『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』@新宿ピカデリー(12/9/15(sat)鑑賞)
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 スタンダード・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2013/04/26
- メディア: Blu-ray
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2012/09/05
- メディア: CD
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映画パンフレット 劇場版 踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望 監督 本広克行 出演織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎ほか
- 出版社/メーカー: 東宝
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iPhone5の予約を済ませ(結局、受け取りは来週の日曜になった)、その足で『踊る大捜査線 FAINAL』を観に新宿ピカデリーへ。予約なしで飛び込んだので、かなり前の方の席。まぁ、映画の出来が良ければ、席の悪さとかは気にならなくなるのだけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
そんなわけで、ぼちぼち携帯の電源を切りますね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL 』:観終わり。で、現在、帰りの京王線車中。ちなみに入りはほぼ満席。出来は、意外と面白かった。意外と、というのはもっとぬるい話かと思ってたので、ポスト311映画としてちゃんと創り込んできた辺りに、制作サイドの誠意を見、意気に感じたということです。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:考えてみれば、本シリーズはそもそも刑事を「ただの地方公務員」として捉え、組織と個人の軋轢、そして「仕事」との向き合い方をテーマとする作品でした。TV版放映時はバブルの余熱がまだ残る時期。このテーマでぬるさが許されたのも時代故か。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:それが本作では、「組織と正義」の軋轢と悲鳴を描く、結構、きつめの話になったのも、やはりまた時代の故と言えるでしょう。特に本作では、物語世界の各所で秘密と隠蔽が行われて、警察組織も湾岸署の仲間たちもコミュニティが分断され、捜査がスタックする。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:ここで面白いのは、警察上層部だけでなく、(たわいもないものとは言え)湾岸署の連中にも「嘘と隠蔽」をさせているのね。これは単に「上が悪い」というのじゃなく、「社会とはまずそういうものだ」という眼差しからなのだと思う。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:さっきの続きです。本作のテーマは、こうして「嘘と隠蔽」で分断され、縦も横も、ずたずたにされた組織をどう立て直すか。あの311を経験した日本人が、「組織」を語る上でどうしたって避けて通ることのできないテーマです。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:本作では、それを組織に所属する個人個人の「信念」に求めます。「信念」を抱く個人が最前線にその身を置いて、そこから見える景色を基に立て直すしかない。……まぁ、凡庸だけど、結局そこからしか始めようがないのも事実だしなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:ただ、現実には「信念」だけじゃ、本作の犯人のように組織に押し潰されて終わってしまう。本作の犯人は「正義」が無残に組織の論理に踏みにじられるのを目の前で見届けてしまったために、非道な叛逆者へと転じたわけで、その回答の脆さにも言及している。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:本作を結構気に入ってるのは、そうした相矛盾する要素への目配せをしつつ、「だけど、だからこそ信念を胸に走るしかないじゃないか」と主張しているところ。終盤、青島が単身ひたすら走り続けていたのは、そういう矛盾を身体性で突破しようとしていたのだろう。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:そりゃまぁ、そこまでやっておいて『水戸黄門』的なあの決着のつけ方とか、何だかんだ言っても「組織」の善性を信じてるところとか、個人的には甘い気がするのだけど、そこまで否定したらもう『踊る大捜査線』じゃないしなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:正直、『ダークナイト』とかほどのレベルには全然達してないのだけど、TVドラマ発のスナックムービー以上の期待は持ってなかったので、ここまでやってくれればもう充分。事件解決後のエピローグを丁寧に時間を取ってやったのも、テーマへの誠実さとして良し。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:まぁ、劇場2でやった警察と監視システムの問題とか、SNSと犯罪の問題とか、シリーズとしての地道に継承してきたテーマが、ばっさりと切り捨てられてたのはちと残念だけど、最後に「組織と正義」をこれだけ深堀りしてくれたのなら充分でしょう。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:とりあえず、TV版やこれまでの劇場版を観て、ちょっとでも好意的な印象を持っている方なら、楽しめると思います。またこれまでの劇場版ほど内輪受け的な小ネタは前面に出てないので、初見の方でも取っつきやすいかと。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
『踊る大捜査線 THE FINAL』:純粋に「ポスト311時代の刑事ドラマ」として、優れた出来でした。『踊る大捜査線』はこれで終わってしまうけど、もっと時代と真正面から取っ組み合うような刑事ドラマが観たくなる。そんな気持ちになる映画でした。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
しかし、『踊る大捜査線 THE FINAL』は「観に行った」という報告はよく目にするけど、自分の巡回範囲であんまり感想を見ないんだよね。まぁ、今さら、あの面子でキャラ萌えでもないしなぁ。警察ドラマ・クラスタでも当たればいいのか。しかし、どこにいるんだ、そんなニッチな連中……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年9月15日
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [Blu-ray]
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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション [Blu-ray]
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