『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』@シネマート新宿(2016/4/12(tue)鑑賞)
本日の映画『ノーザン・リミット・ライン』@シネマート新宿に劇場入りしました。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 12, 2016
『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』観終わりました。操舵長は、死んでも舵を放しませんでした……という、南北朝鮮の海の38度線である北方限界線(NLL)で、2002年に勃発した海戦で、艇長以下6名の戦死者を出して沈んだ韓国海軍高速艇のお話。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:……うーん、まぁ、端的に言って、韓国海軍の愛国プロパガンダ映画です。戦死した将兵は善き若者たちで、卑劣な北朝鮮海軍の不意打ちにも屈せず、最後まで壮絶に戦い抜いて、戦死しました、と。そのコンセプト的には良く出来てます。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:物語の終盤、北朝鮮海軍の艦艇の砲撃の前に、韓国艇の愛すべき乗組員たちは次々に壮烈な戦死を遂げてくわけなんですね。涙なしに見れない……あれ? 全乗員27名中、戦死者6人って……何か、全滅しそうな勢いなんですが(^_^;; #fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:いや、乗員の半数以上が負傷してるのは事実なんで、この辺の描写はいいでしょう。しかし、21世紀にもなって、対艦ミサイルも使わず、銃砲撃だけで海戦? 薄い装甲の高速艇同士で、至近距離で殴りあってるんだが、これは……。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:これな。別に演出じゃなくて、実際の彼らの装備がそうなんで事実に即してるんだけど、たぶん北朝鮮海軍の装備水準に合わせて、こういうショボい装備にしてるんだと思う。前線での軍事衝突を戦争にエスカレーションさせないために。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:更に場所と時期が最悪で、ワタリガニ漁で出漁している民間漁船と南北の艦艇が入り乱れてせめぎ合っていて、うっかり陸に近づくと地対艦ミサイルが飛んでくる。なので、うかつに大型艦が海域に入れない。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:そんなわけで、こんな薄い装甲にちょっとばかしの砲火力を載せた小舟に、前途ある若い衆乗せて放り出すみたいなバカな話になる。それにしたって、ろくな増援も送りこめずに戦闘開始から30分も撃たれっぱなしってのは、艦隊司令部が間抜け。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:言うなれば、韓国海軍の対北戦略上、最初に流されるべき血としてこの海域に送り込まれ、その戦略設計通りの役割を果たして死んでいったことになる。ひどい話ですよ。劇中では一切言及ないけどね。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:一応、この辺の話は世界中どこにでもあって、日本だって尖閣諸島で一朝事が起こった時に海保の巡視船に求められてるのは、こういう役割だからね。ただ、その辺の構図を棚上げして、戦死者を英雄に持ち上げりゃあいいってもんでもなぁ。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:よそ様の国の愛国プロパガンダ映画なんで、やや距離於いて観てましたけど、自国の話ならすんなり乗っちゃう人も多いんだろうな。別に戦死した人の意義まで否定する気はないけど、どんな絵図に嵌めこまれた死なのかは、知っときたいじゃんね。#fr16_n
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『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』:韓国海軍の役目が「軍事的エスカレーションの回避」までで、そこから先の戦略が何もない、というのを確認できたのがこの映画の収穫でしょうか。(劇中でそんな言及はないですが) 隣国の海軍さんの事情を、いろいろ勉強できる映画でした。#fr16_n
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