積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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『ハチミツとクローバー』第1話「……人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。まいったな……」

 原作は未読。けどまぁ、一応、リンクは載っけとこう。

ハチミツとクローバー (7) (クイーンズコミックス―ヤングユー)

ハチミツとクローバー (7) (クイーンズコミックス―ヤングユー)

 えらくテンポのいいドタバタから入っていてびっくりした。メディアや書店で見かける原作者の絵からは、失礼ながらここまでの躍動感を感じなかっただけに、油断していた感がある。実は原作もこういったノリなのかな。
 勿論、『ミルモ』で低学年向けファンタジー・ギャグを何年にもわたってきっちり創り込んできた監督のカサヰケンイチと、アニメ脚本家として人気実力ともに脂が乗りに乗っている黒田洋介のタッグだけに、手堅く弾けるという恐ろしく高等な芸当を見せてくれた。
 しかし、話の終盤でスピッツの曲が流れ始め森田が(意味もなく(笑))疾走し始めた辺りで、何故だかフジの月9ドラマっぽい匂いを感じてしまった。まぁ、今時の若い女性脚本家が、この手のノリの話を好んで書きたがる傾向があるのは確かなのだけど。
 
 しかし、今期のアニメは至る所で黒田洋介と梶浦由紀の名前を目にするな。それで作品の質が少しも落ちてないところは驚きの一語に尽きるのだけど、スタッフィングが安易に流れ過ぎてんじゃねぇのかという気もする。