積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

■Twitter               ■Twilog

■小説を読もう!           ■BOOTH:物語工房
 
各種印刷・製本・CDプレス POPLS

監督:ジョン・マクナティアン『ダイ・ハード [DVD]』

 新作のレビューの前に温故知新。
 というわけで、1988年公開(日本公開は翌89年)の第1作目のDVDを見直してみました。そーか、もう19年も前になるのか。確かこれ、1浪目の受験シーズンの合間を縫って、北九州の映画館で観たんだよね。
 主役のブルース・ウィリスもまだまだ若いなぁ……ってのはひとまず置いとくとして。
 今となっては、映画だけでなくマンガやアニメ、小説などにも多くのフォロワーを生んだ、テロ・アクション映画の古典的名作。
 いや、実際に観てて改めて思うのだけど、もうアクション映画としてケチのつけようがないのよね。高層ビル内という限定された空間の設定、離婚の危機に瀕したしょぼくれた中年親父の主人公、そしてこれでもかと詰め込まれたアイデアの数々。……。
 映画にも「黄金率」というものがあって、これ以上、何足しても引いてもダメ、「映画」にとって在るべき完璧な完成度のことを自分はそう呼んでいるのだけど、この映画はまさにその「黄金率」に達している映画だと思う。この映画以外では黒澤映画のいくつかなんかがそうかな。
 まぁ、細々としたところでは、設定の甘いところとか、ご都合主義的なところもちょこちょこ見受けられるんだけど、物語にスピード感があるからあまり気にならないんだよね。
 いやぁ、やっぱり何度観ても面白い映画ですよ。
 
 で、後、最新作の『ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組) [DVD]』と見比べて気づいたのが、テロリスト達の装備で、一部、ステアーAUGも使われているけど、ほぼH&K MP5A3で統一されている。9ミリ・ショートですよ。
 ところが、『4.0』では皆、普通にアサルト・ライフルを持ち出している。
 どう違うかというと、貫通力がまったく違う。9ミリ弾なら防弾ベストでほぼ阻止できるけど、ライフル弾を阻止するにはセラミック・プレートか何かを何枚も装備しないと難しい。薄い壁なんかスポスポぶち抜いちゃう。
 これは警察などの法執行官や軍人から民間人やテロリストまで、軽量で高機能、安価な防弾衣類が割りと手軽に入手できるようになっているからで、9ミリ弾くらいでは話にならないからいきなりライフルを持ち出してくる。物騒な話ですな。
 これは『マイアミ・バイス [DVD]』や『キングダム』のようなマイケル・マン映画を観てても感じたけど、この辺が90年代の映画と911以降の00年代の映画のひとつの大きな違いになっていると思う。
 
 そんなわけで、明日は『ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組) [DVD]』をレビューします。