『カブール家の家族写真』@ヒューマントラストシネマ渋谷(16/10/7(fri)鑑賞)
Kapoor & Sons | Official Trailer | Sidharth Malhotra, Alia Bhatt, Fawad Khan
監督:シャクン・バトラ
主演:リシ・カプール、シッダールト・マルホートラ、ファワード・カーン、アーリヤー・バット
2016年/インド/ヒンディー語/132分
原題:Kapoor & Sons
祝!インド映画の祭典IFFJ2016開催! と言うわけで、オープニング式の会場であるヒューマントラスト渋谷に劇場入りしました。今年こそ、今年こそ、全作品クリアを目指すぞ!(´∀`*) #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
オープニング・イベントでの上映作品一挙紹介など終わり、最初の作品は15分間のショートフィルム『ムフティヤー』だそうです。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『ムフティヤー』&『カブール家の家族写真』観終わりました。『ムフティヤー』は、箸にも棒にもかからない脚本家志望の男の話。脚本(ムフティ)と情夫(ヒモ)(ムフティヤー)に引っ掛けて、脚本の才能はないが、女を口説く才能はありましたという落ちw #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:祖父危篤の急報に、数年ぶりに帰郷した兄弟。だが両親の関係は冷え切り、兄弟も互いにコンプレックと秘密を抱き、いつ家族がバラバラになってもおかしくない状態。祖父はそんな一家で家族写真を撮ることを望むのだが…というお話。#fr16_n #IFFJ2016
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『カブール家の家族写真』:主役の兄弟は、インド版『花より男子』こと『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』のイケメンふたり。監督は、「インド映画界の黒澤明」と称されたサタジット・レイの息子さんだそうで。#fr16_n #IFFJ2016
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『カブール家の家族写真』:田舎の中流よりちょい上崩れ(祖父は元軍人、父親は元銀行員で独立して会計士を始めたが、上手くいってない)の家庭の設定で、さらっと兄貴はロンドンで作家として成功、弟もロスで作家志望でくすぶってると国際的なのがインドらしい。#fr16_n #IFFJ2016
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『カブール家の家族写真』:で、話の発端の齢90のお爺ちゃんが、冒頭数分でいきなり死ぬ∑(゚Д゚) ……何か、家族の気を引くための今週5回目の死んだ振りらしくw、直後に本当に心臓発作で倒れて、兄弟の帰郷に繋がるという、流れるような見事な掴み。#fr16_n #IFFJ2016
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『カブール家の家族写真』:このお爺ちゃんが、また全然人生懲りてないおちゃめなお爺ちゃんで、孫が持ってきたiPadで看護婦と自撮りしたり、エロ動画ダウンロードするので孫にクレジットカードの番号教えろとか、爺いいい加減にしろ(^^;; #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:ただ、このお爺ちゃんの存在とお茶目さが、ぎりぎり「家族」の枠組みを維持していたのが、お爺ちゃんの入院と兄弟の帰郷でバランスが崩れて、破裂する。それもお爺ちゃんの願いの、家族写真撮影のその瞬間に。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:ユーモラスなシーンも多いし、家族や兄弟の温かさを描くシーンも多いんだけど、家族それぞれが抱えていた秘密と感情が、雪崩を打って暴露されてく「家族写真」への流れは、非常にサスペンスフルでした。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:いや、「家族の間合い」ってさ、各家庭それぞれで、ほんわかした家族もあれば、外から見たら言葉のナイフで互いに急所狙いあってるような会話をしている家族もある。でも後者に必ずしも信頼関係がないかというと、そうでもない。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:互いに信頼関係があるから、急所の本当のギリギリまで踏み込むことを許すし、自分も恐れることなく踏み込める。だけどそこで、うっかり間合いの読みを間違えたら? 子供たちが成長し、家族の構成が変わったら……? #fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:これまで同様、互いに相手のことを思って、相手のために良かれと思ってやってることなのに、わずかなステップの乱れで、タイミングがずれ、互いに傷つけ合う関係になる。でもそれは、傷つけ合いながら間合いを調整するしかないんだよな。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:近代化が進むにつれ、家族といえど、成長とともに個々人のキャリアや生活基盤がバラけて、家族の集合写真一枚撮るのも、奇跡のような可能性に賭けるしかなくなってゆく。その寂しさに気づくぐらい、インド社会も近代化が進んだのか。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 7, 2016
『カブール家の家族写真』:あなたが撮った最後の家族写真を覚えていますか。家族が揃ってカメラの前で笑顔を向けた日のことを。それを無邪気に思い出せる人も、胸の痛みとともに思い出す人も、「家族」の意味をふと立ち止まって考えたくなる、そんな映画でした。#fr16_n #IFFJ2016
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 8, 2016