『ミルカ』@角川シネマ新宿(15/2/6(fri)鑑賞)
本日の映画『ミルカ』@角川シネマ新宿に劇場入りしました。今年初インド映画……だっけ? インドでは伝説的な陸上選手の映画だそうですが、さて。 pic.twitter.com/JrRG7a6gF2
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』観終わりました。1950年代後半から60年代に活躍したインド人ランナー、ミルカ・シンの伝記映画。1947年の印パ分離独立戦争の難民としてパキスタンから逃れてきたミルカが、恩讐を越え、故郷パキスタンで行われた親善試合で優勝するまでのお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:「恩讐を越え」とか、さらっと書いたが、ミルカは民族浄化(エスニック・クレンジング)の生存者(サバイバー)で、幼少期に彼が目撃した地獄絵図を、これでもかというくらい、がっつり描いた上での話なので、重みが違う。悲劇や恨みつらみで終わらせずに、よく描ききったなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:勿論、そればかりの話ではなく、青年期の立志伝中の出世話や恋愛話、難民キャンプでガキ大将だった時代の話とか、エピソードをうまくシャッフルして語るので、親善試合の話になるまで、全体ではそんなに重くはないです。…ちょいちょい、幼少期のトラウマがフラッシュバックするだけで(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:んで、こういう苦労話を背景に、貧乏な時代に国を背負って国際大会で勝ちまくった人なわけですよ。これはもう、同時代のインドの人には、そら思い入れも深くなりますわね。映画の中のミルカの生き様に己の人生を重ねて、滂沱の涙を流しながらスクリーンを観るという。国民映画って奴です。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:しかし、この映画に限らず、印パ関係を扱ったインド映画って、パキスタン側を赦そう赦そうとするのね。「恩讐を越えよう」「和解しよう」と繰り返し繰り返し、手を変え品を変え、語り続けるの。……まぁ、これもある種のポジション取りなのか、そうでもしないとマズイ事情でもあるのか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:逆にパキスタン側がそれをどう見てるのか、とかも気になるところなのだけど……。それでも、恩讐を越えよう、和解しようと、苦しみながら必死に祈るインドの人々の想いの込められた映画です。「国民映画」だからこそ、こういう映画に仕上げてくるのが、インドの人たちなんだなぁと。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:いや、「感動大作」路線の話ばかりになっちゃったけど、躍動する筋肉の説得力が半端ない、見事なアスリート映画です。なにせ、インド映画は筋肉が大好きですから!(爆 あと、ダンスシーンもちゃんとあります(ちょっと強引だけど)。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日
『ミルカ』:喜びも、悲しみも……憎しみも、赦しも、インドの国民的英雄の波乱万丈の人生まるごと描いてのけた、素晴らしいアスリート映画であり、国民映画。観応えがっつりな今年の初インド映画でした。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月6日