『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』@ラピュタ阿佐ヶ谷(15/10/30(fri)鑑賞)
- アーティスト: 藤圭子,大信田礼子,北原ミレイ,津島利章
- 出版社/メーカー: SOLID RECORDS
- 発売日: 2008/06/21
- メディア: CD
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そんなわけで、今夜は心置きなく『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』(1971年公開)@ラピュタ阿佐ヶ谷を観て帰りましょうw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
本日の映画『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1971年公開。平成の世に聞く「ずべ公番長」の響きにじわじわ来つつ(^^)、本作でシリーズ第4作目だそうで。ずべ公……ずべ公、か。21世紀にリメイク可能だろうか?<無茶
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』観終わりました。……いや、もう、何か色々凄かった(^^;; シリーズ4作目ってこと以上に、任侠もの、あるいはその祖先にあたる長屋時代劇のフォーマットにびっくりするぐらい忠実に作られてて、隙がない。流れるように人情話が積み上げられてく!
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』:冒頭、女子鑑別所内で収監中のヒロインたちが『網走番外地』の上映を観ているところから始まるんだけど、基本、その不良少女版。シャバの人情話に、ラストは許せない悪党の元に日本刀持って殴り込んで撫で斬りにし、逮捕されてパトカーで送られて幕、と。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』:ただ設定の精度よりもフォーマットに準じる引力の方が強くて、鑑別所出たばかりの女の子が、たった1年で身体を壊した中年ヤクザの女房に収まって、「お前さん、これ食べて早く元気になっておくれよ」とか長屋時代劇の古女房みたいなこと言ってるしw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』:いや、何つーか、伝統フォーマットの偉大さっつーか、70年代初頭の新宿で、主人公を不良少女にしても、それなりに話を成立させてしまう大衆芸能的パワーには恐れ入りますわ。リアリティ的には破綻してるとは思うけどね(汗
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』:クライマックスの出入りのシーンなんか、いきなり説明抜きで真っ赤なコートで揃えたヒロインたちが、世話になった故人に任侠の口上切って出陣するなんて、完全に大衆演劇でリアリティではない。でも、任侠ものとしては、これでいいんだよね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』:さて、そう言った大衆演劇的な芝居とストーリー構成の本作で、やっぱり魅力のひとつはヒロインの大信田礼子で、男勝りできっぷが良くて、ホットパンツから伸びる長い脚も魅力的。まぁ、芝居は長屋時代劇だけど(^^;; 彼女は今観ても全然カッコいい。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日
『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』:大衆演劇的な作劇形態の完成形と言うか、ちょっと完成し過ぎてる感もあるんだけど、ここから何を学び取るかといえば、大衆演劇の旨みをどう取り込むかってことですかね。リアリティから飛躍する大衆演劇性を21世紀なりに、どう取り込むか。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年10月30日