『春だドリフだ全員集合!!』＠東京国立近代美術館フィルムセンター(16/5/21(sat)鑑賞)

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春だドリフだ全員集合！！（第8作）

発売日: 2020/11/01
メディア: Prime Video

春だドリフだ全員集合!! [VHS]

出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
発売日: 2000/02/21
メディア: VHS
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ドリフ映画だョ!全員集合

アーティスト:ザ・ドリフターズ
発売日: 2005/11/16
メディア: CD

本日の映画１本目『春だ　ドリフだ　全員集合!!』＠東京国立近代美術館フィルムセンターに劇場入りしました。1971年公開。ドリフの映画は、DVDや配信では観れないものが多いので、こういう機会は大事にしないと。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』観終わりました。志村けん加入前の荒井注がメンバーだった時代のドリフで、浅草下町を舞台に、落語や花柳界をネタにしたドタバタもの。松竹喜劇のペーソスを伴ったドリフのドタバタというのも、ちょっと不思議なテイストではあるよね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：ぱっとしないまま地方ドサ回りで都落ちしていた二つ目の落語家(いかりや長介)。ストリップ小屋に小柳るみ子を呼べという地元興行界の大物から金をせしめて浅草に戻ってくる。とは言え、浅草では、とっくに昇進した弟弟子やらが居て肩身が狭い。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：それでも師匠から「いかり亭長介」の名前を貰って、調子に乗ったいかりや長介は、呑み屋で知り合った食い詰め者の加藤茶を弟子に取り、真打ち昇進を目指して発奮するが……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：そんなわけで、いかりや長介が冴えない落語家、加藤茶が食い詰め者の青年、荒井注が中年ニート(態度デカイw)、高木ブーがいかりや長介の大家で人形焼屋の主人、仲本工事が上京してきた学生で、全員見事なボンクラな面子w #fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：いかりや長介と加藤茶は師弟関係とは言え、そこに信頼と友情は一切なくw、いかりや長介は加藤茶を下僕扱いだし、加藤茶は隙あらばぶっ殺してやろうと、ピース缶爆弾とか作ってる(爆ただそのドタバタが受けて、真打昇進が決まりかける。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：邦画喜劇映画の特徴として、物語の主軸は緩く存在するだけで、そこに一見脈絡なくキャラやエピソードを隙間なく詰め込んでいって、ラストで収束する(事もあれば、しない事もあるw)構成がよく見られるのだけど、これもそうした内のひとつ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：いい歳してなかなか昇進できず、悲哀をかこついかりや長介にちょっとだけ同情しかけるものの、割と早々に「それも当然」と納得するゲスっぷりを発揮してくれてw、この辺のアナーキー感が、他の喜劇映画と一線を画すところ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：この映画は、既存の喜劇映画のフォーマットや落語とかの古典芸能の世界などにドリフターズを放り込んでみた結果、結局、そこから微妙にはみ出してしまう彼らのアナーキー感を愛でる映画になっていたと思う。これはこれで嫌いじゃないけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：彼らの真価は、もっとファンクでアナーキーだったんじゃないかな。物語世界を軽く吹っ飛ばしてしまうくらいに。作中、ちょいちょい赤塚不二夫リスペクトなネタがぶっ込まれてたのは、同時代人としてのシンパシーをそこに感じてたのかも。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：ラスト、真打ちにはならず、恋するマドンナは他の男に取られ、弟子の加藤茶にも昇進で抜かれたいかりや長介。ひとりだけ、映画冒頭の負け犬に戻ったいかりや長介は、しかしカメラ目線で言うのだ。「見てろ。半年後には、全部ひっくり返してやる」#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：ボンクラでズルくて、同じところを飽きずにぐるぐる廻りながら、ちっとも懲りずに虎視眈々とチャンスを狙い続ける、この70年代のドリフターズは、やっぱり大好き♪ DVDちゃんと出してくれないかな。現役世代にも得るものあると思うのだけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日

『春だ　ドリフだ　全員集合!!』：今気づいたけど、「全員集合！」というワードは元々の彼らの決めワードで、別にTVの『８時だよ！全員集合！』から使い始めたわけじゃないんだよね。世代的にそっちから入った年代なんで、どうしてもTVの印象が強いけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年5月21日