめる。「事実」に耐えられない政権は、ダメだな。そこで政治コスト消耗しちゃうし。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:まぁ、韓国の民主化運動の個別エピソードを詳しく知らないこともあって、「軍事強権政権下の民主化運動」を一種のエコシステムとして眺めていたわけですが、当事者である韓国のリベラル層にしてみれば、この辺の話は「国産み」のお話なんですよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:あの時代から30年も経って、あちらの「戦中派」が、自分たちの時代をちゃんと物語化したいという欲求と、忘れ去られることの焦燥もあるのかな。群像劇だから個々の出番は限られるのに、主役級の役者陣が総動員の勢いで出演しているのは、その辺の意義を理解してか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:日本で言うと、70年代に戦中派の監督が戦争映画撮ってるようなものか。でも、固い話ばかりでもなく、ギャグやスパイ映画風のスリリングさも兼ね備えたエンタメとしてちゃんと成立しているわけで、この辺のバランス感覚は韓国映画の成熟を示しているように思います。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:『タクシー運転手』とか『弁護人』(どっちもソン・ガンホ主演か(^^;;)辺りの「韓国民主化運動もの」を観る時、一緒に押さえておきたい映画です。この辺、集中して観てくと、多少は現代韓国映画の精神的基盤がうっすらながら理解できるようになる…かもしれない(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『フリクリ オルタナ』@TOHOシネマズ新宿(18/09/10(mon)鑑賞)
劇場版「フリクリ オルタナ」& 劇場版「フリクリ プログレ」本PV
Netflix | フリクリ オルタナ/プログレ
https://www.netflix.com/title/81074163
劇場版「フリクリ オルタナ/プログレ」 Original Soundtrack
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本日の映画『フリクリ オルタナ』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。18年前のガイナックのOVAシリーズの「続編」? まぁ、観てみれば判るか……。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』観終わりました。田舎街のボンクラ女子高生4人組の周囲で、ピンク髪の謎の女ハルハラ・ハル子(自称・宇宙警察捜査官。19歳<これも自称)が徘徊し、謎の怪ロボットが出没し、ハル子がそいつをギターでブチのめす日々が始まった…というお話。何のこちゃだが、気にすんなw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:物語は女子高生のボンクラ・ライフなミクロなベース部分と、回避不能な世界の危機を前に一部のエリートは火星に脱出を始めているマクロ部分が並走し、その隙間でハル子が暴れてミクロとマクロを接続させる風穴を開ける。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:とは言え、ここで描かれる「マクロ世界」は、別に現実的(アクチュアル)に精緻に描かれるわけではなく、巨大アイロンで世界が平らにされる危機に瀕している世界なので、「マクロ」というより、逆にヒロインの内的世界の危機の投影として機能しているとも言える。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:巨視(マクロ)/微視(ミクロ)、内側(インナー)/外側(アウター)が、構造的にしれっとすり替えられているように、意外に油断がならない(^^;; ボンクラ女子高生のボンクラ・ライフを楽しく描いているかのような語り口も、当然のようにトラップ構造になっているw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:主人公がケロっとすぐに立ち直っている(ように見えている)ので、うっかり流しかけるのだが、ボンクラ女子高生たち一人ひとりにフォーカスした個別エピソードで、彼女たちの望みは徹底的に叶えられず、願いは届かず、世界は決して優しくない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:青春の万能感に実態が伴ってない。むしろモヤモヤした不能感、不全感こそが青春であり、そこにヒロインが気づいてからの……と、意外に凝ったことをやってる(^^;; いやあ、さすが榎戸洋司(OAV版の脚本)と思ったら、え? 今回脚本違うの? #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:今回の脚本は岩井秀人という人で、実写畑の脚本家で、向田邦子賞、岸田國士戯曲賞受賞者。平田オリザの弟子筋だそうで。……え? どこから連れてきたのこんな凄い人(^^;;、って、総監督扱いの本広克行のコネか。平田オリザとは、繋がりあるもんな。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:監督は『幼女戦記』の上村泰と、スタッフ陣は旧OVAを観て育った若手中心で組んでるっぽいのだけど、旧OVA版監督の鶴巻和哉がスーパーバイザーでついてることもあってか、旧OVA版の匂いは確かに継承できているような気がする。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『フリクリ オルタナ』:あとメインヒロインの声が美山加恋で、これも実写畑の女優さんなんですが(『ももへの手紙』など、アニメ映画にも1〜2本出てる)、普通の声優さんと遜色ない演技で、ずっと本職の別な若手女性声優さんの声だと思い込んでた(^^;; オレのダメ音感もまだまだだな。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
【補足】
上記のツイートは、映画.comの出演作品一覧をざっと眺めて書いたものなんですが、美山加恋はTVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』でプリキュアのひとり、『アイカツフレンズ!』でもレギュラーのアイドル役で、声優としても充分なキャリア積んどるわゴルァ!
