『キック・アス』@渋谷[劇場不詳](11/1/9(sun)鑑賞)
映画パンフレット KICK・ASS キック・アス アーロン・ジョンソン クロエ・グレース・モレッツ ニコラス・ケイジ
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- 作者: マーク・ミラー,ジョン・ロミータJr.,光岡三ツ子
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Kick-Ass Music from the Motion Picture
- アーティスト: Henry Jackman,Ilan Eshkeri,John Murphy,Marius De Vries
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ちなみに新宿や池袋でもやってるのに、わざわざ渋谷まで出てゆくのは、拡大公開で急遽公開の決まった新宿・池袋ではデジタル上映で画質が悪いと聞いたから。渋谷なんて、年に1〜2回くらいしか行かないんだけど。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
『キック・アス』なんとか立観で入場。これから上映です。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
『キック・アス』観終わりました。いや、凄え。凄えとしか言いようのないくらい、狂ってる。狂って突き抜けてるが故に、カッコイイ。観終わって、まだクラクラくる。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
あらすじはどこにでも転がってると思うので短めにいくけど、要するに中二的なヒーロー願望のオタク少年が現実の生々しい暴力と対峙する内に、ガチの暴力でマフィアを殺戮して廻る「向こう岸」のヒーロー親娘と出会い、その戦いに巻き込まれるというお話。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
ここで「ヒーロー」と言っても、別に超能力とかはなし。この世界では子供が撃った銃でも死ぬ奴は死ぬ。「ヒーロー」だからと言って、殴られれば痛いし、ナイフで刺されれば病院送り。タフでハードボイルドな世界だ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
だから「現実」と同じように、変なスーツ来て「悪」と戦ってるような奴は、紛れも無く「向こう岸」まで逝っちゃってる変態さんである。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
当初は「現実」の暴力に敵わない主人公のその変態願望──もといヒーロー願望は、やがてネットの力を借り、市民のヒーロー待望感と共鳴して、「現実」と対抗し得る強度を持ちはじめる。……ところが、これで終わらないのがこの作品の恐ろしいところw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
そこでビックダディ-ヒットガール親娘が登場し、有無を言わさぬ暴力で現実を捩伏せ始める。特にヒットガールがあどけない表情で嬉々として「悪」を殺戮して廻る場面は、都条令違反の疑い濃厚なアンモラルさだ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
『ガンスリンガー・ガール』を実写でやったらこんな感じなのかしら。暴力の悦楽と、ロリ美少女の聖性が激しくシェイクされて異様な背徳感を醸し出していて、悪酔いしそう。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
アメコミ的な世界観をメタ化して物語を構築した際に、『セーラームーン』的な日本の戦闘美少女の概念が紛れ込んでカオス化している。もう明かに狂ってる。狂ってるんだが、それでもぎりぎり「ハリウッド映画」の枠の中に押し込んでいる。ハリウッド映画人の凄みだわ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
さて、自宅に帰って来て人心地ついたので、『キック・アス』感想のまとめを。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
率直に言って、暴力描写はきついし、ビッグ・ダディ-ヒット・ガールの描写には嫌悪感を感じる人もいるだろう。いや、観客がそう「感じる」ように創られてるのだから、決してそれは間違っていない。だから、観客を選ぶし、そういうのが苦手な人には勧めない。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
だが、この作品は米国の──そして我が国にも共通の──オタク周辺のサブカル的なファクターをろくに希釈もせずに全部ぶち込むという無茶をしでかしながら、破綻もさせずにひとつの作品として成立させるという奇跡を成し遂げている。かの国の最先端のクリエーターによるもっともエッジの効いた挑戦だ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
観る価値のある作品であるし、特に創作に携わる人であれば必見である。上映館は限られているが、観る機会のある方は是非、劇場まで足を運ばれたい。モラル的にはとことん酷い作品だが、どこまでも酷いからこそ素晴らしい奇跡だ。邪悪にまみれている僕等の妄想世界に万歳。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年1月9日
キック・アス ジャスティス・フォーエバー [Blu-ray]
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