『レッド・ホークス』@ヒューマントラストシネマ渋谷(19/11/10(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『レッド・ホークス』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。敵中深くに墜落して孤立するパイロットの救出に赴く特殊部隊の活躍を描くトルコ映画。勿論、見る前から判る明白なプロパガンダ映画なんですが(^^;;、まあそれはそれとしてね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』観終わりました。越境作戦にまったく屈託ねえわ、「トルコ兵は良心的で、平和をもたらすために来るんだ」とか真顔で口にするわ、どさくさ紛れに「ここはトルコ領だ!(注:隣国領内です)」とか宣言するわ、よくやる(^^;; と言うか、こういう地慣らしを経てのシリア侵攻か。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:主人公は特殊部隊の隊長さんで、妻子を爆弾テロで殺されて以来、テロリスト絶対殺すマン(隣国内の反トルコ・ゲリラは皆テロリスト扱い)となり、戦術的合理性を越えて、自らの手でテロリストをぶっ殺す方を選ぶ男である。……いや、ダメじゃないかな、そんな隊長(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:この部隊は、最新型のエアフレーム型のヘルメット被ってるとか、ほぼ全員暗視鏡装備持ってるとか、装備はもっともらしいんだけど、すぐ敵に発見されるし、すぐ優勢な敵と真っ向勝負して全滅必至の状況に陥るし、司令部の命令無視してノリで戦闘始めようとするし……。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:敵地単独潜行中だっつーのに、接触する敵片っ端からぶっ殺すし(一応、トルコ系住民が虐められてるとか理由はあるけど)、ちょっと西側の一線級の特殊部隊と比べると、特にメンタル面で全然その域に達してない。つか、簡単に全滅覚悟するな、特殊部隊が。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:まあ、隣国の紛争地帯から地続きで国境越えてテロリスト(ゲリラ)がやってくるお国柄の事情を軽んずるべきではないことは踏まえておくべきにせよ、ちょーっと、ナショナリズムに酔っ払ってる気がするなあ。まあその辺は、最近の我が国も他人事じゃないわけだけど。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:お話は敵地深くに墜落したパイロットを助けてみたら、侵攻するトルコ軍を迎え撃とうとするゲリラが物資集積所を見つけてしまい、司令部黙認のもと(最初は国際法違反だと止められた)決死の特攻作戦を敢行することになります。……そしてまた全滅しそうになるのな(爆 #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:いや、ピンチに陥るのはいいんですよ。ただ、この隊長さんの作戦指揮がノリと勢い以外に描写されないので、もしかしてこの後、何も考えてなかったのか感が(^^;; 部隊を鼓舞する演説は上手いんですけどねぇ。現場がこういう士官ばかりだとトルコ陸軍も大変だ。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:実際のトルコ陸軍の士官の水準はさておき、これは既にトルコのナショナリズムに共感している人向けの内向きプロパガンダ映画で、共感を持たない人を対象とする外向きの強度を持ち得ていないように感じました。そっちが目的なら、もうちょっと他にやりようあったよな。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『レッド・ホークス』:つーか、前にも似たようなトルコの戦争映画観たけど、そっちにはもうちょっと批判的視座が(アリバイ的にせよ)あったんですが。こんな映画ばっか撮ってるのか、今のトルコは(勿論、トルコにはちゃんとした映画人がいるのも知ってますが)。うーん、だいぶアカン気がする。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月10日
『Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌』@ EJアニメシアター新宿(19/11/07(thu)鑑賞)
Thunderbolt Fantasy 西幽玹歌 PV第3弾
【映画パンフレット】Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌 (サンダーボルトファンタジー) 監修 虚淵玄
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Crescent Cutlass (期間生産限定盤) (DVD付) (特典なし)
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Thunderbolt Fantasy 生死一劍(完全生産限定版) [Blu-ray]
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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 オリジナルサウンドトラック
