『地獄の黙示録 劇場公開版〈デジタル・リマスター〉』@シネマート新宿(16/4/20(wed)鑑賞)
映画『地獄の黙示録 劇場公開版 〈デジタル・リマスター〉』予告編
- アーティスト: サントラ,カーマイン・コッポラ,フランシス・コッポラ,ドアーズ
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本日の映画『地獄の黙示録 劇場公開版〈デジタル・リマスター〉』@シネマート新宿に劇場入りしました。1979年公開。言わずと知れたマスターピース。TVやビデオでは何度か観てるものの、劇場では観るのは初めてですね。#fr16_n pic.twitter.com/fyARlWZ4tj
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録 劇場公開版〈デジタル・リマスター〉』観終わって、ちょっとひと休みしてレビューなぞ。1980年日本公開。フランシス・コッポラ監督のベトナム戦争を題材にした、戦争映画…つーか、カルト映画だよな(ー ー;; ちなみに今日観たのは、劇場初公開時に準じたもの。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:米陸軍特殊部隊員としてCIAの暗殺作戦にも従事するウィラード大尉は、陸軍上層部より元グリーンベレー指揮官でカンボジア領内で独自の勢力圏を築きつつあるカーツ大佐の暗殺を命じられる。海軍の河川哨戒艇に乗り、メコン川を遡上してゆく大尉。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:道中、一行は戦場の狂気と狂騒に犯される米軍の姿を目の当たりにしながら、大河を遡行し、国境を越えて、やがてカーツ大佐が支配する王国へとたどり着く…というお話。なんだけど、ストーリー的な枠組みや史実や軍事的な考証は緩く、最終的に幻想的な世界に突入する。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:冷静に見てると、クライマックスの王国編だけでなく、全体にそうで、個々の戦闘描写に軍事的な合理性とか史実の裏付けなどはあまり感じられず、ベトナム戦争の戦場エピソードの断片を寄せ集めた寓意として捉えるべきなんだろうなと思われ。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:ベトコンと一般住民の区別がつかずに思わず虐殺…という事実がなかったとは言わないのだけど、最前線の警備拠点で指揮官不在のまま、カラフルな電飾つけて戦闘とかあるわけないじゃん(爆 だからダメ、というわけではなく、ファンタジーとしての戦争ということです。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:で、元々、そんな感じの戦闘描写なんですが、王国に近づくにつれてリアリティはどんどんあやふやになり、やがて深い霧を抜けて王国にたどり着く。この辺は、意識の表層から深層への遡行になぞらえてるんでしょうね。当時のリアルな政治状況とかもう関係なくなってる。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:と同時に、全編通じて繰り返し突きつけられるテーマが、「真面目に戦争しろ」というものでw、出てくる米軍は皆、ふざけてるか、後先考えない対応でしっぺ返し喰らうとかそんなんばっか。いや、現実の米軍もそうかもしらんがw #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:これが撮影された1970年代末時点での、米国人自身の「米国の戦争」観だったのか。……いや、まぁ、だからと言って、ベトコンが「真面目に戦争」してるように描かれてるか、というとそうでもないんですが。つか、具体的な軍隊としても、あまり描かれてない気が。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:ベトコン側の将校が出てくるわけでも、作戦描写があるわけでもないしね。そんな敵味方あやふやな描写のまま、一方的な虐殺だったり、顔が見えないまま唐突に始まる銃撃戦として戦闘が描かれる。改めて観直して、戦争映画としては、だいぶ「変」な映画ですな。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:どう贔屓目に見ても「娯楽映画(エンタメ)」ではなく、詩的(ポエティック)というか、観念的というか…まぁ、カルト映画だよなぁ。巨匠の映画ではあるけど。何でこれが、世界的にヒットしたのか、よく判らない(^_^;; 騙されたんじゃないか、当時の観客(爆 #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
『地獄の黙示録』:リアルな戦争映画として観ると、ちょいちょい「何が言いたいんだ」というシーンが多いんですが、戦争ファンタジーとして観れば、だいたい言いたいことは判ります。たぶん、本当のテーマは、戦争ですらなくて、現代社会の虚実の転倒感とか、そっちじゃないかなぁ。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年4月20日
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