積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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Interlude IV 〜COMITIA90前日

 2週間ぶりの更新ですが、この間、立て続けに2つもイベントに落とされたことで、泣きながら晩秋の日本海沿岸の小さな港町に逃げ込んで、そこの漁師相手の小料理屋でくだを巻きつつ、泣きボクロのチャーミングなバツイチの女将と好い仲になって、「このまま東京に帰らなくてもいいよな」とか思い始めたその矢先、地元で開かれた『戦国BASARA』オンリー・イベントで、地元の女子高生歴女同人作家の情熱的な片倉小十郎×伊達正宗(注:小十郎攻め)本を手にし、若い頃の情熱を思い出して「このままじゃ、俺は負け犬じゃねぇか」とひとりごち、泣いてすがる女将を振り切って、東京行の夜行列車に飛び乗った──りはしてません<長い前振りだ(-_-;;
 我がなんちゃって株式会社の決算期が11月なものですから、1年分の領収書の束やExcelと格闘していました。夢の中まで領収書が出てきます。高額商品の領収書がいくら探しても見つからない夢です。うぅ、領収書怖い。
 それもようやく山場を越え、本日、税理士さんの元に発送しました。
 そして、その過程で明らかになる弊社の財務状況。迫りくる各種税金の支払い日。法人事業税、法人地方税、源泉所得税……あれやこれや。うぅ、税金怖い。
 
 そんなわけで、いろいろご心配をおかけしてますが、イベントに落ちたことを悲しむ間もなく、なんちゃって零細企業のなんちゃって社長として経理資料の取りまとめに追われていました。
 コメントにお返事できなくてすみません>かたみこいさん
 
 えと、ちなみにご存じない方のために、せっかくですのでご紹介させていただきますと、かたみこいさんはプロの漫画家さんです。
 と同時に、プロ裸足の腕前を持つ小説同人作家でもあり、WEBでも作品を公開されています。*1
 特に現在連載されている『Selfish Bullet』は、ファンタジー的設定とアクチュアルな社会人ものをミックスした(一応)現代を舞台とした世界観のお話。第1話では「魔法」を管轄する特殊部隊に新たに配属されたヒロインの目を通して、クセのあるチームを魅力的に紹介するエピソードが展開します。
 これが「新入社員もの」としてのセオリーをきちんと押さえつつ、登場人物が多いのに短い出番の人物までちゃんとキャラが立っているし、「組織」としてのチームプレーの妙味とか、出動したチームが特殊部隊としてきびきびと動くところとか、エンターテイメントとしての完成度が非常に高くて、こちらが本業の方でもまったく不思議ではないクオリティです。
 いや本当、やって見れば判るんですが、1エピソードで大人数にそれぞれ見せ場を与えて、しっかりキャラ立てするのって、何気に難易度高いんですよ。気を抜くと、すぐに話がとっ散らかったり、出番無くなるキャラが出てきたり……。
 きっと表現方法の如何を問わず、最前線のプロの現場で数多くの「物語」を手がけられてきた経験が活きてるのでしょう。
 先日、第2話も公開されたということで、さっそく楽しみに読ませていただきたいと思います。
 ご興味のある方は、是非。