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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(1) (モーニングコミックス)
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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(2) (モーニングコミックス)
- 作者: 虚淵玄(ニトロプラス),佐久間結衣
- 出版社/メーカー: 講談社
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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(3) (モーニングコミックス)
- 作者: 虚淵玄(ニトロプラス),佐久間結衣
- 出版社/メーカー: 講談社
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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(4) (モーニングコミックス)
- 作者: 佐久間結衣,虚淵玄(ニトロプラス)
- 出版社/メーカー: 講談社
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引き続き本日の映画2本目『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』@ EJアニメシアター新宿に劇場入りしました。虚淵玄原案・脚本で台湾人形劇による武侠ファンタジー人形劇。結局、TV版2期はまだ観てないけど、大丈夫かな(^^;; 前の映画では、画面の情報量のせいか、映画の方が観易かった印象。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』観終わりました。今回はTV版2部の主要キャラ浪巫謠(CV西川貴教)の出生から語り起こすお話。ただそもそも、シリーズが始まる以前の前日譚なので、TV版を観てなくても大丈夫。ついでにレギュレーションも映画に合わせて生首がポンポン飛ぶぞ(爆 (^^;; #fr19_m
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:幼い頃より歌唱の才に秀でた浪巫謠は、人里離れた山奥で盲目の母に厳しく育てられるも、声変わりに驚いて狼狽した母の死をきっかけに里へと降りる。里ではその歌の才を悪党に利用されながら生きてきたが、月夜の晩に弦を奏でる陸天命と名乗る女と出逢う。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:陸天命との語らいの中で、人間らしい感情に目覚めてゆく浪巫謠だったが、ある日、国の権力者である皇女・嘲風に召し上げられ、歌舞音曲を演じながら殺し合う御殿試合に出させられる。嘲風のお気に入りとなり、血腥い試合を勝ち続ける浪巫謠。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:流されるまま日々を生きる浪巫謠だったが、ある日の試合の相手はあの睦天命で……というお話。時系列的にはTV版1期以前。実はTV版2期第1話Aパートだけは観てるのだが、そこでいきなりぶっ込まれてた新ワードや新キャラの意味が判ってすっきりした(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:そんなわけで、TV版2期はこれから観るわけなんだけど、やはり劇場版になると凄く判りやすくなるのは何なんでしょうね。絵的に情報量多すぎて、TVの小さな画面だと消化しきれない感はあったのだけど、あれからウチのTVも50インチになって印象変わるかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:あとTV版1期はキャラ多過ぎたんだよね。その点、今回の映画なんか、流されるだけだった少年が自我を確立した一人前の剣士になるまでのお話なので、観客の感情移入がし易い。シリーズ未見の人は、いっそ今回の映画から見始めた方がいいかもしれない(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:お話のテーマ的には、偶然にも昨日観た『蜜蜂と遠雷』と通づる「才(ギフト)」と「災(ディザスター)」が紙一重に人の身に共存するお話で、『蜜蜂と遠雷』ではそれを凡人の社会がどう活かせるか、だったけど、こちらではそれを自我で制することを目指す。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:それはこの作品が闘争を通じて自我の形成(ないしは存在の証明)を目指す「武侠小説」であることから必然的に導き出されるアプローチの違いだけど、まあ現代人が「才(ギフト)」と社会の関係性の落とし所を気にかけてるから、テーマに選ばれやすいのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:一方、その「才(ギフト)」のもたらす負の側面を懇切丁寧に繰り返し描いて、一旦は主人公の魂をへし折るとこまで追い詰めるのは武侠云々というより虚淵玄の作家的個性というべきで(^^;;、折ったまま歪んだ「災(ディザスター)」にしなかっただけマシというw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:一方、バトルシーンは台湾人形劇得意の超高速剣戟で、これは本当に劇場の大きなスクリーンでこそ映える表現で、何より光の使い方と相まってばしんと決まるレイアウトの良さが素晴らしい。