『日本南極探檢』@東京国立近代美術館フィルムセンター(16/11/24(thu)鑑賞)
本日の映画『日本南極探檢』@東京国立近代美術館フィルムセンターに劇場入りしました。1912年公開。白瀬南極探検隊の記録映画だそうです。ふふふ、戦前のペンギンさんを見る貴重な機会ですよ、奥さん。<いや、「戦前のペンギン」とか言われても(-o-;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』観終わりました。本編49分、そして復元に携わったフィルムセンターの学芸員の方の解説が30分。本編は白瀬探検隊がアムンゼン、スコットと南極点レースを競り合った次の回、明治45年(1912年)の第二次遠征時のもので、当然、モノクロのサイレント映画です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:で、公開年が1912年……ではなくて(^^;;、探検隊の撮影したフィルムを元に、どうも遠征20周年記念で製作されたものではないか、と断片的な資料を元に復元チームが解き明かしてゆく講演もまたスリリング。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:今回のフィルムは、探検隊の支援者の遺族が所有していたポジフィルムを元にしたものだそうだけど、複数のメーカーのフィルムのつぎはぎ状態で、検閲の痕跡も焼き込まれている代物。しかし、その検閲番号から、当時の内務省の検閲資料を突き止めたり。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:「表現の自由」を思えば、検閲なんてないに越したことはないのだろうけど、その時代のコンテンツを網羅的に把握しているのも検閲機関だったわけで、後の時代からコンテンツの来歴を遡るのに、最高のリファレンスともなり得るわけです。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:で、本編ですが、意気軒昂なれどまだまだ小国だった日本ですので、後の南極砕氷船とは比べ物にならない小船で南氷洋に殴り込む我らが白瀬探検隊。……いや、こんな小船でよくやる(^^;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:圧倒的なまでに立ちはだかる氷山! 氷壁! 南極大陸の大雪原! ……とロングで引いた絵が多く、個々の隊員の表情とかはあまりなく、隊長以下、現地ではキャラ立てが弱い。(一応、隊員紹介のロールはあるけど、名前と正面からのショットだけなんで)
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
#fr16_n
『日本南極探檢』:こういうドキュメンタリーで、個々の隊員の活躍にフォーカスして観客の感情移入を誘わなければならない、という発想がそもそもまだ生まれてないのか。あるいは、南極の大自然に圧倒されてそれどこじゃなかったのかも。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:あとはアレだ、ペンギンですよ、ペンギン! 全編の尺と比して扱う長さを見れば、明治の男たちを如何に魅了したかが判るというw そしてペンギンと戯れる、白瀬探検隊……。まぁ、そりゃ、そうなるよね(^^)。ええと、そんな映画でした。<いいのか、その締めで?#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:Wikiなども当たってきたので、もうちょっと捕捉しとくと、やはり映画そのものは探検隊帰朝直後の1912年に公開はされてて、ただ今回のフィルムは1930年の南極探検20周年の1930年のバージョンを元にしたということみたい。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日
『日本南極探檢』:あと、この映画を制作したM・パテー商会は、後に他の3社と合併して日活を構成することになった会社で、そういう日本の映画史的にも重要な映画だったのでした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月24日