『ズートピア』@TOHOシネマズ新宿(16/5/9(mon)鑑賞)
ズートピア MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: Blu-ray
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本日の映画『ズートピア(字幕版)』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。ディズニー伝統の動物擬人化もの……なれど、ちょっとクセものな作りで、玄人筋からも評価が高い、と聞いて、遅ればせながら馳せ参じました。ピクサーなんで、出来に心配はしてませんが、さて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月9日
『ズートピア』観終わりました。動物が主役なだけで、新米婦人警官と詐欺師の兄ちゃんの、よくあるバディもの。されど、それ故にこそ、練り込まれた風刺と希望が深く刺さる。つか、このクオリティの作りこまれたCG動画で、ありふれたジャンル・ムービーをやってのける贅沢に脱帽です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月9日
『ズートピア』:多種多様な動物たちが仲良く暮らす大都市「ズートピア」。田舎からやってきたウサギの新米警官ジュディは、着任早々にトラブルを起こして署長と口論になり、売り言葉に買い言葉で、自身の辞職を賭けて行方不明のイタチを48時間以内に単独で見つけだす羽目に。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:そうは言っても、着任早々で誰の助けも得られないジュディは、街の裏社会に詳しいキツネの詐欺師ニックを脅は…協力を仰ぎ、捜索に乗り出す。同じ頃、街では肉食動物ばかりが連続で誘拐される事件が続発していた。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:地道な聞込み捜査によって、ズートピアの裏社会へと踏み込んでゆくジュディとニック。やがてふたりのイタチ捜索は、結果的にその事件の真相へと繋がってゆく……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:あらすじの先をもうちょっとだけ触れておくと、ジュディとニックの活躍で失踪した動物たちは早々に発見されるものの、皆、理性を失って野獣化(?)しており、ヒーロー扱いされたジュディが、うっかり「肉食動物だから野獣化したのだ」と記者会見で口走ってしまう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:それが肉食動物と草食動物が共生するズートピアの社会に亀裂を生む…という、結構重い展開に繋がってくる。小動物という弱者が、心に潜む弱さ故に、知らぬ間に加害者となってしまう点に、ちゃんと踏み込んでる。というか、これをやるためのこのキャラデザなんだよね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:多様な人々が「自分らしく生きる」ことのできる社会とは、そこに住む人々ひとりひとりが、自分の心の裡に潜む差別や他者への恐怖と向き合い続けることでもある。それをバディものというジャンル映画の枠組みの中で、さらっとやってしまう。凄いねぇ。# fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:今「さらっと」と書いたけど、観客に気付かせないだけで、途方もない努力とセンスが毛先の一本一本にまで注ぎ込まれてます。CGなどの技法は詳しい方に譲りますが、警官ものなのに銃火器がほぼ出てこないとか、押さえるべきレギュレーションはきちんとクリアしてる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:それ以外にも描きたい希望があり、絶望があり、政治的公平性への配慮があり…結構、ガチガチに縛られてるのに、それを感じさせずに娯楽(エンタメ)として、ドキドキはらはらの推進力を維持できているのは、やはりジャンル映画の枠組みを利用できているからだと思う。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:物語の類型のイメージを観客に期待できるこうしたジャンル映画は、その時点であらかじめ娯楽性を担保され、物語の推進力が備わっている(余計なことをしなければ(-0-;;)。だからこそ、うまくやれば、思想性や哲学を隙間に詰める余地があるんですね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日
『ズートピア』:後はまぁ、上っ面のきれいごとの理想に足払いを掛けてひっくり返してから、知に足のついた願いとして、もう一度、理想を立ち上げるスタイルとか、米国社会の足腰の強さを思い知らされました。それも含めて、ジャンル映画としての可能性を拡張してくれた映画でしたね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月10日