あと流血多め、人体損壊、生首が飛びまくるのは映画だからかw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:今回、敵に変態はいても異能の魔人クラスのキャラがおらず、雑兵が数を頼みに攻めてくるだけなのだけど、主人公側が一切遠慮なく文字通り草でも薙ぐようにぶっ殺すので、絵面は大虐殺に(^^;; 作中で「危ないとこだった」とか言ってるが、どこが?(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:まあTV時代劇の主人公無双の剣戟シーンも、レギュレーションのレートを下げれば、このくらいの大虐殺描写になっちゃうのかな(^^;; この辺も高速描写で勢いつけて押し切っちゃうので、映画で観てる分には有りかなと思います。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌』:ファン目線を棚上げしても、総じて映画としての満足度の高い出来でした。あえて言えば、虚淵玄ファンとしては、もっと酷い話でも良かっ…。<おい。まあこの企画を期に、より台湾オリジナルな人形劇映画も入って来てくれると申し分ないんですけどね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月7日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』@地元のシネコン(19/11/05(tue)鑑賞)
映画『IT/イット THE END』本予告 2019年11月1日(金)公開
Netflix | IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
https://www.netflix.com/title/81081050
It Chapter Two (Original Motion Picture Soundtrack)
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IT/イット “それ"が見えたら、終わり。 [Blu-ray]
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本日の映画『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』@地元のシネコンに劇場入りしました。前作の少年編から27年後、大人編…つーか中年編。上映時間169分! 平日の昼日中に、空いてる劇場でバカ長い上映時間の映画を観れるのは、失業者の醍醐味よね……。<コメントしづらい発言を。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』観終わりました。あー、『ヒルコ/妖怪ハンター』の話が出てたのは、そういうことかー(^^;; まあそこは愛嬌として、Jホラーも踏まえつつ、がっつりモンスターを見せるアメリカン・ホラーの集大成みたいな映画。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:ま、だいたい「それ(ペニーワイズ)」は昼日中から出てきやがるので(^^;;、「出るぞ出るぞ」という予兆の恐怖を最大限に引き出すJホラーとは対局にあるのだけど、クライマックスで怒濤の観念バトルに雪崩れ込むのは日本の伝奇アニメっぽいw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:勿論、スティーヴン・キングが日本アニメの影響を受けているなどという気もないのだけど(^^;;、CGによってイマジネーション全開で表現できるとなったら、結局、そこへゆくのか、という感はあります。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:正直言うと、自分はすぐに観念バトルに雪崩れ込み、原理不明の謎ビームを撃ち合って、結局屁理屈が強い方が勝つwという本邦のファンタジーや伝奇アニメの風潮にうんざりしているのだけど、表現上の物理限界から解放されるとこうなるのか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:「何でも描ける」となると、表現者の欲望のより本質に近い、観念バトルに惹かれてゆくというのはあるのか。作り手の内面の葛藤を、よりダイレクトに表出する手段として、実写映画(まあCGだが)も選択肢として入ってきたということなのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:それとは別に、今回「それ」と対決するために集まった元少年探偵団=現アラフォー中年探偵団は、それぞれの「思い出の品」を探してそれをお焚き上げ(だよなあ、アレは)するわけだけど、この辺はホラーというより中年帰郷ドラマだよね(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:中年の危機に瀕して、原点である少年の日を回顧する。