『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』@新宿ピカデリー(12/6/10(sun)鑑賞)
劇場版『BLOOD-C The Last Dark』web限定予告編
劇場版 BLOOD-C The Last Dark(通常版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: Blu-ray
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
『映画パンフレット』 劇場版BLOOD-C The Last Dark 監督 塩谷直義 声の出演 水樹奈々、野島健児
- 出版社/メーカー: 松竹
- メディア:
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
劇場版 BLOOD-C The Last Dark オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2012/05/30
- メディア: CD
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- アーティスト: 水樹奈々
- 出版社/メーカー: King Records =music=
- 発売日: 2012/06/06
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 214回
- この商品を含むブログ (46件) を見る
『BLOOD-C 』劇場入りしました。まもなく上映開始です。携帯の電源を切りますね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月10日
先週友人連中とつるんで観に行った『BLOOD-C』のレビューが今ごろまとまりましたんで、例によってだらだらと。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:観に行った劇場は新宿ピカデリー。公開2週目の日曜でスクリーンは200席ほどの、ピカデリーとしては中規模サイズ。当日券は売り切れだったというので、意外と(?)人気あったのか。まぁ、その割に上映開始直前時点で入りは9割ほどだったんですが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:内容を総括すると「IG映画というよりCLAMP映画だった」という印象。良くも悪くも、です。少なくともIGのソリッドな絵作りとCLAMPキャラの組み合わせは、結構嵌まってたな。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:先に良かった探しをしておくと、まず冒頭、地下鉄内から始まる小夜による「古きもの」狩りから、夜の東京を舞台とするカーチェイスへの一気呵成の流れは良かった。CG主体のカーチェイスは良くできてましたし、ほとんど状況説明なしでアクションを転がす展開はクールです。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:以降、アクションに関して全般にクオリティは高水準で推移します。ラストで怪獣映画になってしまう辺りも、絵的にはスケール感があって素晴らしかった。……構成的にはあきれましたが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:絵と動きで料金分の価値はあったと思います。メインターゲットであろう中高生くらいの若者層相手には、これ以上、構成や設定ガチガチに固めても支持されないでしょうし。定食メニュー的というか、プログラム・ピクチャー的には悪くはなかったです。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:……と、必要最低限の評価は済ませたので、ここからは心置きなくdisり始めるわけですがw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:先に「CLAMP映画」と言いましたが、東京の描きかたが『X』辺りからあんまり進歩してない感じがががが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:いや、制作サイドはまさにこのセンスを取り入れたいからCLAMPを呼んだんでしょうけど、2012年という時代に即した本当に「エッジ」が効いたセンスだったかというと……ムニャムニャ
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:例えば、本作では小夜をサポートするミニバンに乗った兄ちゃん達が出てくるんですが、中村悠一が混じってたりして、『デュララ』のカラーギャングやん、とw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:彼らは都の進める未成年の夜間外出禁止令とかに反発してSNSとかで活動してた連中という話なのだけど、それ以外、SNSはあんまり本筋に絡んでこない。国内でガチの大量虐殺とかしてあっさり隠蔽するような敵相手なので、SNSの緩い繋がりなんか絡む余地もないんですが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:結局、Twitteっぽいスマホ画面上をコメントが流れてくだけで終わってる。これならネットで都市伝説の形成と動員のプロセスを表現した『デュララ』の方がよっぽど新しい。しかもあっちはSNSじゃなくて、掲示板だし。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:で、まだ世の中のほとんどの作品がそうなので、本作だけを責める訳にもいかないのだけど、ハッカー描写で高速にキィボードを打つって描写、もうやめにしません?
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:本作ではハナザーさん声のロリっ娘が足まで使ってキィボードを打ってるわけだけどw、あれそもそも何やってんだっつー話でね。その場でスクリプト組んでんのか、お前は?
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:いや、そもそも、「ハッカー」の概念がセキュリティ突破の「コード・ブレイカー」にとどまってるのが古い。ビッグデータ利用やデータベース活用が既に一般化し始めているこの時代にですよ。「データ・マイニング」の要素を全面に押し出すべきです(提言)。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:本作でもハッカーの女の子がハッキングで敵の本拠地を見つける下りがあるんだけど、公開されている衛星画像のプロテクトを破ったら偽装された地表映像の下にオリジナル画像が出てきた、と。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:そんな「PhotoShopのレイヤー統合せずに公開しちゃった♪テヘペロ」みたいなドジ、プロがするかーっ!※いや、案外たまにあったりするが(爆
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:この場合は、都市インフラにハッキングかけて電気や水道・ガスの使用量、交通量からそれこそSNS上の目撃情報やスナップ写真までPCにぶち込んで、膨大なデータをマイニングして東京のど真ん中に存在する、不可知な敵アジトを浮かび上がらせるくらいのことはやってくれないと。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:さらに言えば、似たようなことは『ドラゴンタトゥーの女』で既にやってるのよね。あっちはミステリーだけど。MACに写真や新聞記事をどんどんぶち込んで、連続殺人の真犯人に迫ってゆく。それが既にある以上、本作のハッカー像は90年代で止まってるんじゃないかとすら思う。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:そんなわけで、IT関連の描写に限れば、本作は「おばちゃんが無理して若作りしてる」レベルにとどまってました。そこをCLAMPに期待するのは無理筋なのは判ってましたが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:それとパワーのインフレ化がそのまま「怪獣映画化」(巨大化)してしまうのは、『ロボット』で観た直後だったので、驚くよりドン引き。あっちは日本公開こそ今年だけど、現地公開は何年も前だからね。何だろう、賞味期限切れぎりぎりの表現の棚ざらえ映画か、これは(爆。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:あとは、デュラララ組の愉快な仲間達の緩い結びつきと、小夜と敵の人死上等、虐殺上等のノリが不整合を起こしていて、微妙に話がずれてる感が最後まで。暴力のレートは合わせとかんといかんよ。お話的には整合性を取れるように理由づけされてたけど、そういう話じゃねえだろ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:自分ならデュラララ組の兄ちゃんひとり早々にぶっ殺して、お遊び気分をすっ飛ばしているところだけどな。「ここから先は戦争だ」って示さないから、最後までぬるさが抜けない。それで小夜以外全滅で「また守れなかった」とか呟かせて去らせれば、きれいな全滅エンドに<待て。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:観客の反応や一緒に観に行った友人達の反応を見てると、さほどその辺の古さに気付く様子もなく、B級映画として素直に楽しんでたようなのでいいんだけど、自分は「もう次のステージにいかないとダメなのか」とちょっと考え込まされました。それだけ出来が良かったとも言えますが。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
『BLOOD-C』:そんなわけで、そこそこ楽しい映画だったのはウソじゃありません。水木菜々ファンで軽く定食メニューでもという方はどうぞ。自分は別に不快感とか料金返せとは思わなかったけど、あえて2回以上観たいかというと、そこまではなー。てな感じの映画でした。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月17日
今日のどうでもいい話:劇場版『BLOOD-C』をもうちょっとイマドキのIT映画にアップデートできないかとつらつら考えているのだが(暇人)、ソーシャルヒストリーの概念を組み込むのはどうだろう。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2012年6月19日
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス Blu-ray Standard Edition
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2015/07/15
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (6件) を見る