積読日記

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『週刊少年サンデー』9号

総評

 久しぶりにサンデーの感想でも。
 とは言っても、忙しいので短めに。

井上和郎あいこら

あいこら 1 (少年サンデーコミックス)

あいこら 1 (少年サンデーコミックス)

あいこら 2 (少年サンデーコミックス)

あいこら 2 (少年サンデーコミックス)

 連載当初は(この作者にしては)お上品な展開に「どうしちゃったの」と心配したものだけど、単行本1巻分を過ぎた辺りからかつての調子を取り戻し、いまやこんな記事が書かれるほどに(笑)。
「フェチの特急券」てあなた。
 
 今回のお話は、帰省した下宿先の女性陣を追って「夏休み日本縦断フェチの旅」に旅立ったハチベエが、旅先で出逢った「理想のうなじ」を持つ幽霊少女の成仏のために人肌脱ぐ──とここまでは、この作品のいつものフォーマット通りなので、予想の範囲内だったのだが、そこからフェチの情熱に衝き動かされるまま一大カオスへと突っ走る辺りが、さすが俺たちの井上和郎である。素晴しい。
 しかし、この調子で寄り道していたら、半年くらい簡単に経っちゃいそうですな。