『南海の狼火』@ラピュタ阿佐ヶ谷(16/7/8(fri)鑑賞)
- アーティスト: 映画主題歌,赤木圭一郎,石原裕次郎,小林旭,和田浩治,宍戸錠,渡哲也,牧村旬子,浅丘ルリ子
- 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
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本日の映画『南海の狼火』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1960年公開。小林旭主演。当時の公式キャッチコピーが「潮の香りが故郷さ……歌うギターに流し撃ち!! 無敵の拳銃もニコリと笑う南の海のマイトガイ!!」#fr16_n pic.twitter.com/F5iDh8dfog
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月8日
『南海の狼火』:「拳銃がニコリと笑う」という概念は斬新だ(^_^) さすがだぜ、マイトガイ旭! つか、60年時点でもう「マイトガイ」ってふたつ名を使ってたのか……。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月8日
『南海の狼火』観終わりました。流れ者シリーズ第4作目。伊予宇和島に流れ着いたマイトガイ旭が、牡蠣の養殖場を狙う地元の悪を討つ! そして歌う! 主題歌を含めて5曲も披露! 圧巻は旭の歌う民謡に乗せて盆踊りを舞う地元宇和島の皆さん! ……あれ? 思ってたのと違う(爆 #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月8日
『南海の狼火』:四国宇和島にギター片手にソフトスーツにサングラスという出で立ちで現れた流れ者の野村浩次(小林旭)。上陸早々、牛を運ぶトラックがチンピラに襲われ場面に出喰わし、チンピラを追い払う。聞けば、牛は地元の闘牛試合に出す牛で、そこで優勝すれば高く売れる。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:その金があれば、地元の真珠養殖場・須賀真珠の借金を返せるのだ。そしてその借金を貸したのが、地元で同じく真珠養殖場を営み、バーや賭場の経営も手がけるヤクザたち。その借金も、失踪した息子にヤクザが無理やり貸した金を、社長が立て替えたものだった。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:社長の娘の清子(浅丘ルリ子)から事情を聞いたものの、流れ者を嫌う社長に追い払われた野村は、本業の流しのギタリストとして、ヤクザの経営するバーに乗り込む。そこには、野村をライバル視する、自称元坊主の用心棒・坊主のマサ(宍戸錠)がいた……と言うお話。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:……日活アクションというより、田舎向けのインド映画みたいですが(牛も出るし。アキラは歌うしw)。いや、タイアップだか何だか判りませんが、地元宇和島の名所とかお祭りの描写だかが全面的にヒューチャーされてるので、そっちの磁力の方が強くて(^_^;; #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:日活アクションの都会的な無国籍性より観光紹介のご当地映画感の方が前面に出て、それと日活アクションのスタイリッシュさがキャラ性強化の方向に力が入ってしまってるので、何だかよく判らない独特の世界観になってしまってます(爆 #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:例えば、敵か味方か判らない、独自の美学を持つ主人公のライバルとして、出てくる宍戸錠。スーツに数珠で、何かあると「南無阿弥陀」と唱えながら拳銃を抜く……いきなり、キャラ盛りすぎ! こいつが出てきただけで、リアリティドラマではなくなってしまうorz #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:ただ、記号化されたキャラクター・ドラマとしては、面白いからアリですw そこから先は、何でもあり。ヒロインの危機には「必ず」、アキラがカットインして助けに入ります。アキラが歌いたいと思えば、どこからかギターが出てきます。そういうものです(爆。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:素晴らしき予定調和の世界。たぶん、世界中のどさ回り芝居一座が演じ続けてきた、大衆娯楽と本質は一緒。インド映画の魅力とも通じる部分です。だから自分も、一笑に付して片付けたくない。日活のハードボイルド路線とキャラ路線の、分岐点的位置付けの映画でしょうか。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:それにしても、宍戸錠のあの、敵か味方か不明な位置付けの頼もしいライバル・キャラの原型はなんでしょうね。日本のエンタメのキャラは、大概、立川文庫辺りに原型があったりしますが。少なくとも、以後のマンガ・アニメのあの手のキャラは、宍戸錠がオリジンでしょう。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日
『南海の狼火』:たわいもない話といえば、たわいもないんですが、それだけに大衆が娯楽(エンタメ)に求めるものが素朴に投影されている映画でもある気がします。観光映画の構造とかも判りやすい。……まぁ、盆踊り大会で歌うアキラはやり過ぎな気も(爆 機会がありましたら、是非。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月10日