それを普通のヒューマンドラマではなくホラーに落とし込むのがハリウッド…というよりキングの特殊性なのかな(^^;; これが出来るから、彼が凡百のホラー作家から抜きん出てるんだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:こっちも大概いい歳したオッサンなので、主人公たちが故郷を散策して少年の日の思い出を振り返るとことか、問答無用でぐっとくる(^^;; キングと映画の作り手の手練手管に踊らされてるのは承知で、大人に必要なファンタジーですよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:正直、ホラーとしては「見せ過ぎ」とは思うものの、中年帰郷ドラマとしてはよく出来てるので、そっちで充分に元は取れた感じ。まあそれを6人もいる主人公たち全員分、きっちり丁寧にやるから169分もの長尺になってるわけですが(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月5日
■監督フィルモグラフィ:アンディ・ムスキエティ(1973年~)
『バナナ』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/11/04(mon)鑑賞)
本日の映画1本目『バナナ』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1960年公開。獅子文六原作。華僑のひとり息子(津川雅彦)とシャンソン歌手の卵(岡田茉莉子)がコンビを組み、バナナの輸入で一獲千金を狙うもそう簡単に話は転がらず……というお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』観終わりました。「有名になりたい」とシャンソン歌手になると言い出した岡田茉莉子のリサイタル開催費捻出のために、華僑の息子の津川雅彦が神戸の叔父からバナナの輸入ライセンスを譲ってもらって商売を始めたら大成功。調子に乗るふたりに怪しげな連中が近づき……というお話。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:初手から中国人社会が本土の中共系と台湾の国府系に分断されているナレーションから始まり、主人公の父(というより、彼も主人公)の在日華僑の資産家 呉天童(2代目尾上松録)氏が、そういう政治的対立から距離を措き、のんびり暮らしたがってる様子が描かれる。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:奥さんは日本人なので、息子の津川雅彦は日中混血。チャキチャキの江戸っ娘で現代っ子の岡田茉莉子と付き合ってる…というか、彼女の我がままに振り回されてる(^^;; だいたい「シャンソン歌手になりたい」てのもほぼ思いつきで、周りがその気になるとやる気なくすというな(爆 #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:黙ってれば和製オードリー・ヘップバーン級の美人で、この性格に更に江戸っ子の男前なとこもあって非常にキュート♪ まあ、結局、彼女がすべての元凶のような気もするけど。ただ全体通して観ると主人公とこのヒロインのお話というより、在日華僑のお父さんの家族観のお話のような。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:このお父さんは、ウチに出入りしている大陸系中国人学生に学資を出しているけど、別に大陸支持というわけでもなく、この学生から議論を吹っかけられても、ニコニコ笑って「僕は美味しいものさえ食べられれば、それでいいのさ」と取り合わない。政治的対立から超越していたいのか。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:まあ、この学生(小池朝雄)も調べてみたら学籍が存在しない、在日華僑でも黒社会系の有力者の元にも出入りしていると、とてもうさん臭い(^^;; この青年がバナナ・ビジネスで大金を得た息子に近づいて何やら企んでいる様子……。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:まあ息子の話はともかく、お父さんが奥さんから帰化を勧められても乗り気ではないのは、中国人としてのアイデンティティ云々というより、国家に深く帰属することを嫌ってる感じ。戦時中に色々あったのかしら……(匂わすようなことは口にする)。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:このお話、原作者も監督も役者も日本人なので、(まあ在日華僑に取材くらいしたろうけど)この時代の日本人の抱く「身近な隣人」としての在日華僑イメージに近いのかな。それでも同時代の邦画に見られる中国人像より、ステロタイプ臭が薄く感じられます。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:作中でお父さんがおどけて「カラテ(空手?唐手?)」の振りをしたり、息子がカラテで悪漢たちと格闘するシーンがあったりと、この時代は中国人と言えばカラテ使いだったのかな(^^;; 1973年の『燃えよドラゴン』でのブルース・リーも空手扱いだったので、中国拳法=空手だったのか。