……と厳しいツッコミを受けましたことを、ここに補足させていただきます。
いやあ、『プリキュア』はだいぶ前から、『アイカツ』も新シリーズになってから手が廻らなくてフォローしきれなくて(録画はしてる(^^;;)。
本当、すんませんでしたっ!m(-_-)m
『フリクリ オルタナ』:この後、公開される『フリクリ プログレ』では、もっとかっ飛ばしてくみたいなトレーラーが、ラストについてましたが(^^;; でもまあ、旧OVA版のファンとしては、ハル子の大暴れがまた見れただけでも嬉しかったわけで、ここは素直に「おかえり」と言っておきましょう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月10日
『MEG ザ・モンスター』@TOHOシネマズ新宿(18/09/09(sun)鑑賞)
映画『MEG ザ・モンスター』本予告【HD】2018年9月7日(金)公開
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【映画パンフレット】MEG ザ・モンスター キャスト ジェイソン・ステイサム, リー・ビンビン, レイン・ウィルソン, ルビー・ローズ,
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本日の映画1本目『MEG ザ・モンスター』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。ステイサムvsサメ!(^^) コレを待ってた!(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』観終わって、友人達との感想会を経ての解散後です。観終わっての感想は「サメ映画って、金掛けても成立するんだ(爆」というのと、「ハリウッドは結局、アクション・スターとモンスターの素手格闘(ステゴロ)に向かうのか」でしたw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:いや、僕らがアサイラム映画の安っすいサメ映画を観て、低予算ゆえの綻びや、ケレンというよりヤケクソの逸脱とかにゲラゲラ笑ってたわけですけどw、そこにちゃんとお金掛けて必要な絵をつけて、ベテランの監督が手堅く映像化すると普通に面白い。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:多分、これは本来話が逆で、サメ映画のフォーマットにはハリウッド伝来のパニック映画、モンスター映画のエッセンスが詰まっていて、だから低予算だったり、思いつきのアイデアを適当にぶち込んでも、フォーマットの力でそこそこ楽しめてしまう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:そこにちゃんとお金つけて、細部を丁寧に作り込んでやれば、普通に面白い。逆にいうと、この映画は悪ノリが少ない(^^;; アサイラムのサメ映画好きだと、チェーンソーを画面の端に出してくれたり、サメがヘリを撃墜したりしてくれると嬉しいのだけど、それはない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:「MEG」のサイズも実際の古生物のメガロドンと同じ体長23メートルくらいだし、あんまり根拠のない極端なケレンに走るというのは避けていた模様。潜水艇出したり、いろいろメカだして、ケレンがなくはないんだけど、アサイラム映画的な無茶な設定とか描写はないw #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:そういうの無しでも、ちゃんとフォーマット通りにお約束を守って大作映画として作り込んでやれば確実に面白くなる、という自信があるのでしょう。実際に面白いしね。いやあ、サメ映画のフォーマットの意外な強さを、確認させてもらいました。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:あと、サメ映画とは言えステイサム主演なんだから、巨大ザメと素手格闘(ステゴロ)やってくれるかと思ったら、本当にやってくれたので大満足(^^) ……いや、そうじゃなくて。ハリウッドはスタア・システムの引力が強いから、モンスター映画でもスタアを立てようとする。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:それでアクション・スタアをモンスター映画に呼ぶと、ステゴロで殴り合いさせるのか。『ランペイジ』でも、ロック様と巨大モンスターが戦ってたしな。でも東宝は、宝田明や高島忠夫をゴジラに殴りかからせたりはしなかったけれどもw<そりゃそうだろう。 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:三船か、三船敏郎ならゴジラとステゴロやれたのか?<無茶言うな。……スタア・システムだから、というよりそこにアクション・スタアのマッチョイズムと、CG技術の向上が重なって、スタアvs巨大モンスターのステゴロ指向という妙なものが生みつつあるということか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
