積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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『週刊少年サンデー』29号

福地翼うえきの法則+

うえきの法則 (16) (少年サンデーコミックス)
 『+』になってから顕著なのだが、この作品は目で芝居を魅せるようになってきている。
 やってることは非常にオーソドックスな少年マンガで、今回の話も主人公が特殊能力に覚醒する回としてさほど特殊なことをやっているわけではないのだが、それだけにこの目の力が活きてくるのよね。
 
 

雷句誠『金色のガッシュ!!』

金色のガッシュ!! (20) (少年サンデーコミックス)
 ……いや、何つーか、連載史上最凶最悪のシチエーションでカタストロフが進行中であり、清麿が脳髄を振り絞って危機脱出の一手を繰り出し続ける、まさに手に汗握る展開でありながら、派手な見開きを使って「実は泳げたファウード」がざばーんと海面から飛び出すというこのシーンに、もはや笑うべきなのか恐怖すべきなのか、いずれにせよ何やら得たいの知れない陶然とした夢見心地な境地に連れ去られ、あるいはこれこそ少年マンガを単行本ではなく連載で読む最大の快楽ではないかなどと感じつつ、薄れゆく意識の中で、そーいやアニメでは本当に日曜の朝っぱらから恵に「テ●ンコ」を連呼させるのであろうかと遠く日本の放送倫理の在り方へ想いを馳せたりする回だった。(よく判らん)

あだち充クロス・ゲーム

 ようやく主人公の中に野球へ向かうきっかけが芽生えた回。ここまで7話も掛けてる。しかも恐らく「本当のモチベーション」は、これから始まる「小5の夏」を経て初めて主人公の心に宿る展開になるのではと見られる。
 で、勿論、あだち充なのだからして、本当の本番は「甲子園」である筈だ。
 世の中には、10週で打ち切られるマンガ家もいるのに。
 それを思えば、老舗の造り酒屋みたいな贅沢な話というか。

畑健二郎ハヤテのごとく

ハヤテのごとく! 2 (少年サンデーコミックス)
 祝2巻発売。
 今度はいっぱい刷ってもらえたみたいでよかったね。
 勿論、買ってはいるのだけど、今日は連載の方の話。
 またしても斜め上をゆく論理展開で会話を進めるお嬢さんが登場し、とりあえずフラグを立ててしまうハヤテ(笑)。
 弁当ひとつ届けるまでに、この調子で何本のフラグを立てるつもりなのだろうか。
 つーか、それまでに何週消化するつもりなのかという話であり、マリアさんの影がまたしても薄くなり、単行本の巻末でさめざめと泣くのかという話なのだが。

満田拓也『MAJOR』

Major―Dramatic baseball comic (54) (少年サンデーコミックス)
 ここのところの展開は、「実在のプロ野球の選手達も一目措く吾郎ってスゲー」と感じるか、はたまた「実在の選手を吾郎ごときの咬ませ犬にしやがって」と感じるかで、まったく評価が変わってくると思う。
 
 
 

皆川亮二D-LIVE!!

Dーlive!! 10 (少年サンデーコミックススペシャル)
 この展開は……何やらデジャビューが……(笑)。
 最終回が近いんでしょうか。