『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』@ヒューマントラストシネマ渋谷(14/12/5(fri)鑑賞)
アフガニスタンに赴任したドイツ人の兵士が直面する現実!映画『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』予告編
本日の映画『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。ドイツの女性監督による、アフガニスタン戦争の映画だそうで。また陰々滅々とした映画なんだろうなぁ。ふふふ。<悪趣味。 pic.twitter.com/ormoUb27MZ
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』観終わりました。予想はしてたが、予想以上に陰々滅々とした戦争映画だったorz いや、まぁ、言葉も通じない、前線と後方の区別もろくにつかない戦地に、砂を撒くように小部隊単位で展開させて、現地自警団と協働しろなんてことやってりゃなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:アフガニスタンで都市近郊の集落を、現地自警団と協働して警備するよう命じられたドイツ軍指揮官。地元の青年を通訳として伴って集落に入った指揮官だったが、現地の慣習や言葉が通じないことで生じる摩擦の下で、ぎりぎりの判断を迫られる……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:まず「娯楽作品(エンタメ)」寄りの作品ではないので、カタルシスはあまりないです。戦闘は唐突に始まって、「敵を斃した」という実感もなく収束する。支配下にあるはずの都市部や交通路上でも、タリバン派が不意に襲ってくる。これは、きついなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:加えて、現地自警団との関係も保たねばならない。でも民主主義下の軍隊として、交戦規則(ROE)は守らねばならない。下手に甘い顔をして、現地軍閥と癒着なんかされては、納税者はたまったものではない。しかしそれでは、信頼は得られない。……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:そういった問題処理を、分隊規模程度の指揮官に委ねてるんだから、そら無理ゲーですわ。結局、この映画では、親タリバン派に裏切り者として狙われる通訳の青年とその妹の処遇を巡って、最悪の形で破綻する……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:うん、これが集団的自衛権行使の現実ですよ。それが、まったく意味がないとも、この映画は言ってなくて、青年の妹が大学で教育を受けられるのは、多国籍軍が都市部からタリバンを追い払ったからなんだよね。タリバン支配下なら、暗黒社会のままだし。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:でも前線に張り付くすべての兵士が現地語ペラペラで、後方の国民が現地の政治や軍事状況を正確に把握して、正しい政治的判断ができるなんてことはあり得ないわけで。結局、ディスコミュニケーションによる混乱と不幸が至る所で発生する。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:それが「外国に自国の軍隊を送る」と言うことだし、それが嫌なら、世界の悲劇に目をつぶって、布団かぶって寝てろって話になる。この命題に正解はないです。どっち転んでも地獄。せめて自分の意思で、どっちの地獄か選ぶ権利があるというだけの話です。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:よその国の話ではなく、私たちの国の話として捉えるなら、せめて自分たちが自覚的に選んだ地獄であるべきです。それが市民社会のせめてもの矜持であり、それさえなくては、犠牲者に顔向けできない。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日
『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』:そんなわけで、「どうせ結果は知れてる」とか言わず、皆さん、ちゃんと選挙に行きましょうね、というお話。できれば、こうした映画を観て、「平和」について、いろいろ自分で考えて投票して欲しいところなのだけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月5日