積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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原作:佐藤大輔/作画:佐藤ショウジ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD (4) (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ104-4))』

 佐藤大輔原作によるゾンビマンガの第4巻。
 ……各方面から絶賛の『皇国の守護者』の方の連載を潰しといて、こっちにノリノリな原作者の姿勢はどうなのよって話はとりあえず脇に置いといて。
 いや、もう、どいつもこいつも本当にゾンビ好きな。
 まぁ、「吸血鬼」も含めて、どちらも非常に判りやすく「生と死」を話の前面に持ってきやすいってのと、日常の風景をそのまま非日常にスライドさせられるって辺りがポイントなんだろうけど。
 後はあれかな、これまで原作者がやってきた架空戦記的な作品が、ずっと「歴史」だの「戦争」だのといった大状況的な話を前景に置いた話ばかりだったので、その反動でひたすらに登場人物達をバイオレンス&エロスで目の前の危機に追い込み続けるこんな話に走ったのか。
 原作も作画も水準以上の実力の持ち主なので、まぁ、充分に面白いは面白いでいいのだけど、別にゾンビ好きでもないいち原作者ファンとしては、ちょっとどういう読み方をしたらいいのか、いまだ当惑したまま迎えるこの4巻なのでした。