『女必殺拳 危機一発』@ラピュタ阿佐ヶ谷(15/11/8(sun)鑑賞)
本日の映画4本目『女必殺拳 危機一発』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1974年公開。志保美悦子が少林寺拳法の達人の香港少女として、国際犯罪結社と戦う拳法アクション……だそうです。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』観終わりました。……何つーか、物語フォーマットの類型化を極めたらナチュラルに狂気の領域に踏み込んでいたという(爆 あと、真正のヤクザ・デストローイとは、こういうものだということを、改めて再確認しました。ありがとう、東映70's<よく判らない。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:少林寺拳法を修めた香港少女・李紅竜(志保美悦子)は、ヤクザに追われて殺された男から託されたマイクロ・フィルムによって、親友で富豪の娘・美麗が日本の犯罪結社・大曽根興行に誘拐されたことを知る。美麗の父親は、死んだ部下に代わって娘の救出を紅竜に依頼する。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:日本到着早々、様々な拳法の達人たちに次々と襲われる紅竜。からくもそれを退けて、日本で宝石デザイナーをしている姉と合流する。だが、誰も知らないはずの姉の下宿先でも、刺客の襲撃を受ける。それもそのはず、姉は既に敵の首魁・大曽根の愛人とされていたのだ……。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:冒頭の香港の雑踏を逃げる男が、ヤクザものに追い詰められて殺される導入は、『吼えろ鉄拳』(1981年)でも見た気がするのと、70年代の香港でそんなに皆、チャイナ服着てたっけとか、戦前の上海辺りとごっちゃになってないか、とか思ったけどそんなのは序の口だった(爆
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:香港警察の元刑事でさえ命を落とす危険な事件の調査に、当り前のように娘のクラスメートを誘うパパンもどうかと思うが、来日直後に都合よく空港で誘拐された娘たちが車に押し込まれるのを目撃し、直後に拾ったタクシーの運転手が最初の刺客!
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:何と突っ込みの隙すら与えない、流れるような展開! そして刺客はそれぞれ、登場時に止め絵で流派と名前をばばーんと打ち出す親切設計。……いや、もう、「フォーマットに忠実」はいいのだけど、「お約束」だからと説明の省略が度が過ぎていないか<問題提議w
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:姉の下宿先に行ったら、ちゃんと説明もなく当然のようにたこ八郎が部屋の説明を始めて、その後も正式な紹介もないまま出番なくなるのだが、あれは何だったのか?(爆 さまざまな疑問が渦巻く中、しかし容赦なく物語は進む!
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:しかし「諸事情あって、敬愛する姉が悪党に内通してました」辺りまでは「お約束」としていいとして、裸に剥かれて脂ぎった中年親父のラスボスにヤられちゃう場面を長尺で引っ張るのはやり過ぎ。更にその後も最後までお姉さんの扱いの酷さが突き抜けてて、度が過ぎてるのね。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:他にも、悪党どもの犯罪が、若い娘の体内にダイヤを埋め込んで密輸することだったり、せっかく助けた親友の娘さんもあっけなく惨殺されたり、ヒロインを追い込むためとはいえ、全体に残酷描写が物語の精度や強度に対して過剰なんだよね。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:結局、そこは、この頃の東映が頭おかしかったから……てのもあるんだろうけど(^^;;、終盤以降の徹底したヤクザ・デストローイ描写を正当化するためなんだろう。そこは判るんだけど、そこで正当化できてるのはパッションだけだよなぁ。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:昨夜は途中で寝落ちしてしまったので、ちょっとだけ続き。冒頭で死んだ男が「元」香港警察の刑事だった以外に、一切警察の存在が感じられないwとか、総じてディティールが雑に抜け落ちて、パッションだけで前へ前へと突き進む、ある意味、70年代らしい作りではあります。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 8, 2015
『女必殺拳 危機一発』:しかし、この映画の最大の疑問は、当時誰がこの映画を観に行ってたんだという客層の問題かな(^^;; アイドル映画にしては、描写が凄惨だし。昨夜は、ちらほら若い女性客もいたようですが……。
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) November 9, 2015