本を買う男

　月末である。給料日なのである。
　駅前の書店で何かに憑りつかれたように本を買い漁っても、それは仕方のないというものである（いや、よく判んないし、その理屈）。
　そんなわけで本日のお買い物リスト総めくりなのである。
　まずは佐藤大輔『侵攻作戦パシフィック・ストーム３　可能行動』。

可能行動―侵攻作戦パシフィック・ストーム〈3〉 (徳間文庫)

　いやぁ、中公版持ってるし、どうせ書き下ろしもないと判っていても、ついつい買ってしまうのが信者の哀しさよ……。
　次いで、アンディ・マクナブ『ラスト・ライト』。

ラスト・ライト (角川文庫)

　元SAS（英国陸軍特殊部隊）出身の著者の待望のシリーズ最新作。今回はチャイニーズマフィアがらみの狙撃ネタだそうで。
　特殊部隊出身の作家は英米では珍しくはないが、その中でも群を抜いて描写やプロットが上手い作家で、特に米国の元軍人作家にありがちな政府や軍への甘い幻想と無縁なクールさが心地よい。
　一応、本国では年１冊ベースで新作を発表しているようなのだが、翻訳は２年振りですよ。いいから、どんどん続きだせ、角川書店。
　これから下はコミックで、まずは安彦良和『機動戦士ガンダム　THE ORIGIN』第９巻。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(9) (カドカワコミックスAエース)

　いよいよオリジナルの過去編に突入。あぁ、ランバ・ラルが若い！
　最後は昨日の勢いのまま残りを揃えてしまった空知英秋『銀魂』第４〜６巻。



　巻を重ねるごとに磨きのかかる泣かしのテクニックについてはいずれ稿を改めるとして、長谷川といいお通といい、キャラを堕とす手に容赦がない。ダイナマイトお通ってなんだよ、アイドルじゃなかったのかよ（笑）。
　ちなみに第７巻も間もなく発売だそうで……明日辺り漫画専門店に並んでるかな。
　
　おのおのレビューは気が向いたらと言うことで。
　いやぁ、色々宿題たまってるしなぁ。