積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第13回:まえがき

■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第1&2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090609#1244559898
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090609#1244559899
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090609#1244559900
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090614#1244952601
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090614#1244952602
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第4回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090621#1245560162
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第4回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090621#1245560163
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第5&6回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090628#1246167065
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第5回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090628#1246167066
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第6回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090628#1246167067
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第7回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090705#1246764170
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第7回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090705#1246764171
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第8回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090712#1247375770
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第8回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090712#1247375771
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第9回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090719#1247976413
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第9回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090719#1247976414
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第10回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090726#1248582998
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第10回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090726#1248582999
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第11回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090822#1250927561
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第11回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090822#1250927562
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第12回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090830#1251615366
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第12回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090830#1251615367
 
 連載第11回目。
 少佐がフェリアにぶん殴られるお話。それと、ホルト中尉がシラン大尉から決起の真の目的を聞いて、愕然とするお話。
 
 少佐が洩らした本音は、まぁ、<帝国>軍としては決起の行方がどうなろうと、とりあえずフェリア王女の身柄を押さえておけばどうとでもなるだろうという特務第6課の意向によるものです。あるいは、<帝国>軍の侵攻が実際に行われて占領政策が始まっても、フェリア王女の身柄を盾に一定の発言権を確保できるだとうという狙いもあったのかもしれません。
 先週も書きましたけど、彼等は基本的に正義の味方でも何でもない、税金で動いている軍官僚システムのいち組織に過ぎないので、縁も所縁も得もないところには首は突っ込みません。
 まぁ、それで勝手なこと言ってるんですから、殴られて当然ですわな。
 
 物語的にここでフェリアに少佐を殴らせているのは、前回前々回で語ったフェリアの内的成熟を行動として明示して確立することと、物語の主導権を彼女が掌握したことを宣言する意味合いがあります。
 ここからはフェリア王女のターン、ってことですね。
 音楽で言えば、ここで転調し、ここからは異なる旋律で物語が奏でられてゆくことになります。
 
 次回は国境警備隊隊員をフェリアが説得する話です。
 ともあれ、乞うご期待。