『MEG ザ・モンスター』:そんなわけで、ハリウッド伝統のパニック・モンスター映画のフォーマットの強さ、手堅さを楽しみつつ、アクション・スタアが巨大モンスターとステゴロかますという新たなフォーマットが立ち上がろうとしている萌芽に呆れ……いや、刮目するが良いかと(^^) #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月9日
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『累 かさね』@新宿ピカデリー(18/09/07(fri)鑑賞)
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Netflix | 累 かさね
https://www.netflix.com/title/81590732
本日の映画『累 かさね』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。美貌だが演技センスゼロの若手女優と醜い容貌ながら天才的演技センスを持つ少女。それをつけてキスすると貌を交換する口紅で、ふたりは入れ代わるのだが…というお話だそうで。うーん、70年代の少女マンガみたいな濃い設定だ(^^;; #fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月7日
『累 かさね』観終わりました。演劇界を舞台に、美貌の若手女優が土屋太鳳、その貌を奪う醜貌の演技の天才が芳根京子。何でや、芳根京子ちゃんは美人やんけ!とか例によって思うものの(^^;、当代若手女優でも演技達者同士が「貌」を巡って欲望剥き出しで争う迫力に、割とどうでもよくなるお話。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月7日
『累 かさね』:先に触れたように、基本設定は70年代の少女マンガ(80年代の『スケバン刑事』でも似たエピソードあったけど(^^;;)によくあった、同じ貌の別人に自分の居場所を奪われるお話で、何か女性が抱く根源的な恐怖の琴線に触れるものがあるのかもしれない。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月7日
『累 かさね』:ただ、この映画では、奪われる側も大人しく恐怖に怯えて震えているわけではなく、奪い返そうとし、出し抜いて反撃し、隙あらばマウントを取ろうとする。たったひとつの「貌」巡って、奪う側も、奪われる側も、同じ次元で攻防し、それをマネージャーの浅野忠信が煽る。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月7日
『累 かさね』:マネージャーはマネージャーで、貌を奪う側のヒロイン累(かさね)の死んだ母親である大女優に心酔し、累に歪んだ欲望を投射する。三者三様の欲望がいびつに絡み合いながら、舞台の幕が上がる……というお話。口紅の謎解きとかはないです(原作にはあるのかもしれないけど)。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:そこはファンタジーと割り切ったお話で、「貌(ペルソナ)」にいろんな意味を重ねた寓話というべきかもしれない。そんなわけで、「貌」を奪い合う話なので、今、中の人格がどっちか判りづらいんですが(^^;;、画面上は土屋太鳳の天才的演技力に芳根京子が必死で喰らいつく映画。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:土屋太鳳は朝ドラ出身で、若者向けの少女マンガ原作のいわゆるスイーツ映画に出まくって、今でも女子高生の制服着る機会の多い女優さんなんですが(さすがに今年は減るかな(^^;;)、何本か観てみると、作品ごとに別人かと思うほど演技変えてくるので愕然としますよ。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:きっちり原作キャラに寄せてくるからね。そりゃあ引っ張りだこになるはずですよ。自分は広瀬すずのファンではあるけど、彼女はどの映画に出ても広瀬すずでしかない。でも土屋太鳳は、時に彼女が出ていることを忘れかける。女優として、どちらがいいというものでもないですが。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:その彼女が「貌(ペルソナ)」と演技を巡る物語に出る、というだけで、メタ的な意味を持つ。そういうキャスティングです。実際に、この物語では「演技」が重層的に重なり合う。ふたりのヒロインは頻繁に入れ替わり、女優として舞台上で役を演じ、相手を騙すために「演じる」。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:観客もそれを追いかけなきゃならないので、実は鑑賞カロリーはやや高めの映画です。