『鰻の男』@新宿シネマカリテ(15/6/16(tue)鑑賞)
本日の映画『鰻の男』@新宿シネマカリテに劇場入りしました。中国からの輸入ウナギを巡る謀略を追う男の映画だそうです。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』観終わりました。韓国で水銀含有の検査結果が出て、全量廃棄となった中国のウナギ養殖業者の青年の目線で描く、韓国ウナギ地獄。出てくる韓国人、全員ロクデナシなんだもんな。自分たちの社会の嫌な所を、よくもここまで露骨に描くよなぁ。いつもながら韓国映画のこの辺の胆力には感心する。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:実家の養殖場で育てたウナギ3匹を抱えて韓国に密入国した中国人青年。言葉も通じない中、必死の想いで辿り着いた水産試験場の門前に立つ彼を見かねて、女性検査士のヒロインはウナギの検査を行うが、結果は黒。呆然とする青年とヒロインは成り行きで男女の仲となり、一緒に暮らすことに。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:「やるべきことがある」としばらく韓国内に残ることにした青年に、ヒロインは仕事を紹介する。その仕事は、韓国ウナギ市場の暗部と、そして彼女の秘めた暗部とも繋がる仕事だった……というお話。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:中国産の食品に対する「安いけど、汚染されている」という印象は、日本も韓国も同じなんだけど、面と向かって「お前の国の食べ物は汚染されているから、そんなもの食えるか」と口々に言われる側がどんな想いをしてるのか、という観点は、割と言ってる側は忘れがちで。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:この映画では、悪意の有無はそれぞれだけど、主人公の青年の眼前で韓国人は口々にそれを口にする。まぁ、これが舞台が日本でも、同じことになるだろうけど、それを悲しげに聞く青年の表情がきついきつい~_~; ううっ、なんかスマン。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:で、まぁ、中国を侮蔑し、中国人を差別しながら、食品偽装で自国民を騙して稼いだ金で、「中国産なんか喰えるか」と嘯いて自国産(てことになってる)の食品を喰う。韓国人って最低……と言いたいとこだが、食品偽装は日本でもやってるしなぁ。東アジアでは、見慣れた地獄絵図なのか。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:少なくとも、同じような地獄を抱えているのに、日本映画はそれをエンタメにしてこなかった。まったく不甲斐ない。ま、それはともかく、主人公もヒロインも元から無口気味な上に、言葉が通じない仲で、芝居と表情だけで、情を交わしてゆく空気感とかもなかなか。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:なんだかんだ言って、プログラムピクチャー的に数作ってるだけに、韓国映画は引き出し多いよね。こういう、自分たちの社会の身近に存在するこじんまりとした地獄(ノワール)を、さっと手頃なエンタメにして出してみせる韓国映画界の手際の良さには、本当に敬服します。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日
『鰻の男』:ヌメヌメにょろにょろしたウナギがテーマで、人も(韓国映画にしては比較的w)あんまり死なないのに、ちょいちょい胸を抉ってきて、結末は(ウナギさんを前にして)慟哭という優れた暗黒映画(ノワール)でした。自分たちの社会への冷徹な批評性も併せて、お薦めです。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年6月16日