『ボーダーライン』@新宿ピカデリー(16/4/13(wed)鑑賞)
【Amazon.co.jp限定】ボーダーライン スチールブック仕様・日本オリジナルデザイン(オリジナルクリアステッカー付き) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet
- 発売日: 2016/10/04
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
本日の映画『ボーダーライン』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。血で血を洗うメキシコ麻薬戦争もの。ちょうど昨年、ドキュメンタリーで観た世界ですな。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』観終わりました。正邪の区別もつかなくなるほど深い、麻薬戦争の闇の深淵を覗く、地獄巡り。アクションの派手さより、なかなか全体像が見通せないまま、闇の中でもがくように真剣勝負(シュート)な戦闘が繰り返され、屍体が積み重なる。底冷えのする映画でした。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』:FBI人質対応部隊(HRT)の突入班長のケイト(エミリー・ブラント)は、メキシコ国境周辺で展開される合同作戦に参加を命じられる。作戦指揮官は所属不明のサンダル履きの男で、これも正体不明のメキシコ人(ベニチオ・デル・トロ)が同行している。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』:着任早々に、ろくな説明もなしに、謎の囚人の護送任務に組み込まれ、敵の襲撃に捲き込まれるケイト。それを民間人にも被害を出しかねない反撃で撃退する部隊。依然として作戦の全体像を教えてもらえないまま、法的にグレーな作戦にケイトは同行することになる…。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』:まず最初にぶっちゃけとくと、この映画の主人公(ヒロイン)はケイトなんだけど、ケイトの話ではないです。彼女は作中の公式の任務も、物語上の役割も「見届ける者」であって、作中で状況を推進させる軸になるのは別の人物。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』:それが誰、と言うのは映画前半のマクガフィンなので、ここでは触れませんが(キャストで見え見えですけど(^_^;;)、まったく全体像が判らないまま、ヒロインは熾烈な麻薬戦争の現場に立ち会わされる。それは勿論、観客の目線そのものなわけですが。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』:そうやって、この麻薬戦争の「異様」な実態を観客は見せられる。「異様」と言うのは、人体損壊を好む際立って残虐なメキシコの麻薬組織のスタイルだけでなく、捜査官や警官の買収や諜報機関の暗躍が入り組んで、不正規な諜報戦と化している実態を指す。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016
『ボーダーライン』:端的に言えば、そこにカタルシスはない。いや、戦争にカタルシスがあった、と言うのが欺瞞に過ぎないのは、今に始まった事ではないにせよ、敵国の首都を陥れ、指導者を斃せばピリオドは打てた。しかし、無数の組織の群体であるメキシコ麻薬組織に中枢はない。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 13, 2016