『チェイサー』@テアトル新宿(15/8/6(thu)鑑賞)
チェイサー ディレクターズ・エディション【初回限定生産2枚組】 [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2009/10/02
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 73回
- この商品を含むブログ (123件) を見る
本日の映画『チェイサー』@テアトル新宿に劇場入りしました。2008年公開の韓国映画。ビデオでは観たことあったはずだけど、劇場では観たことなかったので。ちなみに岩井志麻子と倉田真由美のトーク付き。……濃いな(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』観終わりました。犠牲者20数人(犯人自身も何人殺したか覚えていない(冷汗)も出た大量殺人鬼の実話に基づく映画。殺人鬼ものとしては展開が変則的で、割とあっさり犯人が捕まるものの、むしろそこから地獄が始まると言う。あと『殺人の追憶』とごっちゃにしてたことに観て気付いたw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:デリヘルを経営する元刑事ジョンホ。支度金を出した店の嬢に続けて失踪され、頭が痛いそこへ、たまたま掛かってきた客から電話が、失踪した嬢につけた客の番号と同じことに気づき、嬢をつけて男の自宅を突き止めようとする。この時点で、この客が失踪した嬢を売り飛ばしたと考えてる。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:だが嬢からの連絡は途絶え、客と嬢の消えた高級住宅街を車で探し廻る内に、出会い頭の衝突事故を引き起こす。が、相手が探していた客と気づき、必死の追跡の末に身柄押さえることに成功。しかし、たまたま通りかかったパトロール警官によって、客の男ともども警察に連行されてしまう。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:連行された警察署で、男は連続殺人を匂わす供述を洩らす。それを受けて、警察は本格的な捜査体制を立ち上げるが、犯行現場や遺体の場所など、肝心な話は曖昧な供述を繰り返す。だが、客につけた嬢がまだ生きていると知ったジュンホは、半信半疑ながら独自の捜索を開始するのだが……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:基本的にこの映画は「人の話を聞かない/聞いてもらえない」「メールは届かない」「(肝心な)電話は繋がらない」「間に合ってほしい人は間に合わない」という描写の徹底した繰り返しで、小さな絶望の積み重ねの涯に、地獄のような事件の全貌が明らかになるという構造を持ってます。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:ハリウッドのメジャー映画なら、こうして積み上げられたストレスを最後の救済で一気に開放して終わるんだけど、これは韓国映画なので(-。-;、行き着くところまで行き着くわけですわ。もう特に終盤の「そこは間に合ってくれよ〜」というところでも「間に合わない」。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:そのくせ、最後の最後で、「間に合わなくていい」時には、「間に合う」んだよね(爆 もう、どうすれば一番イヤな展開になるかを基準に話を作ってる感すらある。そうした暗黒小説(ノワール)が好まれるというのは、それだけ厳しい現実認知で生きてる人が多いということなのか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:あと主人公が韓国映画のご多聞に漏れずクズなんですがw、序盤のクズっぷりと、それが嬢の娘との触れ合いを通して、なけなしの正義感を奮い立たせて犯人へと向かってゆく、その静かなシフトチェンジの様子が堪らないんだよね。自分に言い聞かせるような台詞は一切なしで、行動で示す。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:日本映画の場合、むしろ「重要なことは、はっきり台詞で言わせろ」とプロデューサー側から指導しているらしく(『バケモノの子』で川村元気がそう細田守に言ってたそうだが)、どうも邦画は明確にそういう演出路線で行くらしい。…それ、そんなに普遍性のある演出スタイルなのかなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:昨夜は途中で寝落ちしちゃったので、もうちょっとだけ。サスペンス映画としては、「犯人が捕まってからが本番」という意外なフックもさることながら、序盤から丁寧に丁寧にネタを振ってて、それをタイミング良く起爆させて次の展開に繋ぐのが上手くて、このネタ制御力には舌を巻く。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
『チェイサー』:加えて、とことんまでやる、というか、「救済」という底がない(場合がある)韓国映画なので、先が見えない。足掻いて、もがきながら、奈落へと堕ちてゆく道行。このシュート感が韓国ノワールの魅力だよね。まぁ、そこがダメな人はダメなんだろうけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年8月6日
アジョシ スペシャル・エディション(2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: Blu-ray
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (35件) を見る