『持たざるものが全てを奪う HACKER』@ヒューマントラストシネマ渋谷(17/1/27(fri)鑑賞)
映画 『 持たざるものが全てを奪う HACKER 』 劇場用公式予告
本日の映画『持たざるものが全てを奪う HACKER』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月27日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』観終わりました。カナダのロンドン(オンタリオ州にそういう田舎街がある)出身のハッカー青年が、世界を揺るがすハッキング事件に関与するまで。意外とビルディングスロマンとしてちゃんとしてて、青春の喪失から成熟まで描く映画でした。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月27日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:移民一家の息子アレックス(カラン・マッコーリーフ)は、不仲の両親の下、幼い頃から母親のPCを遊び相手として育ち、クリック詐欺で小銭稼ぎをしていた。しかし大学進学を目前にして、稼ぎ頭の母親が勤め先の銀行から唐突に解雇される。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:一念発起したアレックスは、本格的にネット詐欺にのめり込む。瞬く間に一家の当面の生活費を稼ぎ出した彼は、大学進学を名目に大都市トロントヘ。そこで大きな「仕事」をし、憧れのハッカー集団「ダークウェブ」に認めてもらうためだ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:だが勝手の知らない大都市では、仕入れたブツを捌くこともままならない。そこへ声を掛けてきたのがサイ。裏マーケットのブローカーの彼は、広いコネで瞬く間にブツを捌いてのける。同年代のふたりはコンビを組んで仕事の規模を広げてゆく。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:調子に乗ったアレックスは母親の件で恨みのある銀行のハッキングを試み、失敗。一旦は捕まるものの、何故かあっさり解放される。それからほどなく、ハッカーの少女キーラがアレックスたちに接触を求めてきた……というお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:ジャンルがハッカーものなだけで、田舎育ちの若者が都会に出て、友人を得て、仕事で認められて(犯罪だが)、異性との出逢いを介して「世界の真実」に触れる。その過程での喪失と、それと向き合うことによる成熟を描くお話ですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:こうまとめると非常にオードソックスな若者の成長譚(ビルドゥングス・ロマン)で、観てて何が起きるか大体見当がつく(^^;; そこで奇をてらった演出や展開はなくて、その意味で非常に観やすい映画です。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:逆に言うと、こういう映画こそ、本来の報道(ジャーナリズム)的映画の理想形と言えるかもしれない。ごく個人的に、こういう映画に対して「新書映画」という名称を提唱していますが(^^;;。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:主人公たちの青春ストーリーに寄り添うことで、最新のネット犯罪の知見を自然に観客に届けられる。まぁ、この映画のネット犯罪は商品詐取やカード犯罪が主なので、それでよけいに一般向けに判りやすいってのもありますが。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:「社会問題を訴えたい」とか「(何かの分野の)最新情勢を知らせたい」「防災意識を喚起させたい」等々、そういう目的意識があるのであれば、なおのこと観客の感情移入を誘う素直な物語とするべきです。苦い薬を甘い糖衣でくるむように。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:その意味で、男ふたりでうまくやってたチームに、謎めいた美少女が参加して、関係性が揺らいでゆく……というこの映画の基本的な物語構造は、ありふれているからこそ、観客の感情移入を誘いやすい。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日
『持たざるものが全てを奪う HACKER』:いや、まぁ、ロシアのハッキングで米大統領が決まってしまうこのご時世となっては、正直ハッキングものとして喰い足りないんだけどね(^^;; ま、そこは入門編ということで。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月28日