『ザ・ゴキブリ』@ラピュタ阿佐ヶ谷(15/8/16(sun)鑑賞)
引き続き本日の映画2本目『ザ・ゴキブリ』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。渡哲也主演の1973年公開作品。劇画原作の刑事バイオレンスの二作目だそうです。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月16日
『ザ・ゴキブリ』観終わりました。作中年齢30才にも関わらず、既に後年の『大都会』『西武警察』の大門係長(角刈グラサン・スーツ)が完全に確立している渡哲也w つか、あんなドスの効いた30才がいるか! そして、ここでも右翼の黒幕役でちょい出演している丹波哲郎……w
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月16日
『ザ・ゴキブリ』:お話は一匹狼のはぐれ刑事が、街を牛耳る悪党(ゴキブリ)どもと対決すると言う非常に古典的なハードボイルドで、ラスボスが公害企業なのが時代を反映してるのと、隙あらばアクション、サスペンス、エロを突っ込んでくるサービス精神が実に石原プロ的。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月16日
『ザ・ゴキブリ』:同じ年に公開された『仁義なき戦い』と比べると、演出にスマート感があって、「石原プロが80年代に撮った作品」と言われても、納得してたかもしれない手触りがありました。石原プロがこの時点で完成してたと見るか、深作欣二が特殊なのかは何とも言えませんが。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月16日
『ザ・ゴキブリ』:結果的に70年代の邦画アクションを制したのは深作欣二で、80年代のTVアクションを制したのは石原プロだったとすると、この1973年という年が何かの分岐点だった可能性はあります。で、その石原プロも80年代で消耗し尽くした、と。う〜ん、栄枯盛衰……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月16日
『ザ・ゴキブリ』:個人的には、邦画にはこうしたハードボイルド作品を、その後もコンスタントに作り続けて欲しかったかな。それが現代に至った時、現代という時代を反映したどんな映画になっていただろう。そうした「あり得たかも知れない邦画の可能性」を想像させる、そんな映画でした。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月16日