『アメリカン・スナイパー』@新宿ピカデリー(15/2/23(mon)鑑賞)
映画『アメリカン・スナイパー』予告編【HD】2015年2月21日公開
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本日の映画『アメリカン・スナイパー』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』観終わりました。若い頃から「アメリカの戦争」を演じ、あるいは描き続けてきたクリント・イーストウッド監督による、イラク戦争の「英雄」を描く映画。しかし、齢80を越えて、子や孫の世代の戦争と向き合う老監督の気迫というか業というか、なんか色々圧倒されますな。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:幼い頃から、「世の『牧羊犬』たるべし」と父親に叩き込まれて育ったクリス・カイルとその弟は、ベイルート米大使館爆破テロのニュースに触れたことをきっかけに、軍隊に入隊する。特に射撃に才のあったクリスは、米海軍特殊部隊SEALsの狙撃手として、イラクに赴く。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:祖国に妻子を残しながら、幾たびも戦場へと戻るクリス。戦友を殺したシリア人狙撃兵ムスタファへの復仇を理由としながら、しかし、クリスの心は徐々に戦場から戻ってこれなくなる……と言うお話。ちなみに主人公は160人射殺のスコアを持つ、実在の人物。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:まぁ、しかし、アフガンでもイラクでもそうなんだけど、現代戦って戦場と日常の距離感がぐちゃぐちゃになってて、兵隊さんの負荷がかなりきついことになっとるなぁと。とりあえず、最前線から自宅の奥さんに携帯かけるの、やめさせた方がいいと思うが……。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:戦争の様相も、市街戦ともなれば、壁一枚の奪い合いだから前線も後方もないし、女子供も爆弾抱えて襲ってくるし。じゃあロボット兵器に任せて、人間の兵隊なくせばいいのかっていうと、それもなー。「痛み」を市民が実感できなくなったら、もっと滅茶苦茶なことになるぞ。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:後、観てて思ったんだけど、「敵」や現地の人々とのコミュニケーションが、戦闘以外でほとんど成立してないんだよね。いや、この映画はまだそれを描こうとしている方なんだけど、イラク人側の論理や倫理、戦略、戦術は、ほとんど描かれない。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:もしかしたら「描けない」のかもしれない。クリント・イーストウッドほどの名監督をしても、「人間」としての像を結べずにいるのかもしれない。そんな状態で戦争やったって、100年経っても決着つかないだろう。どうすんだ、これ……。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:話を本編に戻すと、主人公は周囲から繰り返し繰り返し「英雄」と呼ばれ、本人もそうあるべきと振る舞うんだけど、現代戦の現実がそんなシンプルな自我像を「兵隊」に許さない。イーストウッド作品なので、それが哀切を込めて、いっそ愛おしく描かれるわけです。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:しかし、あれだなぁ。「敵」の理念とか戦略とかが理解できないまま、物陰から不意に襲われるような戦争描写ばかりの戦争って、不条理劇以外の何物でもないのな。監督は、この辺の不毛感というか、カタルシスのなさも、判っててやってるんだろうけど。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
『アメリカン・スナイパー』:そんなわけで、メンタルにくる現代戦のやり切れなさ、不毛さを嫌というほど味わえる、良質の戦争映画でした。しかし、テクニカルな部分も含めて、UAVとか活用する現代戦描写もしっかりしてて、イーストウッドのジジィ、本当に侮れねぇ……。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月23日
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