『斬り込み』@池袋新文芸坐(15/12/12(sat)鑑賞)
引き続き、本日の映画4本目『斬り込み』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1970年公開で、これも渡哲也主演の日活映画。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『斬り込み』観終わりました。定型のフォーマットからちょいとズラした任侠もの。渡哲也は主演っつーか、ちょっとメタ的な立ち位置の「2巡目の人」。基本的には組織末端に属する若いチンピラ4人組の方が主役なのか。でも、こういうメタ構造の話を、ゲーム時代以前からやってたのね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『斬り込み』:うだつの上がらない横浜のチンピラ4人組。だが、彼らの所属する地元の組が、大組織の傘下に入ったことによって、組織末端の彼らの運命も歪んでゆく……というお話。最後はタイトル通りに斬り込んで、短ドス振り廻してのチャンバラなので、その意味では任侠映画のフォーマットに忠実。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『斬り込み』:この映画の注目点は2つあって、組織上層部の抗争などまったく理解できないまま振り廻された挙句、ひとりづつ殺されてゆく若者たちの姿と、やはり「2巡目の男」渡哲也。彼は、過去に同じ大組織の進出によって壊滅した組の生き残りなのね。彼だけが、次に何が起きるかを判っている。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『斬り込み』:だから、ちょいちょい主人公たちに警告とかするんだけど、言われた側はいまいちピンとこず、警告が役に立たない。なので、途中まで「お前、何しに出てきたんだよ」状態で(爆 何かに気づいて「まずいな」とか言っときながら、何も手を打たないんだもんw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『斬り込み』:ちなみに渡哲也の動きだけを追えば、任侠映画の基本に忠実な復讐ものなんだけど、それをちょいと視点を変えるだけで、これだけスリリングになる。面白いねぇ。……まぁ、落ちは結局、無策に殴り込んでチャンバラなんだけどね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日