読み違えたり、途中で脱落してる観客もいるんじゃないかと思うけど(自分も一部ちょっと自信がない(^^;;)、何とか追いつけてる観客には非常にスリリングです。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:しかも土屋太鳳が「表」をやっている時には、常に芳根京子が「裏」を演じている。それができる演技的反射神経が、彼女には要求されるということです。何気に大変なこと、やってるよね(^^;; #fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:作中では、チェーホフ『かもめ』とかオスカー・ワイルド『サロメ』などの古典的な大タイトルの戯曲の舞台が演じられ、ヒロインがそれに出る。この辺になると、演劇クラスタではないので評価しようもないけど、メジャーなだけに、演技力のベンチマーク的な場面になるのでは? #fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:演劇界隈があのシーン観て好き勝手なこと言うだろうとは想像に難くないけど、わざわざそういうシーンがあるのは、それも「受けて立つ」ということでしょう。おっそろしいこと、やらすよね。そういう作中の物語と、それを演じる役者の物語がひりひりと響きあう映画でもある。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:本作のクライマックスは、『サロメ』の姫の舞うシーン……公式でもわざわざ抜き出してPVとして配信するほど、イチオシのシーンですが、それだけに圧巻の身体性です。確かに(メジャー女優で)これが演れるのは、創作ダンスで全国大会に行った土屋太鳳くらいしかいない。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:まぁ、ミステリーとしては回収してない伏線とかもあるし、別に因果応報的な話でもないのですっきりもしないんですが、「土屋太鳳、恐ろしい子……!」と圧倒されて帰る映画としては、これ以上、申し分ないというか(^^;; 勿論、彼女に着かず離れず喰らいつく芳根京子も、ですが。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
『累 かさね』:邦画が元気を取り戻している中で、新しい世代の役者さんも着実に育ってきている。それも気取ったシネフィルの多くが無視する、若者向け恋愛映画を土壌に育った俳優さんが、実力を発揮できるようになっているということは、大変に喜ばしいことです。それを確認する映画でした。#fr18_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月8日
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『マガディーラ 勇者転生』@新宿ピカデリー(18/09/06(thu)鑑賞)
本日の映画『マガディーラ 勇者転生』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。『バーフバリ』製作陣が『バーフバリ』の前に撮ったインド英雄奇譚。『バーフバリ』の成功でピカデリーがインド映画に積極的になってくれて大変喜ばしい。ちなみに『バーフバリ 王の凱旋』はまだやってます(^^) #fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』観終わりました。『バーフバリ』的なものを期待して観に来た方は、前半の現代パートに面食らうかもだけど、隙あらばギャグとダンスをねじ込む、ある意味、お馴染みのインド映画(^^)。それが過去世パートで『バーフバリ』と接続する。なるほど、そういうことか。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:一般的なインド映画…なるものを、年間1,000本も新作を送り出している国の映画を取り上げて語ることの無理があるのだけど、あえて『ロボット』辺りから入った中堅クラスのインド映画ファンとしては、歌とダンスと極彩色に彩られたロマンス作品、という印象がある。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:そういうのが楽しくてインド映画にのめり込んだ自分のようなファン層には、『バーフバリ』のような神話的時代劇は必ずしもメインストリームの作品ではないんですね。勿論、『バーフバリ』は『バーフバリ』で楽しみましたが(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:17世紀の前世で結ばれることなく非業の死を遂げた美姫と王国随一の勇者の魂を引き継ぐ男女が、互いにその意味を知らずに惹かれあう。くっつくのくっつかないののイチャイチャなラブコメを経て、ライバル登場……ここまでは、ど下手なインド映画ラブコメなんですが。