『事件記者 拳銃貸します』@ラピュタ阿佐ヶ谷(16/6/4(sat)鑑賞)
NHK想い出倶楽部~昭和30年代の番組より~(1)事件記者 [DVD]
- 出版社/メーカー: NHKソフトウェア
- 発売日: 2003/10/16
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本目本日の映画2本目『事件記者 拳銃貸します』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1962年公開。シリーズ第9作。何か、一気に2年くらい間が空きましたが、何があったんだ(^_^;; 前作で金使い過ぎたか。とりあえず、ここから第2シーズン扱いなのかな。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月4日
『事件記者 拳銃貸します』観終わりました。シリーズ再開第1弾…なのかな? 屋台のおばさんが一晩1万円で拳銃を貸してくれる…という都市伝説的なネタを元に、わずか1時間強の尺にネタを詰め込む詰め込む(^_^;; いやぁ、1時間って、こんなに色々やれる尺だったのね(感歎 #fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月4日
『事件記者 拳銃貸します』:白タク一斉検挙で、罰金に加えてヤクザに借りた車のレンタル代の支払いで進退窮まった若いチンピラふたり。屋台のおでん屋で愚痴っていたところへ、店主のおばさんから拳銃のレンタルを持ちかけられる。日付が変わるまでの一晩1万円。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:ふたりはそれを借りて、強盗(タタキ)で稼ぐことに。一軒目の質屋襲撃を難なくこなせたことに気を良くしたふたりは、二軒目に押し入り、たまたま居合わせた刑事を射殺。更に逃げる途中で立ち塞がる大学生を撃って重症を負わせてしまう……というお話。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:本筋の事件はそんな感じで、このチンピラふたりの動きを追うだけでも、1時間くらい簡単に埋まるのだけど、それで済まさないのが本シリーズ。事件側の主軸は、実はこのおでん屋のおばちゃんの方。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:幼い娘を抱えて、殺しの前科のある亭主に脅されて、こんな仕事を始めたのだ。しかし、重症の大学生の母親が自分と同じ境遇のシングル・マザーと新聞で知り、罪悪感で圧し潰されそうになる。一方、亭主は亭主なりに、娘や女房の身を気遣っていたり。……。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:そこに加えて、警視庁記者クラブのいつものあの大人数ですよ(^_^;; それをそれぞれしっかりキャラ立てして見せる。特に中央日日のウザ新人記者ガンちゃんは、今回もいたる所に出没してウザさ全開なのだが、何でそんな時間があるんだ……(爆 #fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:他にも小笠原から転任してきた新人刑事の紹介とか、作中の情報量は多いんだけど、説明不足な印象は受けないんだよね。率直に時間の使い方が上手いのだとしか言いようがない。真面目に今でも演出の教科書に使えるんじゃないかと思えるレベルですよ。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:テーマ的なことで言えば、今回、捜査本部との取引により、あるスクープが握り潰される。それは犯人周辺の近親者の記事で、捜査協力に基づく取引なのだけど、記者の使命と矜持とは、という問いに繋がってゆく。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:現場の判断で決めるには、本来、デリケートなテーマではあるけど、現場で決めるしかない判断ではある。今だとどうなんですかね。それを記者の傲慢としてSNSで荒れそうな気もします。まぁ、そもそも、警察と距離近づき過ぎなんですけどね……。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:その他、レビューの順番的には前後しますが、今回は冒頭拳銃を持った犯人が警官と銃撃戦しながら始まるのね。それが、ビルの非常階段を登りながらの銃撃戦で、三次元的なパースぺクティブでビルの上と下の撃ち合い。いきなりこの空間ダイナミズムですよ。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:ちなみに銃撃戦は終盤にもあるんですが、こちらも距離を措いての撃ち合いなので、空間の使い方とレイアウトのセンスを見せつけてくれます。……いや、中年のオッサン犯罪者が銃を撃ちながら逃げ廻るだけですけど(^_^;; #fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日
『事件記者 拳銃貸します』:そんなわけで、この時代に量産されたプログラム・ピクチャーに一本として、現代ではよほどの邦画マニアでなければ名前も知らない映画に、さりげなく詰め込まれたプロのテクニックの数々。それ自体にもロマンを秘めた映画でした。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2016年6月5日