積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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ガソリン暫定税率復活

 ……で、本日、可決されるようなのですが。
 
■NIKKEI NET:租特法、30日再可決・ガソリン暫定税率復活へ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080430AT3S2900M29042008.html
 
 暫定税率復活派の方の主張も判らんでもないんですが、じゃあ、何か代わりの景気対策をやってくれるのかと言うとそれもない。財務省が財政優先で、医療も教育も福祉地方自治もへったくれもなく、とにかく金は出さないの一点張りですからね。
 必要な行政サービスすらも綻び始めているんですが、最終的に「国の役割」ってどこからどこまでで、そのためにどこまでの負担を国民に求めるのかの全体像がさっぱり見えないまま話が進んでいるんですが、どうしたいのよ、これ。
 
 一方で、物価高騰に減税廃止、保険料値上げと消費者の可処分所得を減らす方向にばかり政治が動き、おまけに外資は排除するわで内需拡大なんて夢のまた夢。
 ……もしかして、自民党公明党はそんなに破滅したいのか?
 今回の暫定税率復活で一番打撃を受けるのは自民の支持基盤である地方票だし、建設業界への配慮のつもりでも昔ほど業界の票は固くない。
 財界全体としては、道路財源確保で公共事業が維持されるのを歓迎する向きもあるだろうけど、メーカーやサービス業にとっては内需縮小に燃料費高騰で売り上げや利益の減少に繋がることは目に見えているので歓迎はしないだろう。
 とても、まともな選挙戦略があっての行動とはとても思えないし、それは今回の山口2区の補選で端的に確認できたはずなのだけど。
 
 まぁ、若手連中の言動見ていると、「ダメだ」と判っているのに組織内部の論理──というか、「惰性」を止められずにここまできちゃったという感じだが、そんな機動力のない組織集団に国政を任せていいのかという気が切々と募るのだが、どうしてくれましょう。