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:問題はこのライバルで、旧藩王(マハラジャ)の血筋を引く御曹司で、ヒロインの従兄弟……まではいいのだけど、衆人環視の前で平然と殺人を行い、実父もいきなり殺害するシリアル・キラー(爆 言っとくけど、こんな悪役、インド映画でもそうそういないからね!#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:ヒロインを巡り、主人公とこの悪役は攻防を繰り広げるが、実はこの悪役、過去世でも前世のヒロインを巡って戦った間柄だったのだ。そしてヒロインの父親殺害の罪を主人公になすりつけ、ヒロインともどもヘリで立ち去ろうとする悪役。屋根からヘリに飛び乗る主人公!#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:ヘリのスキッドからよじ登ってヒロインを救おうとする主人公(トム・クルーズ?(^^;;)。だがあえなく転落し、湖に落下……水面下に深く沈みながら、17世紀インドの小国の戦士であった前世の記憶を思い出すのだった!(バンバン<ハリセンを叩く音w #fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:そこから前世世界の時代劇が始まるわけなんですが、この辺は完全に『バーフバリ』的な世界観。勇者は勇ましく雄々しく、美姫は可憐にして美しく、悪は徹底して邪悪にして狡猾。ケレンがロマンに直結する世界。というか、ここまでくるとだいたい察しがついてくる。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:この監督、ケレン描写がやりたくてやりたくてしょうがない人なのだな、と(爆 インド映画は元々、ケレン描写への許容度が高いんですが(無敵のスーパーポリスものなんてジャンルもざらにある(^^;;)、それでもなお、現代を舞台にしては限界がある。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:日本のコンテンツで例えるなら、『北斗の拳』とか『花の慶次』みたいな漢気MAXなケレン全開の話を現代でやっても、どこかギャグっぽいニュアンスになってしまうでしょ。しかしそれが、ポストニュークリアな世紀末世界とか安土桃山時代なら、ロマンに直結できる。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:実際、本作の悪役の、雑踏の中にいる主人公に槍を投擲して殺害を試みるなんて行為は、いくらインド映画でもリアリティ・ラインを逸脱しているのだがw、17世紀時代劇の悪役ならばしっくりくる。溢れ出るケレンへの欲求が、現代パートまで漏出してしまったのか。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:本作の前世パートを撮って、自身の汲めども尽きぬケレン欲求の泉に気づいたのか、それが世間に受け入れられるかこの前世パートで試したのか。それはよく判らない。本作を観ることで、このS・S・ラージャマウリ監督のフィルモグラフィの流れがようやく腑に落ちた。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:部族社会の残る南インドの田舎を舞台にしたボーイミーツガール・アクション『あなたがいてこそ』、ハエに転生して復讐を果たす『マッキー』の後に、いきなり神話的時代劇の『バーフバリ』で確変起こしたのがよく判らなかったのだが、本作を挟むことで納得がいった。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:このワンカットワンカットがケレンの塊みたいな前世パートの時代劇世界こそ、ケレン好きのインド映画界でも突出してケレンを愛する監督の欲望を全力で叩きつけて、それを余すところなく受け入れてくれる「約束の地」だったのだ。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:前世パートが悲劇で終わり、物語が現代パートに戻ってくると、登場人物たちが前世パートの魂の継承を盾に、現代を舞台にしながらケレンとロマンを強化して物語を強行突破するw これをやりたいが故の過去パートなのは判るが、インド映画としてもやはりやり過ぎw #fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018
『マガディーラ 勇者転生』:ただ、この物語のバランスを崩すほどの「変さ」、「過剰さ」「逸脱」が、傑作『バーフバリ』に繋がってゆくのだとすれば、本作はやはり観逃すべきではない重要な作品なのだ。そんなわけで、標準的なインド映画が『バーフバリ』になってゆく、転換点の映画でした。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 6, 2018