『ある脅迫』@神保町シアター(16/3/1(tue)鑑賞)
本日の映画 『ある脅迫』@神保町シアターに劇場入りしました。1960年公開。金子信雄と西村晃主演という渋すぎる布陣(^^)で65分とコンパクトなミステリー。地方銀行を舞台に、脅迫から銀行強盗に走る銀行マンの話だそうで。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016
『ある脅迫』観終わりました。金子信雄と西村晃が、出世で立場の別れた幼馴染ふたりを演じる。調子に乗っては叩き落される金子信雄と、気弱なボンクラを演じつつ着々と復讐を進める西村晃。短い話なんだけど、次から次へとテンポ良く追い込み掛けられる終盤の金子信雄が見ものw #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016
『ある脅迫』:新潟県直江津、地方銀行の地元支店。支店次長の滝田(金子信雄)が本店に栄転になるのを祝う送別会の夜、東京からひとりの男が滝田を訪ねてきた。男は滝田が東京出張時に引っかかった美人局で、横領の証拠も握っているという。バラされたくなければ、金庫破りをしろと。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016
『ある脅迫』:男が求める大金を用意できなかった滝田は、やむなく金庫破りを行うことに。たまたま当直が幼馴染で平行員の中池(西村晃)である事を知った滝田は、彼の気弱な性格につけ込んで、金庫破りを強行するが……というお話。#fr16_n
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『ある脅迫』:決してスターになれないオッサンふたりが、勝ち組と負け組に別れて、友情とライバル関係がこじれて妙な相互依存関係まで至ったふたりを演じるという、非常にマニアックな需要に応えた映画w 尺の短さからすると、上映当時はメインの映画とセットで併映された作品かな。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016
『ある脅迫』:登場人物も少なくて、いっそ金子信雄と西村晃のツーショットのシーンも多い。そんな派手なアクションもない。でもふたりのギリギリの声なき掛け合い芝居だけで、ちゃんと画面が持っちゃうんだなぁ(^^) 特に図々しさだけで出世してきたかのような金子信雄がまたw #fr16_n
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『ある脅迫』:金子信雄は、若い頃から西村晃を子分扱いしていいように利用し、頭取の娘である好きな女も奪い、妹も情婦にしている。明らかに女を介してマウンティングを掛けてて、その本来の標的は西村晃本人なんだよね。わざわざ西村晃の周辺の女に手を出す必要ないんだから。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016
『ある脅迫』:対する西村晃の方も、こんな関係、とっとと降りればいいのに、「復讐の機会を伺う」という理由で何十年も黙って耐えてる。挙句に事件を通じて、さらに依存を深めようというんだから、こいつらは本当に…(-。-;; そんなBL的な解釈も、現代から見れば可能かもw #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016
『ある脅迫』:そんなわけで、小品ではあれど、よく出来たミステリー映画でした。まぁ、でも、年配になってからの姿しか知らない役者さんの若い頃の芝居を観るというのも面白いですね。これも、古い映画を掘る歓びという奴でしょうか(^^) #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 1, 2016