『警視庁物語 ウラ付け捜査』@ラピュタ阿佐ヶ谷(16/5/12(thu)鑑賞)
警視庁物語―長谷川公之シナリオ・コレクション (長谷川公之映画シナリオコレクション)
- 作者: 長谷川公之
- 出版社/メーカー: アートダイジェスト
- 発売日: 1994/07
- メディア: 単行本
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本日の映画『警視庁物語 ウラ付け捜査』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1963年公開。警視庁物語シリーズ第20作目。定番刑事ドラマも全24作だから、シリーズももう終盤ですね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月12日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』観終わりました。犯人が自白するも、誰もその存在を証明できない殺された女。あやふやな供述と証言。断片的な物証を基に、刑事たちは彼女の存在証明を追うが……というお話。犯人は逮捕済みで、被害者の方を追うという、捻ったプロットが光るエピソード。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月12日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』:泥酔で所轄の留置場に収監された酔っ払いが、夜中にうなされて騒ぎだした。話を聞くと、2年前に腐乱死体で発見された女を殺したのは、自分だと自供する。当時事件を担当した警視庁捜査1課の刑事たちは裏付け調査に動き出す。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月13日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』:だが、殺した犯人も「ユキ」という名前しか知らない。出入りの質屋には、別名義しか残していない。そうこうする内に、犯人の隠していた別の犯行が発覚し、自供自体が捜査撹乱のための嘘の可能性が出てきた。果たして「ユキ」は実在するのか…というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月13日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』:被害者の氏名不詳でも、遺体も物証もあるんだから立件可能なのでは…と思ったけど、まぁ、「顔」のない被害者が、捜査が進むにつれ「人間」の形を為してゆくお話です。徐々に哀しい女の人生が浮かび上がる。エルロイの『ブラック・ダリア』的な。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月13日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』:田舎から恋人を追って上京してきた女の子が、失恋して転落する経緯を、持ち主の死後も人から人へと転々とした指輪を鍵に遡ってたどる構成の切なさとか、自分は結構好きかな。まぁ、刑事たちはいつものように、淡々と仕事してるだけだけど(ー ー;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月13日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』:たぶんこれが70年代の邦画だと、刑事たちはもっと激昂して感情的に振舞ってたろうし、今なら回想シーン多用して情緒まみれでびしょびしょにしてたろうけど、そう言うのは一切なしで、被害者は一葉の写真がちょっと出てくるのみ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月13日
『警視庁物語 ウラ付け捜査』:でもだからこそ、ラストの犯人の慟哭が生きる。結局、彼女とまともに向き合ったのは、彼女を殺した犯人、それも彼女を殺して何年も経ってから、という。約1時間と小編ではありますけど、割と楽しめました。このシリーズは引き続き追ってきましょう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月13日