積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第4回:まえがき

■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第1&2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090125#1232863549
■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090125#1232863550
■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090125#1232863551
■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090201#1233471278
■義忠『棺のクロエ2 超高度漂流』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090201#1233471279
 
『棺のクロエ2 超高度漂流』の連載第3回です。
 
 今回は「敵」による<アリーズ>制圧、そしてその目的とは……の第3回(掲載話数としては第4回)です。
 
 前作のコピー誌版の読者の方から、この作品での技術水準がちょっとよく判りづらい、というご指摘をいただいたことがあります。
 それも言われてみれば通りで、俗世の基本的な技術水準に、ワンランク上の先進的な「敵」側の技術水準、更に「棺」はおそらくそれすら隔絶して存在しているという3層構造なんですが、それを文章で表現するのは難しい。
 いや、ま、その辺、ねっとりじっくり書き込んでもいいんですが(おい)、作中のスピード感がなくなるのであまり詳しく言及してきませんでした。どうせ、ただでさえ「説明が多い」とか言われてるし(拗)。
 で、ここでちょっとだけ補足しておくと──
 

  • 俗世技術:我々の世界でのWWII終結直後くらい。ただし、機人(サイボーグ)技術とその周辺の電子制御系の技術が突出しているのとは裏腹に、ジェットエンジンなんかは実用化されていない模様。現実世界でもジェットエンジンの開発はタービンブレードなんかの強度確保に難航してますし、案外、その辺の冶金系が弱いのかも。あと、電子回路には初歩的な集積回路レベルのものは実用化してそうですね。
  • 「敵」側:次回のお話でも少し言及されますが、同じ機人(サイボーグ)技術でも内臓まで完全に機人化する技術を持っている模様。それ以外では基本、こちらの現実世界と同水準の技術を使いこなせているようです。まぁ、それ以外の「隠し玉」もあるみたいなんですが。
  • 「棺」:……これについては具体的に書くとネタバレになるのでパス。今回のエピソードでもちょっとだけ言及しています。まぁ、とりあえず「何でもあり」と思っていただければいいか、と。 

 ……改めて書いてみると、大した説明になってないな(爆)。
 これ以上は今後のお話の中で少しづつ開示させていただきますので、よろしくお付き合いください、ということで。
 
 次回は、作戦会議その1。クロエが少佐達に自分の正体をばらすお話です。
 おたのしみに。