積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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賀東招二著『フルメタル・パニック!11 ずっと、スタン・バイ・ミー(下)』

 全編、ねちっこくバトルを積み重ねて、最後は日常へ回帰しての見事な大団円。あとがきにもあるように「ボーイ・ミーツ・ガール」ものとして最後までぶれない姿勢も見事でした。
 個別キャラで言うと悪役にしては最後まで哀しい立ち位置のままだったレナードとか、宗介に対して最後に「父親」としての役割を果たして死んだカリーニンとか、せっかく奇跡の復活を遂げながら本編中でも「台無し」扱いされるクルツとかw、いずれも納得感のあるオチの付け方でこれも12年間の積み重ねを感じさせて素晴らしかった。
 なにはともあれ、12年間おつかれさまでした。