『王の涙 イ・サンの決断』@TOHOシネマズシャンテ(15/1/1(thu)鑑賞)
そんなわけで、新年最初の映画は韓国映画『王の涙 イ・サンの決断』@TOHOシネマズシャンテに劇場入りしました。韓流宮廷ドラマはほとんど観てないんですが、昨年観た『観相師』が結構良かったんで。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』観終わりました。絢爛豪華な韓流宮廷ロマン……と言うより、陰々滅々と繰り広げられる宮廷謀略戦のお話で、流血多し、ロマンスは気持ちだけ。どっちかというと、ブロマンス色の方が強かったかもw pic.twitter.com/W1yNtVbxUl
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:亡き先王の王太后と繋がる老論派による執拗な暗殺を退けて生き延びてきた若き王イ・サンへ、遂に企てられた老論派による宮廷襲撃作戦。凄惨なその一夜へと至る24時間までに、イ・サンをはじめとした人々の回想を交えつつ描く、宮廷謀略史劇。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:……とはいうものの、朝鮮史はあまり詳しくないので、ちょっとどこまで史実通りなのか、韓国内でどれだけ有名なのかは不明。本能寺の変くらい知られた話なんでしょうか。この一夜の叛乱をカウンターで抑え込んだことで、王権を確立したということらしい。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:改めて総括すると、この映画はクーデターとカウンター・クーデターの駆け引きの映画で、その過程で個々の登場人物が過去を振り返り、互いの人間関係を再確認し、最終的に状況も感情も宮廷襲撃の一夜へと雪崩れ込むという構造になっています。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:で、まぁ、日本人の感覚からすると、王族の扱いが非常に軽くて、叛乱側の実行への心理的ハードルが低い低いw イ・サンの父であり先の皇太子も、反対派の謀略に嵌って、残酷なやり方で刑死してたりする。何か、王家というより地方豪族の跡目争いみたいですな。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:この辺は逆に、日本の天皇家なんかに対する「直接皇族に手を出しちゃまずいだろう」という何となくの禁忌感がどうやって形成されたのか(まぁ、それでも2000年の間にはいろいろあったんだけど)という話でもあるんだけど、それはそれとして。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:しかし、叛乱派が既得権力を握ってるとはいえ、宮廷に暗殺訓練受けた工作員が浸透しすぎだろうw 王側近の宦官から、女官まで、悉く工作員か内通者(スパイ)って……。日本だと、徳川家と対立してた後水尾天皇時代の皇室って、こんな感じだったのかしら。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:そんな感じで、誰が敵で誰が味方か判らない。よもや、と思った人物が裏切り者だったり、王の味方側も子供を使った汚い暗殺を仕掛けようとしたり。どろどろぐちゃぐちゃの状況の中で、恩讐ではなく、「王」としてイ・サンが最後に下した決断とは…と言うのが本作のキモ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:いや、王様自ら弓で襲撃者を返り討ちにしたり、剣を振るって斬った張ったの大立ち回りとか、さすがにありえないっしょとは思うもののw、まぁ、日本でも刺客と大立ち回りして死んだ剣豪将軍・足利義輝とかいるからなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『王の涙 イ・サンの決断』:「王の器」とは何か、「王権」とはいかに確立するものか、ということについて考えさせられる、意外と観応えのある硬派な映画でした。……いや、正月早々、この寒空の下に劇場まで集まった、熟年のオバサマ方がどこまで満足できたか知らないけど(^^::
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日