積読日記

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義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第3回:まえがき

■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第1&2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090125#1232863549
■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090125#1232863550
■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090125#1232863551
 
『棺のクロエ2 超高度漂流』の連載第2回。
 今回は少佐による6課本部への報告と「敵」の襲撃開始までのくだりです。
 
 本筋とはあまり関係ないので本編ではまったく言及していませんが、少佐や軍曹の所属する「陸軍参謀本部特務6課」は、日本でいうところの防衛省情報本部、米軍のDIA(国防情報局)のような軍諜報機関で、その中でも専任の担当地域や分野を持たない遊撃支援専門の部隊という設定です。基本的に単独か少人数で現地に赴き、今回みたいに自分たちが直接作戦行動(オペレーション)に従事したり、部隊や組織を編成して指揮を執ったりするのを主な任務としています。
 まぁ、『007』のジェームズ・ボンドみたいなものだと思っていただければいいかと。
 ……いや、初期イメージでは、少佐はボンドみたいにダンディでクールなキャラになるはずだったんですが、何を間違ったのか。結局、いいようにクロエに振り廻されるキャラになってしまったorz。
 
 後、本編中で少佐が使っている暗号通信の機材は、冷戦時代のスパイ小説で出てきたガジェットのリスペクト品。
 この辺のガジェットって、デジタル時代になってつまんなくなった分野ですよね。
 PDAがあればとりあえず何でも済んじゃうってのは、それはそれで便利ではあるんだけど。
 
 次回は、いよいよ「敵」による<アリーズ>制圧、そしてその目的とは……の第3回です。
 おたのしみに。