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:その一方で、小池朝雄演ずる大陸系青年のように、ぬめっとした得体の知れなさとかもあって、それもまたこの時代の日本人の持つ中国人像でもあったのでしょう。その一方で、あんまり儒教的な奇異なエスニック描写はなく、生活描写は日本人の富裕層とあまり変わりはない。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:この映画では、やはり在日華僑を「身近」に描き、日本人の観客から見てもその家族像、父親像に想いを重ねられるように描かれている。息子たちの友人たちも、ヒロインの家族も、別に華僑だからといって構える風でもなし。この辺のさじ加減が面白いですね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
『バナナ』:「家族の物語」の描き方が今の映画のメソッドと違って、全然ドライにも感じられるんだけど、それでもラストでお父さんが飄々と父親としての役目を果たしにゆくとことか、観終わった後味も爽やか。それにつけても、ヒロイン岡田茉莉子の喰えないキュートさも魅力の映画でした。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 4, 2019
■監督フィルモグラフィ:渋谷実(1907年~1980年)
李香蘭 山口淑子 DVD5巻セット 蘇州の夜 サヨンの鐘 わが生涯のかがやける日 初恋問答 野戦軍楽隊 SKRI-005
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『X 謀略都市』@ヒューマントラストシネマ渋谷(19/11/03(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『X 謀略都市』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。閑職に廻されていた女刑事が、連続する不審死に違和感をおぼえて個人的に追ううちに、社会主義国家時代の国家的暗部にぶち当たるというハンガリー映画、だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『X 謀略都市』観終わりました。タイトルは大仰だけど、お話は神経症ホラー気味なミステリー。主人公は自殺した夫の現場に居合わせたことで、遺体を見ると過呼吸起こして倒れちゃう女刑事(写真だと大丈夫)で、でも現場の観察力や洞察力は超一流という設定は面白いな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『X 謀略都市』:そんなPTSD持ちなので、現場から外されて書類整理仕事が中心なんだけど、不審死扱いの死者の現場検証記録からかすかな齟齬を見つけ、これが一連の連続殺人では、と問題提議する。誰からも相手にされない中、興味を持った男性刑事とともに捜査を始めるのだが……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『X 謀略都市』:それで最終的に旧社会主義時代の国家的陰謀に繋がってゆく……という事件の真相の構図は大きいのだけど、主人公は終始神経症的な恐怖にさいなまされ、実際に身近な人間にも裏切られる。そしてちょいちょい差し込まれる、天地逆さまのブダペストの都市の映像。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月4日
『X 謀略都市』:善悪の転倒。認知の基盤の揺らぎ……などの意味があるのかな。いずれにせよ、ゆっくりと移動するドローン空撮の俯瞰映画と相まって、強い不安を掻き立てるられる絵づくりになっています。一応、事件の黒幕は倒すけど、それで解決ってわけでもないしねえ……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月4日
『X 謀略都市』:主人公個人の神経症的フォビアを現代社会の普遍的なそれに重ね合わせて描く映画であって、本気で社会主義時代の旧悪を暴こうとかではないし、ましてやじゃんじゃんバリバリ撃ち合う映画でもないです(^^;; ぞわぞわする不安感を味わう映画って感じかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月4日
■監督フィルモグラフィ:ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ(1968年~)
『ロボット2.0 』@新宿ピカデリー(19/10/27(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『ロボット2.0 』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。インド映画の「スーパースター(出演作のアバンでそうテロップが出る(^^))」ラジニカーント主演による超ロボット・バトル映画の第2弾。2012年からの日本でのインド映画のムーブメントはこの前作から始まったんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月27日
『ロボット2.0 』観終わりました。「スーパースター ラジニ」の表記がCGでぐりぐり動いて進化してた。<そこ?(^^;; そんなわけで、色々進化とパワーアップして帰ってきた『2.0』。しかし、悪役が悪堕ちした理由がもっとも過ぎて、主人公側の方が外道に見えてしまうのは、どうしたものか(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月27日
