『桜の代紋』@東京国立近代美術館フィルムセンター(16/2/18(thu)鑑賞)
本日の映画『桜の代紋』@東京国立近代美術館フィルムセンターに劇場入りしました。1973年公開。時代劇映画の名匠・三隅研次監督、主演は『子連れ狼』の若山富三郎。……ガンダム刑事?(爆 #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016, 2月 18
『桜の代紋』観終わりました。関西を舞台に巨大暴力団vs無頼派刑事の激突。邦画ホームコメディからチャールズ・ブロンソン(風)のヤクザ・デストローイな落ちまで、振り幅が大きく、バイオレンス映画としては不思議なバランスの映画。…結局、ガンダム化するのな(-。-;; #fr16_n
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『桜の代紋』:大阪府警の奥村(若山富三郎)はヤクザも恐れるマル暴刑事。関西最大の暴力団・西神会の若衆頭・杉山(石橋蓮司)が米軍横流しの拳銃150丁を入手しようとして、制服警官を射殺し逃亡。この杉山を突破口に、奥山は西神会壊滅を目論む。#fr16_n
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『桜の代紋』:西神会と対立する地廻りのヤクザの協力を得て、杉山を逮捕。拷問同然の尋問によって、杉山から奪った拳銃の在り処を訊き出すも、先手を打たれて拳銃は奪われる。更に移送中の杉山を襲撃されて殺されるに至り、奥山は内通者の存在を確信するが……というお話。#fr16_n
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『桜の代紋』:うわー、石橋蓮司(狂犬。出番が終わると、さくっと殺される)が若いー、関口宏(若手刑事役。元気に張り切って単独捜査に挑み、さくっと殺される)って俳優だったのかー、とか、21世紀の今観ると驚きに満ちたキャスティングなのだけど、まぁ、それはともかく。#fr16_n
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『桜の代紋』:まー、その、序盤こそ邦画ホームコメディ的なコメディ描写があるものの、物語にドライブが掛かり始めるとさくさくと人が死ぬ(^^;; だいたい丁寧にネタ振りされてるので、「誰が」というのは想定の範囲内なんだけど、ペースがだいたいこっちの想像の5割増し(爆 #fr16_n
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『桜の代紋』:「あ、こいつ死……え?もう死んだの?」くらいの勢いでw 基本的に、敵のヤクザが警官に手を出すことに抵抗がまったくなくて、メキシコのマフィアくらいのノリで警察関係者を殺しにくるのと、その殺しもさらっと流すように片付けられるので、展開が早い早い。#fr16_n
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『桜の代紋』:終盤、主人公を徹底的に追い詰められ、序盤のコメディパートでは人懐っこい優しい表情を見せていた主人公が、非情な復讐者として敵の本拠に殴り込む。そんなわけで、結局、ガンダム化wするのだけど、この辺の振り幅の広さは、さすがは若山富三郎だねぇ。(^^) #fr16_n
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『桜の代紋』:ただ、このチャールズ・ブロンソン的な復讐パートに突入したとたん、あれだけ狡猾凶悪に主人公を追い詰めていた敵が、無策に一方的に狩られるだけになってしまうのは、ちょっと芸がなかったかな。エンタメ的には、ここでいっちょ派手な大銃撃戦やれよと思うのだけど。#fr16_n
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『桜の代紋』:ただこの西神会殲滅後に、県警幹部の記者会見と裁判のパートをわざわざ入れて、主人公の行為を「無法な暴力に過ぎない」と執拗に断じて、主人公もそれを(表面的には)受け入れる。物語的には蛇足なんだけど、この映画のテーマはこの辺なのかな。#fr16_n
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『桜の代紋』:70年代の勝プロ映画なので、流血や残酷描写は多めだし、いろいろ荒っぽいのだけど、このドライブ感は悪くない。時代劇で技術を磨いたスタッフだけあって、陰影の深さやアングルの妙も見事。DVDとか出てないんですが、機会がありましたら、是非。#fr16_n
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