積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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『うえきの法則』第1話「植木耕輔・正義の法則」

 何もかもが唐突な第1話。作品の基本設定に関わる部分を序盤から台詞で(しかもかなり無茶な理屈で)片付けるわ、この1話しか出てこないキャラが意味深な過去話をするわ、同じくこの1話っきりの悪役の悪徳医師がいきなり鞭を振り出すわドリルカー(!)を持ち出すわ、滅茶苦茶である。別にアニメスタッフの肩を持つわけではないが、原作からしてそうなのだ。
 従って『サンデー』連載時は1話で切った。
 よもやあんな化け方をするとは思わずに。
 (以下、ネタバレ有り)
 実はこの突拍子のなさと無理やりな屁理屈が、この後のバトル展開で弾け、挙句の果てに「敵に眼鏡を愛させて攻撃できなくさせる能力」などというその筋を騒然とさせるようなネタが出てくるわけだ。
 で、アニメの方なのだが、やっぱりこの1話だけ観ると何がやりたいのかよく判らん(笑)。多少いじってくるかと思ったが、突拍子もなさ過ぎていじりようがなかったか。
 この突拍子のなさを演出的なハッタリで押し切ってくれれば、アニメもけっこう面白くなるんじゃないかなと思わせる出来ではあった。大仰なBGMもハッタリが効いていて良し。
 たぶんこの作品を観るにあたっては、あまり余計なことを考えたら負けだと思うな。
 とりあえず視聴継続。レビューは……まぁ、気が向いたら続けます。