積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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そのに

 ちょっと前に実家の母親から電話が掛ってきまして。
「あんたの妹が子供産んだので、年末年始は東京(そっち)で過ごすわね」
「……いや、ちょっと待て。何かいろいろ途中の過程についての説明がすっ飛んでるんだが、その話はそもそも無条件に祝っていい話なんだろうな?」
「だって、あんた、電話もメールも繋がらないから」
「現にこの番号(PHS)に繋がってるだろーが!」
「しょうがないでしょ。この番号、思い出したのついさっきなんだし」
「あのな」
「そんなわけで、あんたの妹の家にいるから、こっちにいる間に一度くらい顔出しなさいよ。じゃあ、そういうことで」
「って、こら切るな! まだ訊きたい話が──おーい!」
 ……その後、妹本人に連絡を取って、何の問題もなくめでたいお話だったことと生まれたのが甥っ子だということを確認しましたけども。
 
 しかし、そうか。「伯父さん」か(うう)。
 とうとう自分も、毎年お年玉を用意したり、甥っ子の誕生日におもちゃを買い込んだりするようになってしまうのか。
 しかも、戦隊ものとライダーとウルトラマンのどのおもちゃを買っていったらいいか迷って、思わず『MG 1/100 GN-001 ガンダムエクシア イグニッションモード (機動戦士ガンダム00)』を買って行って妹にしばき倒されたりしてしまうのか。
 あああ、どうすれば。<どうにでもしろ。
 
 ……まぁ、その、兄として結婚式にも出ずに、こんな場所で伝えるのも気恥ずかしいのだけど。
 いや、後から直接口で言ったつもりだけれども。
 まずは「おめでとう」と。