春一夜〜或いは都市型高等遊民の消費形態

　昨日、一昨日は23時過ぎの帰宅だったのでお休みさせていただきました。
　仕事が忙しくて疲れるっつーか、仕事にならなくて疲れるっつーか。
　……ま、いい。ま、いいのです。
　それより上がりの時間が遅いので、仕事帰りに寄れるのが新宿の「とらのあな」ぐらいしかないのが辛い。*1
　ここは一応オタク向けのCDやDVDなども置いてるのですけど、基本、書店なので、売れ筋のCDの在庫などはそれほど押さえられていない。
　そんなわけで、坂本真綾の『トライアングラー』なぞ速攻で消えるのです。
　
　何年か前なら週末まで待って、近所のTUTAYAでも廻るところなのだけど、密林さんの魔力に骨まで毒された消費者はそんなに待てないのです。
　ほれ、ポチっとな。

トライアングラー

　駄菓子菓子。
　単価\1,500以下の商品には送料が掛かるという非情なる密林の掟。
　ならば、と、もひとつ、ポチっとな。

機動戦士ガンダムUC〈3〉赤い彗星 (角川コミックス・エース)

　……いや、こないだの週末に新古書店で『機動戦士ガンダムUC 1 ユニコーンの日(上) (角川コミックス・エース 189-1)』と『機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース 189-2)』を買ってまして。『機動戦士ガンダムUC (4) パラオ攻略戦 (角川コミックス・エース 189-5)』も出たことですし。いつ読めるのかしらんけど。
　
　こうして消費者は貪欲でWEB2.0なビジネスモデルのコンテキストに取り込まれてゆくのです。
　あなおそろしや。＜単におまえが欲望に弱いだけだ。
　
　で、本の方は『めいたん メイドVS名探偵 (ガガガ文庫)』を読んでるんですが……。

めいたん メイドVS名探偵 (ガガガ文庫)

　困った、微妙だ。
　大戦間期のSFネタなどという読み手に特殊な教養を要するようなネタを、しかもじんわりと脇から効いてくるような振り方をされても、なまじこっちも理解できるだけに対処に困るのです。いや、小ネタ単位ではつまらんとはいわんけどもさぁ。
　しょうがないので、『TV Anime School Daysイノセント・ブルー (JIVA CHARACTER NOVELS)』など思わず手に取ってしまうワタシ。

TV Anime School Daysイノセント・ブルー (JIVA CHARACTER NOVELS)

　……いや、ロバート・B・バーカーの『スクール・デイズ (ハヤカワ・ノヴェルズ)』ではなく、「nice boat!」の方ですけど。
　
　こうして、落ちもなくぐだぐだのまま、春の夜は更けてゆくのです。

*1:評：38歳独身会社経営者（一応）の発言として聞くと、とても味わい深いものがあります。