積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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『おねがい マイメロディ』第1回「バイオリンが弾けたらイイナ!」

 前枠『マシュマロ通信』同様、「かわいい謎の生物がやってきて、主人公と愉快な仲間たちを巻き込んで繰り広げる学園コメディ」。制作も前枠に続いてスタジオコメット(スタッフはだいぶ入れ替わってるみたいだが)で、安定した作画と天然ボケの入った作風が期待できる。
 その期待にたがわず、第1話を観る限りどこか間の抜けたノリと嫌味にならない程度にブラックなギャグも挟みつつ、のほほんと楽しめる作品に仕上がっている。テイスト的にいうなら、80年代から90年代に掛けて『うる星やつら』の影響下で創られていった少女マンガのコメディ作品通じる「男の子も楽しめるドタバタ・コメディ」といった雰囲気。
 これで主人公の仲間たちに体育会系の幼馴染の男の子辺りがいて、たまにラブコメってくれるとお約束として完璧なのだが、その辺りの立ち位置にはスポーツ系の女の子が配置されているので、ちょっと残念。ただこれもこのスタッフのやることだから、あえてお約束を外しに掛かってきている節もあるので、その内、ひねくれたプロットの話で活かしてくれそう。
 同じく今期の女児向け新番組『ふしぎ星の☆ふたご姫』がよく出来ているものの、期待されたほどには「大きなお友達」の気持ちの入り込む余地のない低学年女児にターゲットを絞った作品となっているだけに、『マイメロディ』には期待してしまうものがある。
 ……いや、まぁ、だからといってサンリオビューロランドに通いつめたり*1マイメロディ・グッズを買い漁ったりはしないと思うので、スポンサー的にはどうでもいい話なのだろうが。

*1:目の前にそびえる某社には仕事で行くかも知れんけど。