『ロボット2.0 』:インド東部にある国内第3の大都市チェンナイで市民の携帯が大量に空に吸い上げられ、携帯電話事業関係者が怪死する事件が続発。スーパーロボット「チッティ」開発者のバシー博士も参加する州政府の対策会議が開かれるが、打つ手がない。そうこうする内に、事態は拡大する。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月27日
『ロボット2.0 』:奪われた携帯の群体が巨大な怪鳥となって、携帯電話の電波塔や都市部の市民を襲い始めたのだ。事ここに至り、博士は封印されていたチッティを復活させ、大怪鳥と対決させるが……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月27日
『ロボット2.0』:前作で割と行き当たりばったりと話が転がり、本筋とあんまり関係もなく歌と踊りのパートが入ってくる(でも完全に本気。多勢のダンサー引き連れてアンデス・マチュピチュ遺跡でロケとかしたりする(爆)衝撃に比べると、比較的大人しくなってます(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:今回は悪役は、携帯電話の電波が小鳥たちの生態系を破壊していることを儚んで自殺した鳥類学者で、その霊が悪霊化して、チェンナイ周辺の携帯電話・スマホを大量に奪い、その群体が大怪鳥として市民を襲う。……何で、とか訊くな(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:前作で悪堕ちしたブラック・チッティが大増殖&大合体した技術的理屈も、別に説明はされなかったが、悪霊とか有りなのかこの世界観。一応、キルリアン・エネルギーがどうたら言ってたので、作中では力づくで「科学」扱いに押し込んでいる模様。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:冒頭、夕暮れの電波塔によじ登り、長いロープで首を吊る老人。その死を悼むように、周囲を鳥たちの群れが囲む……という『劇場版パトレイバー』を彷彿とさせるアバンから始まり、中盤でその老鳥類学者がいかに絶望したかを誕生時点から(!)語り起こす。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:いや、何か、携帯電波用の電波塔から発せられる強力な電波が小鳥などの方向感覚を司る器官を狂わせて、多様な種類の小鳥の生活サイクルが破壊されてバタバタと死に、更には小鳥が減って害虫を食べなくなって農作物の収穫量にも影響が出てると。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:この辺り、ちょっとどこまで公的に認められた学説なのかよく判らないんだけど、どうも携帯キャリアが国内に多すぎるとか、国の定めた電波出力基準を守らないとか、それを役所が真面目に取り締まらないとか、インド特有の事情もあるようで。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:そんなわけで、学会で相手にされない。役所に訴えたら追い返される。メディアに訴えてもダメ。街頭で「スマホをやめよう」とプラカードを掲げても、道ゆく人々から白眼視される……そして、死んだ小鳥たちの墓標群の真ん中で絶望窮まってゆく学者先生。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:…というわけで、けっこうな長尺を割き、学者先生の死に至る絶望を微に入り細に入り語り上げ、無邪気に科学万歳な主人公たちの方が、悪に見えるという(爆 おお、スマホを捨てられない人類が憎い! SNSで何かコメントしたくらいでいいことした気になってる人類が憎い!<おい。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:こっちで結構ガチな社会批判をやってる一方で、これに対する主人公側のフォローがラストで取ってつけたような対応で済ますので、何か非常にいたたまれない感じになっちゃうんですよねorz まあ、こっちの問題定義が映画の本題ならこれでいいのかも知れないけれど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:まあ、今回の無数のスマホの群体が自在に姿を変えて都市を襲う大怪鳥vs無限増殖&超合体ロボのバトルという絵面は、インド映画でしか観られない「変」さに溢れていて楽しかったですけど。あと歌な。何か遠慮してるのか、今回エンディングだけなんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:ほら、「インド映画って歌と踊りのあるやつでしょ」て世界中でバカにするから、当のインド人まで萎縮し始めたじゃん。インド映画はそれがいいの! それが超サイコーなんじゃん! むしろ、ハリウッドや邦画は何で踊らないの? バカなの、てなもんですよ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
