『戦場のピアニスト』@地元のシネコン(16/11/23(wed)鑑賞)
あの名作をデジタルリマスター版で!映画『戦場のピアニスト』予告編
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本日の映画『戦場のピアニスト』@地元のシネコンに劇場入りしました。2003年公開。ロマン・ポランスキー監督。これも意外と観てなかった名画ですねぇ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』観終わって、食事も済ませてひとごこちもついたので、簡単にレビューを。実在したユダヤ系ポーランド人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの数奇な第二次世界記。ホロコーストも「ピアニストだから」という理由で、ひとり助けられて生き延びてしまうと言う。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:タイトルに反して、この映画、実はあまりピアノの演奏シーンは多くないんだよね。冒頭、ラジオで演奏を放送してたら、独軍の空爆で中断。ワルシャワのゲットーに押し込められてしばらくは、ホールで演奏する機会もあったものの、すぐにそれどころじゃなくなるし。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:そんな「演奏できないピアニスト」に対して、「こいつはピアニストだから」と周囲の人々が彼ひとりを救い、匿い、逃す。彼の身代わりのように、次々に命を落としながら。それは何だったんだろうね。勇敢な戦士でも、守るべき女子供でもないのに。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:しまいには、戦火に廃墟と化した建物に奇跡的に残った一台のピアノでの彼の演奏を聴いた独軍将校は、密かに彼を匿う。その彼も、ソ連軍の捕虜になって、強制収容所で命を落とす。その将校も、身代わりのひとりと言っていいのかもしれない。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:不思議と言えば不思議だけど、しかし「才能ある音楽家」を天からの授かり者として愛でる人々の素朴な感情は、戦争ごときで消し去れるものではない、と言うことなのか。……それでひとり生き延びてしまう側の、深い孤独と哀しみもまたそこにあるにせよ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:「僕も武器を取って戦いたい」と口にするたびに「お前はいい」と否定され、ユダヤ人たちのゲットー蜂起も、ポーランド人のワルシャワ蜂起も、その悲惨な結末も、隠れ家の窓から見届けるだけで、「参加」することもできずに彼の目の前を通り過ぎてゆく「戦争」。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:彼を守ってくれた愛する人々をすべて失いながら、戦後、物語冒頭と同じラジオ局のスタジオで演奏する主人公。実話だけど、とても不思議で寓話的な人生でもある。その寓話性を台詞で明示的に語ったりはしないので、観る側がそこに何を汲み取るか、だけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:さて、ホロコーストものとしては、ゲットーでの弾圧や強制労働から組織的な虐殺政策にエスカレーションしてゆく過程のエゲツなさ(ユダヤ人側の「まさかそこまで」という安定化バイアスをとことん利用するんだよな)とか、きっちり描写してるんでそこも注目。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:まぁ、監督のポランスキーは、ホロコーストで身内も殺されてるし、時期的に欧州でも戦中派の最後の世代が撮った映画になるのかな。そうなると『サウルの息子』なんかは、戦後世代が挑む戦争映画として、『この世界の片隅に』と位置づけが通づるものがあるのか。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
『戦場のピアニスト』:戦争映画としては、激しく感情をぶち撒けるような映画ではなく、残酷さも、悲しみも、そして人生の数奇さも、しみじみと味わう映画だったように思いました。『午後十時の映画祭』でやってるようなので、お近くの劇場でやっていれば、是非。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月23日
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