『荊棘の秘密』@シネマート新宿(16/10/25(tue)鑑賞)
THE TRUTH BENEATH Movie TRAILER (Lee Kyoung-Mi - 2016)
本日の映画『荊棘の秘密』@シネマート新宿に劇場入りしました。選挙期間中に娘を誘拐された代議士夫婦の韓国映画だそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『荊棘の秘密』観終わりました。スマンかった。韓国映画でこの手のネタなら、それなりにハードだろうと高を括ってたら、こっちの想像の300%増しくらいの地獄絵図で、暗黒小説(ノワール)で、嫌ミスだった…orz 作中の諸要素すべてが、一番嫌な可能性に突っ込んでくのも凄いな。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月25日
『荊棘の秘密』:国会議員を目指す夫婦が選挙戦に突入したその日、中学生のひとり娘ミンジンが失踪した。選挙に集中したい夫ジョンチャン(キム・ジュヒク)は大ごとにしたがらなかったが、妻のヨンホン(ソン・イェジン)は当てにならない夫や警察をよそに、娘の捜索にのめり込む。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:だが、娘の残した友達の電話番号も、友達の存在自体も架空のものだった。更に学校で聞かされた娘の姿は、母親であるヨンホンの知らないものだった。残されたノートに書き殴られた意味不明のポエムや落書き。娘が最後に何者かの車に乗った所を目撃した少女。……。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:更に加熱する選挙戦の中、対立候補の不穏な動き。そして、娘の失踪当夜、妻にも告げず、夫のジョンチャンが何者かと密会していたことが発覚する。もはや何も信じられず半狂乱のヨンホンの下に、山中で娘の死体が発見された報告が届く……というお話。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:ここまでで、前半戦。思いの外、母親がぶっ壊れるのが早かったな……てなことを考えてたら、こんなものは地獄の一丁目一番地でしかなかった(爆 娘の非業の死も支持率向上の糧として進む夫の選挙戦をよそに、もはや鬼の執念で娘の死の真相を追う母親。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:やがて、次々に明らかになる娘の心の闇と、少女たちの友情と絶望。ウソと裏切り。一見、無意味に散りばめられたかのような諸要素が意外な結びつきを見せ、遂に投票日まできて明らかになった事件の全貌、そしてたどり着いた真犯人……いや、「元凶」の正体とは? #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:いや、思春期の少女たちの残酷な闇を扱うだけなら邦画でもやってるし、湊かなえなんかの得意技だったりするんだけど、そこに選挙に象徴される「大人たちの世界」を掛け合わせて、ここまでの混沌(カオス)に踏み込んで、ちゃんとラストで伏線全部回収してるからね。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:裏切りと喪失の涯(はて)に凍えきった魂で「報復」を果たした母親が、たどり着いた荒涼たる絶望の風景。そして最後に思いがけずに触れる死んだ娘の優しさに慟哭する……。凄かった。素晴らしき暗黒(ノワール)。こういうのをやらせると、韓国映画は本当に上手い。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:それはそれとして、映像的には、イメージや回想、娘の残したメモとか、娘が友達と作ったPVを組み込んだり、情報量をガンガン詰め込んで迫ってくる印象もあって、そういう意味でも観客を追い込んでくる迫力(威圧感)がありました。この攻め手感も新しくて好きかな。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日
『荊棘の秘密』:都内では上映期間が今週1週間だけで、それも1日1回しかやらないみたいなんですが、12月にはDVDも出るみたいなんで、暗黒小説(ノワール)好きな方は是非。しかし、これも別に韓国でないと撮れないって話でもないはずなんだけどな……。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月26日