『ロボット2.0』:そんなわけで、スーパースタア・ラジニ様が健在なのは嬉しかったけど、なまじ国際的にヒットしちゃったもんだから、ちょっと変に意識してしまった感のある続編映画でした。次があるなら、もっと行き当たりばったりで、歌い踊る楽しい映画に戻ってくれるといいな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月3日
■監督フィルモグラフィ:シャンカール(1963年~)
『8番目の男』@シネマート新宿(19/11/01(fri)鑑賞)
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本日の映画『8番目の男』@シネマート新宿に劇場入りしました。証拠、証言、自白と全部揃った殺人事件の裁判の法廷で、被告がいきなり嫌疑を否定。8人のの民間陪審員の議論は紛糾する……という法廷ものの韓国映画。K-POPアイドルの男の子が主演だそうで、女性客比率高めです(^^) #fr19_n pic.twitter.com/DZ4FJGH6F4
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』観終わりました。2007年、韓国初の陪審員裁判で、母親殺害の容疑で逮捕された被告の裁判が、事前の予想をひっくり返して、まさかの逆転無罪となった実話に基づくお話。陪審員のキャラとか盛ってそうだけど(^^;;、初の陪審員裁判ということで、関係者の肩にも力が入ってたのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:韓国初の陪審員裁判の開廷直前に、陪審員に欠員が出て、急遽、貧乏発明家の青年が「8番目の男」として召集される。開廷した裁判は、貧しい家庭で障害を持った息子が老いた母親をハンマーで殴って団地の上層階から突き落としたというもの。各種証拠は揃い、本人の自白もある。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:鉄板と見られた裁判で、陪審員は量刑を審議するだけのはずだった。だが検察官が事件概要を説明する場で、被告は自供内容を翻す。事件直後に階段を走って逃げようとして転倒して頭を打った被告は、事件前後の記憶がないというのだ。法廷で暴れる被告の姿に動揺する陪審員たち。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:その中で、「8番目の男」である発明家の青年は、検察が組み立てた罪状設定にかすかな違和感を覚え、被告の有罪認定を拒否する。早く済ませて解放されたい他の陪審員の説得にも折れず、違和感の正体を明らかにしようと、青年は裁判資料に向き合うのだが……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:「陪審員映画」としては、割と定番なお話で、奇を衒わない分、安心して観れる映画でもあります。ご存知の通り、陪審員制度は日本にもあるし、社会保障からこぼれ落ちる貧困家庭や障害者政策の問題も共通してるので、割とそのまんま邦画リメイクとかできそうでもあります。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:という事は、日本の陪審員裁判の事情もだいたい同じだろうと考えながら観ていたわけですが、いや、なかなかに危なっかしい制度ですよね(^^;; 作中では大学法学部の学生がひとり参加して、法的な考え方の枠組みを示して審議の方向性を示すんだけど、毎度彼がいるわけでもないし。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:審議なんかお座なりにして、さっさと終わらせて帰ろうとする陪審員の感情も判るし、作中で実際に口にされる「警察や検察のエリートの捜査が間違ってるわけないだろ」という権威主義的なバイアスを持つ人もいるだろう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:多分、大学法学部教授クラスの法学インテリジェンスを持った人物がファシリテーターとなって審議を進めないと、まともには機能しない(それにしたって、議論の誘導ではある)と思うのだが、現実にはどう対応してるのだろう。司法プロセスに市民を参加させる意義はよく判るのだが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:この映画自体は、民主主義社会における市民の司法参加の理念を、非常に判り易く明示するお話になっていて、その意味で教科書的、あるいは啓蒙主義的によくできていると思います。しかし、陪審員制度が機能するには、権威にとらわれず真に自由に司法と向き合う個人が必須となる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:それを不作為に選抜した「市民」に期待できるほど、普遍的な概念として私たちは持てているだろうか。それがないのなら……陪審員裁判の被告にとってはバクチでしかないわけで、公平な裁判とは言えない。現実には、どう対処しているのだろうか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:と言うようなことを、観ながら考えさせられる映画でした。あとお話のトーンはややコメディ風味ではあるものの、事件の「真相(かも知れない可能性)」が、結構キツいお話なんだけど、日韓どっちでもありふれてありそうで、それだけに辛い。そんな映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日