『マエストロ!』@新宿ピカデリー(15/2/11(wed)鑑賞)
本日の映画1本目『マエストロ!』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』観終わりました。好天気の祝日の新宿、という好条件を差し引いても、公開2週目でぎっしり満員。しかし、それも納得の意外に出来の良い音楽映画でした。負犬オーケストラのベタな復活ドラマ……と思いきや、音楽を通して死と向き合う哲学の高みに触れる志の高さが素敵♪
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:資金難で解散したオーケストラが復活すると呼ばれて集まった団員たち。勿論、トップ級の演者はとっくに移籍済みで、残された団員とアマチュアで構成されたこのオーケストラに指揮者としてやってきたのが、無名の小汚いおっさん(西田敏行)。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:団員の誰も知らないのに、誰よりも偉そうに振る舞うこの男に一同は困惑するが、練習の指導は鋭く嫌味なほど的確。バイオリニストのコンマス(松坂桃李)は、復活コンサートに向けて、この正体不明の指揮者の下、クセばかり多い団員たちをまとめていこうとするが…というお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:この映画は基本2層構造になっていて、まず基層構造として『がんばれベアーズ』型の負犬逆転ものとして、ベタにベタを重ねる丁寧な作りの大衆娯楽映画の側面があります。個々に問題を抱えた団員たちを、西田敏行がぶっきらぼうに救いつつ、オーケストラをまとめてゆく。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:原作読んでないんで、てっきりそれが主題の人情喜劇かと思ったら、それはあくまで土台の話で(^^;; 唯一アマチュア出身のフルート奏者(miwa)が震災遺児であることが明かされたあたりから、もうひとつの(あるいは真の)テーマが徐々に姿を顕わしてくる。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:震災後の焼け野原と化した街に吹き渡る風の音を、自身の演奏の「原音」とするmiwa。それと接して、では自分の中の「原音」とは、と内省した時、コンマス(松坂桃李)の心の奥に眠る、亡き父との記憶…そして父と若き指揮者の友情が奏でた演奏に突き当たる。くぅ、泣かせおる。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:そして病床の指揮者の奥さんのエピソードなどを絡めて、生命(いのち)と音楽が、ともに一瞬で消え去る儚いもので、されどだからこそ美しく尊くあれ、というこの物語の真のテーマが描かれる。地に足のついたベタな大衆娯楽から始めて、そこまでの高みを語り切るか、とちょっと衝撃。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『マエストロ!』:クラッシックの教養がないので演奏の出来不出来は語れないけど、観てて引き込まれる演奏シーンではありました。是非、音響のいい劇場で観たいですね。登場人物も老若男女多彩でキャラも立ってるので、万人受けする娯楽映画なので、機会があれば劇場で是非。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日